ニセ鶏頭バットレス
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:00
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:20
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
駐車場には数台の車があった。準備して僕たちもアスファルトの上を歩き出す。鶏頭山の登山口からはなんと雪がない。土の上を歩くことになる。1,2月の雪と、3月の暖かさを差し引いて、だいぶ少なくなったとはいえ、まだ登山道に雪はあると予想していたが、これほど消えているのは予想外だった。プラブで土の上を歩くのはとても不快だった。畳岩のあたりでやっと雪の上を歩くようになってきた。でもまだ汚い。小屋の周辺の雪は水が作れるのだろうかと心配しながら歩いた。小屋に着いた。あまり印象に残っていいない小屋内は思っていたよりも広かった。行動食を食って、クライミング準備していると登山者たくさん入ってきて昼食を取り出した。女子2人も入ってきて、話したら2,3度岩手山などで会った人だった。出発。雪面は気温のわりに硬い。ツボ足は没しない。森林限界に出て右方向に降りて行く。まずアイゼン装着。そして笛を鳴らしての連絡を確認する。ガスっている。風はない。Oさんからギアを少し借りる。
1ピッチ目・ルンゼを上がり、藪っぽいところを越え、テラスへ出る。セカンドはSさんがユマールで登る。最後にOさんが確保されながら登る。
2ピッチ目・ザイルを2本伸ばす。1本はSさんが登れなくなった時に引っ張り上げるためのもの。まずは早めに支点を取る。右に上がって、高度感抜群。この上が以前来た時に僕が少し不安を感じたところ。残置ハーケンにシュリンゲで支点。足の置き場、ホールドを確認して行く。ゆっくりと登っていくとテラスになり安心。少し離れて木に支点を取ってSさんがユマールで登攀。うまいうまい。予想に反して問題なく登ってくる。たいしたもんだ。Oさんも早い。この上はザイル未使用で藪っぽいところを越え、岩の間をくぐりニセ鶏頭の山頂へ。
まだガスっているが、好天に向かっている感じ。気持ちのいいクライミングが終わり、ごきげんで写真撮影。下山とする。小屋に着いて、Oさんが外に水用の雪を掘りに行った。僕とSさんでテントを張り上げる。小屋なので準備は早い。必要なものだけテント内に入れて宴会にする。水作りをSさんに任せ、Oさんと僕とで玉ねぎを切って酢豚を作った。なくなってから温めるだけのもつ鍋。Oさんがいいちこ900mlで早く撃沈。そのあと少し残っている酒を飲んで寝た。
あくる朝、Sさんが先に起きて外に出た。それで起こされた。まだ寝ていたくて目をつむっていたが、眠れなかった。起床。Oさんもそのあと起きる。コーヒー飲んで、飯食って、お茶飲んで、ゆっくり過ごす。準備して出発。すでに小屋の外を5〜6人くらい登って行った。空は快晴だ。薬師岳も早池峰も丸見え。昨日取り付き点へ降りて行った地点より、もう少し上がって岩の基部にトラバース。近づくと垂直だね。登れるかな。でもホールドはありそうだ。やってみる。
1ピッチ目・ホールド、スタンスをゆっくり選んで登り始める。早めに支点を取る。フレンズもたくさん差し込む。支点の間隔を短く取るとザイルをかける順番を間違ってザイルが屈曲した。上に伸びない。何とか下がってかけなおす。そしてまた上がる。残置ハーケンがたくさん。みんな登ってるんだな。急な傾斜だがなんとかテラスに着いた。木にシュリンゲを回し支点にする。ザイルをフィックスし、Sさんが登る。昨日と同じくうまく登る。Oさんを確保し登る。そのままOさんが2ピッチ目。
2ピッチ目・残置ハーケンが見える。違うところにたしかフレンズを食い込ませ、凹角を登っちゃう。テラスはすぐだった。
3ピッチ目・つるべ式で僕がトップ。草付きの平坦地をどんどんザイル伸ばし、その上1か所だけ支点とって登る。すると登山道だった。少し頼りないハイマツ2か所に支点とってSさんを1本で確保。残りの1本でOさんを確保。
登攀終了。展望を楽しみながら行動食を食って下山。小屋でデポしておいたものをパッキング。僕はスパッツを外し、ストックをザックに付けて下った。足は雪にそれほど沈まなかった。やがて畳岩から下が土になって気分が悪くなった。土になってからSさんが一度大声を出して尻もちをつく。汚したくないよね。アスファルトまで降りて僕は川で少しプラブを流れの中に入れて汚れをとった。駐車場について荷物をまとめる。
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