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Yamareco

記録ID: 3175278
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無雪期ピークハント/縦走
東北

花と眺望の急登細尾根「マンダロク山」(新潟県)

2021年05月10日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.2km
登り
816m
下り
797m

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
1:35
合計
6:55
5:35
10
三月沢橋(左岸)
6:50
6:50
110
展望台
8:40
8:40
10
830m峰
8:50
9:20
140
12:30
三月沢橋(左岸)
天候 曇のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(常磐道)三川IC → 五十島(いかじま) → 三月沢橋(県道17号村松・三川線)が
 9月迄工事通行止め(現場に工事用仮車道あるが閉鎖中。)
 ⬇️
(急遽対岸の入山口に入れる様五泉市(旧村松町)側へ約35キロ迂回した。)
コース状況/
危険箇所等
(進入路)入山口にガード無く、登山口迄舗装されていた。
(登山道)全面消雪し良く踏まれていた。一部ザレ場の急登や細尾根の崩落、熊生息痕があります。
今回の山は新潟県阿賀町と五泉市の境界にあるマンダロク山(865.8m)。R49から眺めた堂々たる勇姿である。
(写真の日付は設定ミスで実際は全て1日後)
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今回の山は新潟県阿賀町と五泉市の境界にあるマンダロク山(865.8m)。R49から眺めた堂々たる勇姿である。
(写真の日付は設定ミスで実際は全て1日後)
前日阿賀町三川側から入山口の下見確認に入ったところ、なんと入山口手前の三月沢橋が工事通行止め。当日車を置いてここから3キロ余を歩く事も出来るが、時間や熊の恐怖もあり五泉市側へ迂回した。(写真は当日高石地区付近の看板)
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前日阿賀町三川側から入山口の下見確認に入ったところ、なんと入山口手前の三月沢橋が工事通行止め。当日車を置いてここから3キロ余を歩く事も出来るが、時間や熊の恐怖もあり五泉市側へ迂回した。(写真は当日高石地区付近の看板)
前日迂回後に撮った工事現場(前方が三川側)。橋が切れている。
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前日迂回後に撮った工事現場(前方が三川側)。橋が切れている。
橋手前の入山口から杉樹林内の舗装林道に入る。鬱蒼としており熊が怖い。林道を少し上がった路傍にはヤマフジが美しい。
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橋手前の入山口から杉樹林内の舗装林道に入る。鬱蒼としており熊が怖い。林道を少し上がった路傍にはヤマフジが美しい。
3キロ程上がると左手に無人の「日倉山くりの里」小屋が現われ、栗畑に出た。
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3キロ程上がると左手に無人の「日倉山くりの里」小屋が現われ、栗畑に出た。
小屋前を直進して登山口到着。案内板には日倉山と亦六山(865m)とあり、地形図のマンダロク山(865.8m)や登頂後に現れた前日倉山の名称はない。
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小屋前を直進して登山口到着。案内板には日倉山と亦六山(865m)とあり、地形図のマンダロク山(865.8m)や登頂後に現れた前日倉山の名称はない。
注意看板も立つ。
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注意看板も立つ。
案内板の左手から登山路に入る。朝日が当たる新緑が美しい。
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案内板の左手から登山路に入る。朝日が当たる新緑が美しい。
早速タムシバが出迎え。
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早速タムシバが出迎え。
滝見場の看板が落下しており、
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滝見場の看板が落下しており、
左手に五十母川へ落ちる滝が見えた。
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左手に五十母川へ落ちる滝が見えた。
路傍にはユズリハが多く、これはその花。
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路傍にはユズリハが多く、これはその花。
展望台と言われるP454.8。独標とあるが展望はない。
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展望台と言われるP454.8。独標とあるが展望はない。
山頂とはどこを指すのか不明。(マンダロクから現在の日倉山迄は登山路が無いと言われる。)
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山頂とはどこを指すのか不明。(マンダロクから現在の日倉山迄は登山路が無いと言われる。)
登山路で初めて現れたマンダロク山。
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登山路で初めて現れたマンダロク山。
左手南方の尾根も険しい。
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左手南方の尾根も険しい。
葉を出したミツバ躑躅の残り花か。
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葉を出したミツバ躑躅の残り花か。
標高460m台の鞍部で奴の落とし物。少し古いが間違いなし。
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標高460m台の鞍部で奴の落とし物。少し古いが間違いなし。
その近くにはこんな落とし物も。何者か?色から判断し野猿のものかも知れない。
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その近くにはこんな落とし物も。何者か?色から判断し野猿のものかも知れない。
幾つかのアップダウンが続き、イワカガミ登場。
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幾つかのアップダウンが続き、イワカガミ登場。
これはオオカメノキ。
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これはオオカメノキ。
どんな樹だったかな?
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どんな樹だったかな?
標高500m付近から急登が現われる。
