三ツ峠で岩登り教室



- GPS
- 01:49
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 464m
- 下り
- 278m
コースタイム
10:30 三ツ峠登山口
11:30 四季楽園
6/23
14:20 四季楽園
15:00 三ツ峠登山口
天候 | 6/22 晴れ時々曇りのち雨 6/23 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
6/22 5:39 葛西駅発 8:43 河口湖駅 2,660円 6/23 16:00 河口湖発 ホリデー快速 18:40 葛西駅着 |
予約できる山小屋 |
三つ峠山荘
|
写真
感想
こんにちは、ガンガン登るアプリ開発者、マツモトです。
DIY GPSという登山用GPSアプリを作ってます。
http://diygps.net/
普通の山歩きから始まり雪山の初心者向け講習などを経て、今度は岩登りに挑戦です。実は2005年から2006年くらいまでインドアでちょっと登ってました。ブランクが開いての再挑戦となります。
-----
参加したのは東京都山岳連盟の岩登り教室。
http://www.togakuren.com/koshu/index/2011-iwa001/
実技の第1回目は三ツ峠でトップロープでした。岩登り教室は机上講習が7回、実技講習が全て1泊2日で5回あります。受講料は一般が75,000円、都岳連の個人会員と加盟団体員は70,000円で、それに実技の交通費や宿泊費など実費が掛かります。
去年参加した都岳連のトレッキングスクールは新宿集合で貸切バス移動でしたが、岩登り教室や雪山教室は現地集合現地解散がほとんどです。という事で、電車を乗り継ぎ河口湖駅へ。富士急行はスイカが使えないので、乗り継ぎの時にちょい面倒でした。
1.大月の乗り換え改札で自動改札にスイカをタッチ。
2.本当は切符を買わなきゃならない。が、時間が無いので車内で買えと言われました。
3.車内で車掌さんが廻ってくるので行き先を言って切符を買います。河口湖駅までは1110円でした。
駅で出欠を確認して路線バスで三ツ峠登山口へ。バスの券は改札を出て右の窓口で買えます。バス代は710円。
登山口に着いたらまず四季楽園まで登ります。標高差は400mくらい。高尾山に登る感じでしょうか。1時間ほどで到着します。
到着したら準備をして岩場へ移動。余分な荷物は四季楽園さんの好意でデポさせてもらえました。ハーネスやヘルメットなどの装備は準備段階で装着します。特に、ヘルメットは最初に着けて、終わったら最後に外すように厳しく言われます。フリークライミングの人ってあんまりヘルメットを着けませんが、岩登り教室では特に大事な装備と教えられます。
岩場に着いたら講師がリードで登って支点を構築、トップロープを垂らしてくれます。ダブルフィギュアエイトノットなどロープの結び方は事前の机上講習で習ってますが、ATCなどビレイデバイスの使い方は現地で習います。ざっと注意点を挙げるとこんな感じ。
・ヘルメットは最初に装備、最後に外す。
・ロープは踏まない、汚さない。砂や小石を噛むとロープが傷むから。踏むと超怒られます。
・待ってる間は壁を背にしない、落石に注意。
・確保器のロープは登る方が上になるようにセット。
・壁に近づいて確保した方が使うロープが少なくなるので伸びが少ない。
・登り始めは張り気味に。
・ビレイ中はロープから手を離さない。制動側の手はスライドではなく持ち替えで。
・ビレイ中はクライマーから目を離さない、集中する。登るのを待つときは両手で制動側のロープを持つ。
・以前は制動側の手を腰骨に当てるという事になっていたが、現在は真下に引いていればいい(ビレイデバイスの性能向上のためとか)。
・エイトノットの終端は短くしておかないと踏んでしまう場合がある。末端処理はその為にする。
・振られどめのヌンチャクは、トップロープの場合は登りながら外して、降りる時に掛ける。
・ロワーダウン中はロープを掴まない。振られた時に対応出来なくなる。足は裏側を壁に付ける。
などなど。
基本中の基本なんでしょうね、きっと。
という事で、
■トップロープのビレイを習得できます
ビレイのやり方をきっちり丁寧に教えてくれます。トップロープのビレイを、ぐりぐりとかじゃなくてATCで完璧に出来る様になります。岩場のビレイでどういう危険があるのかも教えてくれるので、すごく勉強になります。ロープも登るたびに結び直すし、それに命が掛かってるので真剣に覚えられます。危険なことをすると注意してくれて、なぜダメなのかも教えてもらえます。一気に技術が身につくので、手っ取り早さで言えば最高クラスかと思います。高速道路にもほどがある。
実技5回の最後には、マルチピッチクライミングのビレイが出来る様になるようです(ちゃんと勉強すればね)。
■事前に登り方は教えてくれない
反対に、登り方は事前には一切教えてくれませんw。用語も教えないので、全く初めての人は「ガバ」とか「カチ」とか「キョン」とか、クライマーには常識の言葉も知らずに登らされます。登ってるときは「そこのガバを取れ!」とか「そこでキョン足!」とか下から教えてくれるんだけど、そもそもガバの意味が判らないという状況でした。
説明会の時に「ここは登り方ではなくビレイを教える場です」みたいな説明があったので概ねその通りなんですが、実際に登れないと「もっと丁寧に取りに行かないとダメだ!」みたいに教えてくれます。岩に張り付いてるときだけは登り方を教えてくれるので、登り方の勉強にもなります。
落ちた方がビレイの練習になるから落ちろ(その為に事前に教えてくれない気もする)、なんて言われるのですが落ちるのは恐いし登れた方が圧倒的に楽しいです。来年岩登り教室に参加される方はインドアで練習しておくのがお勧めです。登れると声援が上がるので嬉しいし。
■外岩は楽しい
外岩はインドアと違ってホールドがどこにあるのか判りにくいので、登る前にホールドを探しておく、登ってる最中は2手ぐらい先までホールドを見つけておく事が大事みたいです。じゃないと手探りしてる間に力尽きちゃう。インドアとはまた違った技術が必要だし、違った楽しさがあります。
みんな結構上手くて、クライミングは初めてなんて人もガンガン登ってました。
■まとめ
クライミングって、高いところなので恐いし危険も多い遊びです。でも登れたときの達成感は大きいです。たった10m登っただけで低山の山頂に立ったくらいの達成感がありますし、気持ちいい。
2006年頃にインドアで登っていた頃は無目的だったので続きませんでした。でも外岩でマルチピッチをやりたい、という目標があると張り合いがあります。6年くらいブランクがありますが再開して良かったと思います。これは、間違いなく楽しい遊びです。怪我したり死亡したりしないように気を引き締めて今後の実技と机上、その後の岩登りに臨みます。
月1万円の月謝と考えれば受講料も高いとは感じないし、後は道具代と実費なので金銭的にも決して高いとは思わないんですよね、都岳連の岩登り教室って。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する