記録ID: 31651
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積雪期ピークハント/縦走
大雪山
大雪湖→石狩岳→沼の原→温泉小屋→カムイサンケナイ川⊃トムラウシ(引き返し)→トムラウシ温泉
1995年12月31日(日) 〜
1996年01月12日(金)

コース状況/ 危険箇所等 |
大雪湖→石狩岳→沼の原→温泉小屋→カムイサンケナイ川⊃トムラウシ(引き返し)→トムラウシ温泉 1995/12/31〜1/12(6-7) L:辺見悟(4) AL:石崎啓之(6) M:小野寺純(3)、門田真希子(1)、佐々木新(1)、内田隆史(1)、諸田快(1) 天気概況 天気周期は4〜6日。冬型が長引くこともなかった。ただ1/8の低気圧が早すぎた。この低気圧の前面を使えなかったのがトムラ敗退の原因であろう。冬にあまり来ることもない移動性の高気圧が1/2、1/13〜14の二度本道を覆うなどはむしろ恵まれた年であったとも言える。1/13,14はとてもいい天気で、帯広からは日高、東大雪を見渡すことの出来るスカ晴れだった。 12/30 上川駅C0 12/31 晴れのち曇り時々小雪(−15℃、冬型ゆるみ) 入山日 大雪湖(7:40)→大石狩沢出合C1(14:45−15:00) 大雪湖から除雪は無しとの話だったが、林道上が除雪されていて、皆ソリを作り引っ張ってゆく。結局クチャンベツ出合まで除雪されていた。大石狩沢出合にC1。 1/1 吹雪(−18℃、冬型) 停滞:C1=C2 上川中部に大雪警報。Co1500ポコまで動いてみた。 1/2 快晴(石狩岳ピークで−5℃、高気圧の張り出し) 石狩岳アタック C2(7:00)→1760シーデポ(10:25−45)→石狩岳(11:50−12:20)→C2=C3(15:15−16:30) Co1500ポコまでは快調に登れ、そこから先はスキーでは細くブッシュがうるさい尾根。1700ポコは直下のみ北側をねぐる。シーデポは 1760、カンバが切れた所。バリズボの尾根を行く。石狩のピーク直下はまるでヒマラヤ襞の様。雪庇は全くなし。ピークでは無風快晴。ジャイアント・トムラがどっかりと腰を下ろしている。下りは1ヶ所バックステップ。シーデポからはスキーを持ってツボで1500ポコ手前まで。天場で焚火を囲み、登頂の宴。 1/3 曇り(沼の原で−5℃、前面) 沼の原のっこし C3(6:45)→長沼C4(12:20) 天場から西の尾根に乗り、沼の原へ。昨日登ったルートが見える。長沼はスケートリンク。まだ見えるトムラをバックに野球大会。 1/4 吹雪(−15℃、谷の通過) 移動日 C4(6:40)→C5(14:00) 六ッ沼山のコルへは一旦下り、沢型を詰める。温泉小舎の渡渉は転石伝い。ワセダ沢はスノーブリッジ。次の水線の渡渉に手こずり、手前に泊まる。渡渉点は滝の上だった。 1/5 曇り時々吹雪(−12℃、冬型) 移動日 C5(6:50)→カムイサンケナイ二股Co1060 C6(11:55) 前日の偵察通りに渡渉。1115に当て西沢の林道へ。ここらはブル道が錯走している。トムラアタックにどっかり腰を下ろす。 1/6 小雪(−10℃、冬型) 停滞:C6=C7 いい休養。上は風強そう。 1/7 雪(−8℃、冬型) 停滞:C7=C8 タンネがあるまで尾根を登ってみるが、風雪強し。 1/8 湿雪(−5℃、低気圧通過) 停滞:C8=C9 日本海低気圧の前面を狙うが、速度が異常に早く、明るくなる頃にはもう影響が出ていた。 1/9 吹雪(−12℃、冬型) 停滞:C9=C10 あれ程早かった低気圧は本道東に停滞。札幌は大雪警報。 1/10 湿雪(−8℃、冬型) 停滞:C10=C11 今度は南下。本道は大雪。ラジヲが札幌の交通マヒをがなりたてている。 1/11 曇りのち雪(−10℃、冬型) 停滞:C11=C12 尾根取付きの急斜面は雪崩ヒモを出して通過。上部は風雪強し。この3日間に80cmは積もったか。やっと低気圧は東へ移動を始めた。 1/12 雪→曇り一時晴れ→雪(−7℃、冬型) 下山 C12(8:40)→トムラウシ温泉(14:00) 朝起きてみると雪。今日がトムラ最終アタック日であったが、下山することとする。カムイサンケナイ川はCo960をスノーブリッジで渡渉。林道をゆかずトムラウシ温泉へダイレクトに下りる夏道を使う。温泉手前の急斜面はブッシーだが、林道を使うよりこっちの方が早い。 |
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