(大月駅)→菊花山→馬立山→九鬼山→|鈴懸峠は断念|→(禾生駅)
- GPS
- 07:35
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,113m
コースタイム
↓ スーパーあずさ1号
大月 0755 0803
↓
無辺寺・登山口 0818
↓
菊花山 0858 0907
↓
沢井沢の頭 0959
↓
馬立山 1015 1030
↓
札金峠 1107 1115
↓
九鬼山 1207 1309
↓
杉山新道分岐 1314
↓ <鈴懸峠断念>
杉山新道分岐 1408
↓
弥生峠 1423
↓
禾生駅 1533 1614
↓ 富士急行・各駅停車
大月駅 1625 1633
↓ 中央本線・普通
高尾駅 1715
天候 | 晴れ後曇り一時雨(強く降った) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
無辺寺登山口〜菊花山 少し藪っぽい 杉山新道分岐から鈴懸峠への道は、藪深い。 |
写真
感想
日曜日は、梅雨の晴れ間との天気予報だったので、手ごろなコースとして、大月から菊花山、九鬼山、鈴懸峠を経て、朝日小沢に下るコースを選ぶ。
7時ちょうどの、あずさ一号で、新宿から大月に出る。梅雨の晴れ間を当てにしてか、自由席は満席だった。
大月駅から、正面突き当たりのバイパスを目指して進み、バイパスで右折する。少し歩いた先が、無辺寺の墓地になっていて、道標はなかったが、ネット情報では無辺寺から入るとあったので、それらしき階段を上ってゆくと、巨大な忠魂碑に出る。その右奥に、「菊花山」との道標があって、そこから登山道になる。右手下には無辺寺の本堂と思われる建物があったので、墓地から入らなくても
よかったのかもしれない。
道標の先で、登山道が2手に分かれる。何気なく右の道をとったが、蜘妹の巣が多く、薮っぽい道だったので、左の道が良かったのかもしれない。木々の中の尾根に出たところで、登山道が交わる。短い急登を終え、9時少し前に菊花山に着く。良い名前の山だ。名前だけでなく、眺めも良い。特に、北東方向の眺めが良く、眼下に大月の町並みがあり、その向こうに、小金沢方面の山並みや百蔵山、扇山等が、壁のように連なっている。その上に、白い夏の雲と青い空。振り返ると、木々の上に、今日の縦走路となる沢井沢の頭、馬立山が見え、その右奥に九鬼山が頭を出している。菊花山の名前の由来となった菊花石(菊の花の模様に見えると言えば言える、見えないと言えば見えない、つまり良くある大きな花崗岩だ)に座って休憩するが、巨大なクマ蜂が数匹、ぶんぶんと唸りを立てて飛んでいるので落ち着かない。
もう少しゆっくりしたかったが、ハチが怖いので、早々に菊花山を立ち去る。菊花山からは、樹林の中を大きく下る。2つ、3つ小さなピークを越え、尾根上をどんどん下ってゆく。それに応じて、これから向かう縦走路の沢井沢の頭、馬立山が、どんどん高くなって行く。最低鞍部から、緩やかな登り返しを終えると、沢井沢の頭に着く。木々に囲まれている。
沢井沢の頭からは、緩やかな道を行く。この辺りも、ずっと樹林の中なので、展望は無い。やがて、ちょっとした急坂になり、回り込んでいくと、馬立山頂に着く。ここも、木々に囲まれている。天気は、梅雨にしては良く、青空も見えるのだが、湿気が多く、汗が吹き出す。時々、蜘妹の巣が、顔に着くのも、少し鬱陶しい。倒木に座って小休憩し、アミノサプリを補給する。
馬立山からは、緑の木立が気持ち良く、森林浴をしながら尾根を行くが、すぐに終わってしまい、南に向け、急坂を下る。どんどん下ってゆくと、木立の間から、九鬼山が目の前に迫ってくる。木々に囲まれた、滑りやすい急坂を注意して下っていく。薄暗い最低鞍部で、朝日小沢への道を分け、少しのぼり返した所が札金峠だ。
