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Yamareco

記録ID: 308986
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳 半分まで (高精度GPSのスマホ)

2013年06月09日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.1km
登り
1,270m
下り
343m

コースタイム

鳥倉林道駐車場 3:40 − 4:20 登山口 − 7:15 三伏峠 7:55 − 9:15 本谷山 9:35 − 10:05 引き返し点 − 15:35 鳥倉林道駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
1. 現在販売の2万5千の 紙 地形図の径は古く、大きく2箇所違います。
紙地図では、三伏峠へ尾根筋を行くようになっていますが実際は北斜面のトラバース径です。
(昔は尾根筋だったらしい。今は踏み跡もはっきりしない。径迷いの心配はないと思います)
紙地図では、権右衛門山の南面で沢芯まで下降するようになっていますが、むしろ登り気味のトラバースです。
(昔の径は、水確保のためか沢筋まで下ったようです)
どちらもPC用の地図で最新情報を確認して下さい。

2. 2450mから上は結構雪が残っています。雨が降らなければ一週間で消える程度ではないです。

3. 登山ポストは、駐車場と登山口にあります。

4. 駐車場にトイレはあります。水も出ます。登山口のトイレの記憶はありません。

5. 南アの中央部に位置するので見晴らしはスゴイ。
残念ながら南アに疎い私は「おー、高い山がいっぱい」で終わってしまった(笑)。

三伏峠へのトラバース道の塩川ルートの合流点
当分消えそうにない雪がどっさり。
ここまでの雪は後一週間で消えそう。
塩川ルートは崩落で通行不可だそうです。
三伏峠へのトラバース道の塩川ルートの合流点
当分消えそうにない雪がどっさり。
ここまでの雪は後一週間で消えそう。
塩川ルートは崩落で通行不可だそうです。
三伏峠
日本一高い峠、が自慢らしい。
雪まだあります。
三伏峠
日本一高い峠、が自慢らしい。
雪まだあります。
三伏小屋冬期小屋内
覗いてみた。
明るくて綺麗。
でも狭そう。
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三伏小屋冬期小屋内
覗いてみた。
明るくて綺麗。
でも狭そう。
三伏山から見る塩見岳
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三伏山から見る塩見岳
本谷山から見る南ア北部の山々
左から仙丈岳、駒ヶ岳、北岳、間ノ岳だと思います。
(南アは不慣れなもんで・・)
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本谷山から見る南ア北部の山々
左から仙丈岳、駒ヶ岳、北岳、間ノ岳だと思います。
(南アは不慣れなもんで・・)
塩見岳
思いの外、格好いい姿ですね。
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塩見岳
思いの外、格好いい姿ですね。
企業所有のお山
東海パルプと思っていたら2010年に社名変更だそうです。
2年以内で案内板張替とはメンテ行き届いています。
企業所有のお山
東海パルプと思っていたら2010年に社名変更だそうです。
2年以内で案内板張替とはメンテ行き届いています。
三伏小屋とテン場
ペグがよく効きそうなテント場でしたが、雨が降ったらドロドロになりそうな印象を受けました。
三伏小屋とテン場
ペグがよく効きそうなテント場でしたが、雨が降ったらドロドロになりそうな印象を受けました。

感想

エッこの私が南アへ?!と我ながら驚いている。
50年近く細々と、でも時にはアグレッシブに山を続けてきたが、南アは殆ど入らなかった。
ある時、深田久弥の百名山の目次を見ていて、南アに3000m超の山が幾つもあって北岳を除いてどれも登ったことがないことに気が付いた。
山の人生を終わる前に日本の3000m峰は全部登っておきたいな〜と思うようになった。
その第一弾がこの塩見岳。
でも、お前なんかに日帰りで登れる山じゃないよと、ものの見事に追い返された。

