北五百川カタクリの里
myokohiuti
- GPS
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- 距離
- 2.9km
- 登り
- 146m
- 下り
- 137m
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| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ハイキングコース |
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奥の尖りは袴腰山 こちらはヒメサユリの名所
感想
新潟日報朝刊に北五百川の記事が載った。北五百川といっても川ではなく集落の名である。北五百川は山間の集落で、粟ヶ岳登山口の一つでもある。記事の内容は、山間の棚田の地形を生かしてカタクリの花を整備したというもので、まだ楽しめるとあった。
随分まえのことになるが、私は、その棚田の道を歩いたことが有る。北五百川から粟薬師経由で、当時整備された「ブナの道」を降り一周したのである。その時に棚田の道を下ったわけだが、カタクリが咲くということは知らなかった。季節は秋で、もちろんカタクリも無い。十数年前のことである。知らなくても当然といえば当然だが、これはもう行くしかないだろうと思った。急な話だが、今日は特に用事もない。思い立ったが吉日、ということで出かけることになる。
昨年の干支は「ねずみ」で、その名を冠する「ねずみ薬師」に登った。ねずみ薬師は五十嵐川を挟んで北五百川と相対するように位置している。これも何かの因縁であろう。通いなれた道だから間違えるはずもないが、下高柳の交差点を右折するところを直進してしまった。直ぐに気付いたので良かったが、宝蔵山の登山口まで行ってしまう所であった。
実は先に五百川に行って、帰りに宝蔵山のルート状況を見に行くことになっていた。ルート把握というのはカミさんのリクエストだが、実はコシアブラの生育状況の把握である。これを忘れたら大変なことになりかねない。しかし、これは「他人様」のことだから従。時間が遅くなればカットである。
岩峰、八木鼻前を進み左折して川沿いに進み、さらに左折して北五百川に入る。集落前で左折すると、すぐに駐車場である。車が一台停まっていた。トイレも設置されている。真新しいトイレで清々しい。棚田に向かって左端の道路を登る。おじさんに出会ってご挨拶。昨日は日曜日で結構賑わっていたとのことである。棚田の上部の方からジーゼルエンジンの音が聞こえている。姿は見えないが春耕が始まったようである。
誰もいない農道をのんびりと進む。徐々に粟ヶ岳や守門岳。烏帽子山や白根山などが姿を現す。いい風景である。一山一山、登った時の思い出がよみがえってくる。烏帽子山に登った時は、道に横たわる折れた小さな枯木にナメコが生えていた。赤松山では仲間が休んでいる間に、一人ラッセルして白根山を往復した。低山だろうが高山だろうが、登山にはドラマが有る。私は、登山は「ドラマ」だと思っている。構想（企画）から始まって、計画（脚本）、実施、総括と進み、次回へと発展させる。まさにドラマそのものである。
閑話休題。歩き始めにカタクリの花は見当たらない。路傍には細長く伸びたアサツキがたくさん生えている。田起こしが始まっていて、すでに水を引入れた田んぼもある。粟ヶ岳が真っ白な山容を見せる。右手前方には守門岳の爆裂火口壁（諸説あり）が険しい。左手上部にこんもりした丘が見えた。そこがカタクリの群生地に違いない。
こんもりした丘はカタクリの群生地だった。ちょっと遅めではあるが隙間なく咲いている感じである。まさに群生。時期はちょっと遅かった感じ。ホントに花はあるのかな、などと迷いが生じ始めていたのでホッとする。陽射しが弱いのか盛りは過ぎたのか花の勢いはいまいちである。それでも花いっぱいの写真が撮れた。傍らでは、水の張られた田んぼで代掻きが始まった。運転する人は中年と見受けたが三十絡まりか。
道路は右手へ緩やかに伸びる。奥には清水が湧き出ているはずである。白い杭に「大清水」と書かれた標識があり、矢印に従って奥へ進む。清水といっても煮沸して飲むことと新聞には書かれていた。草が生い茂っているが、明らかに田んぼだったと思われる地形が続く。昔は山の奥までも田んぼとして耕していたのであろう。いまはイチリンソウやカヤなどが入り込んでいて、美田復帰には相当なアルバイトが必要であろう。
水路の中に桝が有り棒きれにコップが挿してあった。たしかに煮沸して飲むべしの文言も有る。ここが大清水である。清水といえば、地中から湧き出て来るものを連想するが、大清水は「川」である。50�冑�くらいの小川だ。ごうごうと流れる感じ。コップで一口飲んでみたが、冷たくはない。まろやかな感じ。付近にはショウジョウバカマやイワカガミが咲く。
来た道を下る。いまだ真っ白な粟ヶ岳や白根山に烏帽子山。その奥へと川内の山々は続く。右手に目をやれば、守門岳の雪壁。荒らしく切れ落ちた爆裂火口壁の連なり。爆裂火口壁については証拠が無いという論文が有る、と何かで読んだことはあるが、見れば見るほどその荒々しい雪の断崖は一見の価値ありである。
帰りに宝蔵山への道を登ってみたが、コシアブラも、タラノ芽も大きくなっていて、まるで野球のグローブのようであった。年末年始の大雪に今年はどうなる、と心配したが雪解けの速さも異常なほど早い。コロナ騒動も二波、三波。治まる兆しはない。人生はるか・幸朗じゃないけど、私も叫びたい。「責任者出てこ〜い‼」
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myoukohiuti さん、こんにちは
長閑な田園風景と存在感ある粟ケ岳とのコントラストは良い風景ですね。
それと、珍しい黄色いショウジョウバカマ、初めて拝見しました。
首都圏のコロナ非常事態により我が県も県境跨ぎの慎重さを求められています。
他県ナンバー車に対する地元の方々の気持もありますから、益々遠征登山は難しくなって来ました。
おはようございます
今冬は他県への遠征も考えていたのですが、何となく気が重く夏山になってしまいました。
夏になっても状況は変わらず、ほんと、困りますね〜。山では三密なんてことは無いですけどね。まあ、何とかニッチをついて出かけたいと思っています。
黄色いショージョーバカマは、私も初めて見ました。コロナも現れて天変地異の前触れでしょうか・・・・・・(-_-;)
ではまた。
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