札金峠からは、メジャーな登山道らしく(見覚えは全くないのだが、数年前に逆方向から歩いた事がある)、広く整備が行き届いた道になる。木立の間から、迫ってくる九鬼山を見ながら、緩やかに上って行くと、紺屋の休場に着く。小広い場所で、一部伐採してある方向は、三つ峠が見えているので、おそらく富士山の方向だろう。今日は、雲に隠れ全く姿が見えない。小休止する。
紺屋の休場から、時々、薮っぽいところや、崩落(と言うほどの大袈裟なものではないが)の淵を行くが、ロープが張られたりしていて、整備は行き届いている。やがて急登となり、息が切れたころ、970.3mの看板がある九鬼山頂に着く。
山頂は小広く、丸太で作ったテーブルとイスがある。数年前に来ているはずなのだが、全く記憶にない。家に帰ったら、数年前の写真を見てみよう。富士山が見える筈の北東方面は伐採されているので、眺めが良いはずなのだが、雲はますます低くなり、山山の頂もすっかり雲の中に入ってしまいJどこがどの山なのか全く分からない。当然、富士山も見えない。小休止して、ランチを食べる。今日は、温めなくてもおいしいカレーと、長らく品切れで入手できなかったイナバのタイカレーだ。
九鬼山を発ち、緩やかに下って行くと、すぐに富士見平に出る。以前に登った時は、ここに出てきた筈である。曇っていて富士山は全く見えないので、そのまま通り過ぎる。少し行った先で、鈴懸峠と禾生駅へ下る杉山新道の分岐に出る。
分岐から鈴懸峠への道に入った途端に、ほとんど薮こぎ状態の道になる。すっかり曇ってしまい、怪しい雰囲気だ。踏み跡は、それなりについているのだが、明らかに人があまり歩いていない感じだ。今日は、あまり薮の中を歩くつもりではなかったので、「う〜ん、いまいちの道だなあ」と思いつつ、注意深く踏かなりの勢いでザーツと来た。急いでレインコートを着て、ザックにカバーをつける。ピークから少し下ってみたが、道は滑りやすく、薮は深く、雨もザーザー降って来る。10年使ったレインコートのせいなのか薮のせいなのか、つまり、外側からなのか内側からなのか良く分からないが、すっかりぐっしょり濡れてしまう。このまま薮こぎを続けて前進する事は断念して、杉山新道分岐に戻る事にする。
皮肉なことに、杉山新道分岐に戻ったころには、雨はやや小ぶりになり、その後、止んでしまった。杉山新道は、人が良く歩いている道らしく歩きやすい道だ。下って行くに従い天気は良くなり、やがて太陽まで時々顔を出す。雨に濡れた緑が太陽を反射して締麗な木立の中を、ゆっくり緩やかに下って行く。何かのイベントでもあるのか、バイクの音が、やたらうるさいのが残念だ。かなり歩いた後、登山道終点となる集落の舗装道に出る。
登山道終点から、しばらく下ってゆくと、赤レンガ造りの風情ある落合橋に出る。文化財になっているらしいが、今も現役の水路のようだ。そこから朝日川を渡って、車が多い車道をしばらく歩き、右に折れると禾生駅に着く。昨日の「富士山世界遺産登録」を祝う看板が出ている。
禾生駅で、40分ほど待って、富士急行の各駅停車で大月に出る。大月から普通で高尾に出て、立川でホリデー快速に乗り換え、三鷹、吉祥寺を経由して帰る。
想定外の薮と雨のため断念してしまったが、やはり、まずは10年使ったレインコートを新調しないとダメかなあ。殆ど破水力が無くなったザックも、そろそろ新調したいが、こちらは、もう数年使えるだろう。薮の葉が落ちた頃に、またチャレンジしてみよう。
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