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標高500m付近から急登が現われる。
カエデに付く赤い托葉or花?(未調)
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カエデに付く赤い托葉or花?(未調)
細尾根にキレットも現われる。
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細尾根にキレットも現われる。
標高500m辺りから松の尾根に変わる。
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標高500m辺りから松の尾根に変わる。
山頂に繋がる左手南方の尾根。
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山頂に繋がる左手南方の尾根。
標高650m付近から聳え立つ山頂手前の830m峰を望む。
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標高650m付近から聳え立つ山頂手前の830m峰を望む。
オオバキスミレも登場。
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オオバキスミレも登場。
830m直下のザレ場。見た目以上の急登でロープを掴む。
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830m直下のザレ場。見た目以上の急登でロープを掴む。
オオバキスミレの群落。
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オオバキスミレの群落。
ザレ場上部のカタクリ。
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ザレ場上部のカタクリ。
ショウジョウバカマも。
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ショウジョウバカマも。
そして、イワウチワ。
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そして、イワウチワ。
一面に咲き誇る。
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一面に咲き誇る。
この残雪の融水と冷気が春の花々を咲かせていた。
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この残雪の融水と冷気が春の花々を咲かせていた。
正面の山頂が間近。
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正面の山頂が間近。
ザレの崩落しやすい細尾根に注意。
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ザレの崩落しやすい細尾根に注意。
山頂トーチャコ。標識は「前日倉山」とある。マンダロクの名は無いが、此処を山頂と看做した。
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山頂トーチャコ。標識は「前日倉山」とある。マンダロクの名は無いが、此処を山頂と看做した。
登頂と同時に天気好転。山頂展望、北西隣りの懐かしい大蔵、菅名岳にも日が当たる。
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登頂と同時に天気好転。山頂展望、北西隣りの懐かしい大蔵、菅名岳にも日が当たる。
南方には日倉南峰(俗称)と呼ばれるピーク。マンダロクより低い日倉山(843.7m)へは登山路無く無雪期は藪漕ぎとなる。
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南方には日倉南峰(俗称)と呼ばれるピーク。マンダロクより低い日倉山(843.7m)へは登山路無く無雪期は藪漕ぎとなる。
北東眼下には蛇行する阿賀野川。
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北東眼下には蛇行する阿賀野川。
北西手前に越後白山。
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北西手前に越後白山。
北方に五頭連峰。
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北方に五頭連峰。
南方の日倉南峰の奥は日本平山かな?
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南方の日倉南峰の奥は日本平山かな?
時間は早いが無人の山頂で30分程軽食休憩後下山開始。山頂付近のタムシバは見頃だ。
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時間は早いが無人の山頂で30分程軽食休憩後下山開始。山頂付近のタムシバは見頃だ。
北方の大展望。正面に残雪の二王子岳。
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北方の大展望。正面に残雪の二王子岳。
復路これから辿る830m峰。高木なく眺望の広がる細尾根の下りはこの山のハイライトだ。
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復路これから辿る830m峰。高木なく眺望の広がる細尾根の下りはこの山のハイライトだ。
830m峰から続く下山ルートを俯瞰。
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830m峰から続く下山ルートを俯瞰。
雲が流れ飯豊連峰の山々も見渡せるようになった。
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雲が流れ飯豊連峰の山々も見渡せるようになった。
ミヤマシキミの花。
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ミヤマシキミの花。
二王子岳もクッキリ。(ズーム)
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二王子岳もクッキリ。(ズーム)
鮮やかなアオキの実。
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鮮やかなアオキの実。
ゆっくり下って無事登山口到着。花と眺望に恵まれた素晴らしい山だった。
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ゆっくり下って無事登山口到着。花と眺望に恵まれた素晴らしい山だった。
車で三月沢橋へ向かう。タニウツギが新緑に映える。
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車で三月沢橋へ向かう。タニウツギが新緑に映える。
帰路R49からマンダロクにお別れ。リベンジ達成、ありがとうマンダロク山!
(スライドショー終わり)
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帰路R49からマンダロクにお別れ。リベンジ達成、ありがとうマンダロク山!
(スライドショー終わり)

