西黒尾根

過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
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3097.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
12月に膝を故障して以来、約2ヶ月ぶりに本格的な山行。
体力を落とさない様トレーニングは行っていたが、かなり不安であった。
また、週の前半より花粉症がひどく、くしゃみと鼻水が止まらない。
そんな状況で、ロープウェー駅に到着した。
駅は暖かく、非常に快適であった。
12時頃寝床に着くが、鼻がつまって寝付けず。
深夜2時、新たに到着したPが大騒ぎしてさらに寝付けず。
深夜3時、アルパインのPが一斉に準備を始める。
ストーブの音、ガチャの音、プラブーツで歩き回る音・・・寝付けず。
さらにひどかったのは、自動ドアの下で準備をする人だ。
かれこれ 30分位、自動ドアを開けっ放しで作業をしていた。
おかげで暖かかった室内は一気に冷え切ってしまった。
あまり寝付けぬまま、4時起床。
朝食、準備等々・・・5時出発。
登山センター前の道路が、雪の壁で塞がれていて驚いた。
膝をカバーするため、登り始めからストックを使用する。
できるかぎり右ひざに負担のかからぬよう気を配る。
登り始めて程なく、トップに出る。
前夜の降雪は無かった様だが、風が吹いたのか
トレースが消えかかっている所、消えてしまっている所があった。
時折沈みながら、3人でラッセルを交代しつつ登る。
林を抜けるあたりで日が直接射しはじめる。
風はまったく無く、非常に快適。
稜線に出る前にアイゼンを装着する。
稜線上に上がってからは、気を引き締めて身長に足を運ぶ。
断続的に存在する雪面の細い切れ目の北側を歩くが、
絶えず雪質が変わり、非常にゆるい箇所では特に緊張した。
ラクダの背を越えてからは、所々気合を入れてラッセル
する必要があったが、交代で順調に進める。
3人でのラッセルは、2人よりも格段に楽だと思った。
ケルンの下あたりで、東尾根からの下山者とすれ違う。
後は広い斜面を順調に登り、9時30分、無事山頂。
10時下山開始。既に気温がかなり上がってきており、
雪の質ががらりと変わっていた。
登りでは粉っぽかった斜面も、下る時にはシャーベット状に変化していた。
締まっていた雪は完全にゆるみ、また登りでは細かった切れ目も、
遠目にハッキリ分かるほど開き始めており、かなり緊張しながら足を進めた。
前を歩く2人と時折距離が開くが、自分のペースを守ることにする。
林に入ってアイゼンを外し、大股でサクサクと降る。
12時に下山。
登山センターの水がとてもおいしかった。
今回の山行は、非常に達成感のあるものだった。
西黒を無事に登って降りてこれた事、
加えてそれなりのペースで終えた事、
その辺から一歩成長できたと感じている。
また不安要因であった膝も、何事も無く終わった。
順調に回復してくれているようで嬉しい。
しかし、どうも風邪をひいたらしい。
下山の途中から咳が出、また悪寒がしていた。
次回ロープウェー駅を使用する時は、
できるだけドアから離れた所に場所を取ろうと思う。
asa_ken さん、mitchan さん、ありがとうございました!
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