3時40分に鳥倉林道駐車場を歩き始めたが、目指す三伏峠方向は白くなり始め、ヘッデン無しで歩けた。
ローカットシューズで三伏小屋まで登り、想定以上に雪が多いのでハイカットシューズに履き替えた。
本谷山までの稜線歩きも殆どが樹林帯の中なので雪が残っている。
綺麗に見える塩見岳は何とか登れそうな気がするが、帰路に300m以上登り返さねばならない。
この登り返しがどう見ても無理に思える。
でも折角ここまで来たのだし、予定時間より良いピッチで歩いているので前へ進んでみる。
だらだらと2つ先のピークまで下っていった。
いよいよここから200m近くの下降が始まる。
これを下ると当然帰路は登り返さねばならない、やっぱり無理だ、とここで引き返した。
南アは一座一座がどれもデカイ。頭では分かっていたが、実際に登ってみると私には到底もう無理だ。

諦めて帰りはじめたら小屋泊まりで今日アタックした6名の方に追い越されてしまった。
強い人達だった。

そしてヤマレコを整理していて気が付いた。
出発の前日に買った塩見岳の2万5千の地形図、古いらしい。
本谷山からの200m以上の下降は昔の登山道。
新しい地形図では、本谷山と権右衛門山のコルからは下らずに、むしろ登り気味に権右衛門山を巻いていく。
あと100m下れば良かったらしい。
ウ〜〜ッ、だったら行っていたかも(涙)。
紙の地図ではなく地図ロイドで確認していたらと思うと残念でならない。


※ スマホの高精度GPS

2年前にスマホのGPSアプリ地図ロイドが欲しくって HTC 001HT を買った。
ピンポイントでしかも即座に現在地を知らせてくれるから実に有り難い。
同じHTCの冬モデル butterfly が5月に値下げされたので、 001HT から butterfly に移った。
で2機種で簡単なテストをした。
室内で、機内モードでAGPSをリセットして2台並べて GPS Test アプリを動かした。
結果、
001HT の in View 6〜5、in Use 5
butterfly の in View 21、in Use 8〜9
と倍ほどのGPS性能を示している。
だから今回、山で使うのが楽しみだった。
結果、あまりの正確さに驚いた。
今回のようにピストン(往路と復路が同じ山径)の場合の山旅ロガーのログは理屈上は1本の線でなけれならない。
001HT の時代は結構ふらついていたが、今回は殆ど1本線でログが取れている。
時々2本線になっているのは三伏峠へのトラバース径のように稜線に居ない時だけで、20m程のずれが一箇所で殆どは数mのずれだった。
三伏峠の手前から引き返し点までの稜線では完全に往復が1本のログとして取れている。
また、古い 001HT 時代は山旅ロガーを地図ロイドで表示すると、どこで休憩したか分かる。
理由は、止まっているのにログは数メートルぶれるので休憩地点は赤丸状態で表示された。
それが butterfly では休憩中も全くぶれない。山旅ロガーの時間-距離グラフでは30分の休憩が示されていてもGPS位置は全く動いていない。
ずっと長い間ガーミンのGPSを欲しいと思っていたが、もういらない。
私には HTC butterfly + 山旅ロガー + 地図ロイド の方がはるかに有り難く、有益だ。
なんと言っても普段見慣れた国土地理院の地形図で見ることができる。
しかも、1,920 × 1,080 ピクセルという驚異的な高解像度画面でサクサクと見ることができる。
その分持ち運びにはガーミンより不利ですが・・・。
またスマホなのでタッチパネル操作になり、吹雪のホワイトアウトでの位置確認にはボタン操作のガーミンに対抗は出来ません。
それにしても HTC butterfly + 山旅ロガー + 地図ロイド の高精度にはただただ驚くばかりです。
地図が読める人にこそ、スマホを取り出して10秒以内に現在地をピンポイントで示してくれるGPSを、と思います。
エッ私?元、沢屋なので地図は読めますよ(^-^)。
また、登山道でない、雪の尾根や沢へ行く人にこそ GPS をと思います。

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