装備

個人装備
アイゼン GPS

感想

1.常磐道や国道49号線で阿賀町の三川付近を走った折南方の山間にひときわ登高意欲を掻き立てる魅力的な山容が目に止まった。時に今から10年程前のことである。
2.しかし、当時保有していた山渓「分県ガイド(新潟県)」にはこの山の掲載がなく、登山口を探して県道17号線の沼越峠付近の林道を彷徨い歩いたところ、車をスタックさせ自力脱出に1時間以上を費やした(泣)苦い思い出がある。
3.後年ヤマレコに加入して登山路があることを知り、今回10年来のリベンジとして再挑戦したものである。
4.コロナ禍の所為もあってか近時の記録がなく、残雪や熊の情報もない中前日に三川側から入山口や進入路の下見確認に向かったところ、なんと手前の橋(三月沢橋)が工事通行止めである事を知った。やはり入山口の下見は大切である。
5.橋から登山口迄は地形図計測で約3.2キロ程で歩けない距離でもないが、登山口の栗畑迄の間は熊の恐怖もあり、五泉市村松側へ迂回することとした。(迂回距離約35キロ)
6.当日は幸いにも迂回の県道17号線の通行は支障なく、登山口迄車を入れる事が出来た。
7.登山路は尾根筋に伸びて道迷いなく良く踏まれており、相応の登山者が入山していることを示していた。
8.急登細尾根からの絶景展望は最大の魅力ながら、残雪期の花々も予想外に多く、花の名山でもある事を知った。
9.1,000mにも満たない中高山ながら魅惑的な山容通りの山で、リベンジも達成出来て最高の思い出となった。

(標識等:山名が気になり登る方も多いようなこの山ですが、登山口の看板には日倉山(地形図標高 843.7m)と亦六山(865M)とあり、地理院地形図のマンダロク山(865.8m)の表示は何処にもありませんでしたね。良くあるケースかも知れませんが、標識を掲示するなら何処かにマンダの名や山頂にあった前日倉山の名も欲しい気がするのは小生だけかな?地元の方からの掲出があれば尚助かる気がしました。)

(コロナ禍中に付き他の登山者との接触回避に意を払っていたが、今回1名様とクロスした。よそ者でスミマセンでした。)
                   以上

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コメント

tonkaraさん、こんにちは。遅コメ失礼いたします。
週末は庭木の剪定や草刈りなどに追われていて、なかなかヤマレコをゆっくり拝見する時間なく、お盆になってしまいました。

一枚目の写真を見て、私も会津朝日岳登頂の帰路、道の駅の近くから眺めた時を思い出しました。おっしゃるように、非常に登高意欲をそそる山ですね。登頂おめでとうございます。
当初考えていた三川側からのルートというのは、どういうルートでしょうか。
これだけの山容を見せる山が分県ガイドに掲載されていないというのも不思議な感じがします。
2021/8/15 8:54
kamadam さん、お久しぶりです。

我が県も遂に蔓延防止措置の対象となり、コロナのステイホーム生活から小生も過去のヤマレコを読み返してみたりして時間を潰しております。
「三川側からのルート」は小生の言葉足らずで誤解を与えてしまい申し訳ございません。登山路に三川側ルートはございません。登山口までのアプローチルートのことでした。登山口へは県道17号(新潟村松三川線)から入山しますが、その県道へ三川側から進入すると五十母川に架かる三月沢橋を渡る必要があります。(今回橋梁工事中で通行止め) そのため渡橋の必要のない五泉市村松側から県道に入ったと言うものです。ちょっと解り難い説明で済みませんでした。(改めて読み返すと、その他にも解り難い箇所が数箇所あり、今回同時に修正させて頂きました。)

コロナの越境自粛も暫く続く様相ですからガマンとの闘いですが、今秋の紅葉登山遠征は難しいかも知れませんね。
2021/8/15 11:43
tonkaraさん三月沢橋の件、お疲れ様です。
初めましてkurogewnekoと言います、私も4月下旬にこの場所から持倉鉱山事務所跡を訪ねました、マンダロク方面より左に行く林道方向です
この時マンダロク山に行くには大迂回かとため息が出ましたが
昨年私も興味があり登りました、国土地理院ウォッチ図で見つけたんです、拡大しないと山名が表示されないようでした。
また登りたくなりヤマレコを覗いたら貴殿のリポートをお見掛けいたしましたのでお声がけさせて頂きました。
楽しい登山お続けください 、どこかで会ったらよろしくです。
2021/9/7 10:37
kurogewnekoさん、はじめまして

拙レコを覗いて頂き有り難うございます。

今回遠征前にネットで登山口迄のアプローチを調べましたが、三月沢橋工事のレコは発見出来ませんでした。通行止めは私にはままある事(特に林道など)で、予備の登山先もありましたが、リベンジ先として長らく残っていた為迂回して登りました。

今回も山麓から予想した通りの素晴らしい景観と花のピークでした。
2021/9/7 14:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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