1839山歩記#21 金剛山岩子谷（イワゴノ谷）

2021年05月26日(水) [日帰り]

• GPS: 04:20
• 距離: 4.9km
• 登り: 821m
• 下り: 221m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:17

8:46 高天彦神社
13:03 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

高天彦神社駐車場を利用。

写真

岩子谷（イワゴノ谷）は、高天谷から尾根を挟んで南隣にある谷。ということで、今回も高天彦神社から出発します。

のどかな伏見集落の一番上で、伏見配水池へと続く道へ入ります。

伏見配水池から続く林道は、砂防堰堤の前で谷に遮られて途切れます。ここで沢靴に履き替えて入渓、目の前の堰堤は、直下右側から上がって越えます。

続いて現れる背の低い2つ目の堰堤。これも右側から上がります。

そしてイワゴノ谷で最初に出迎えてくれるのが、この12m滝。

新緑の中を豪快に流れ落ちます。
12m滝は右側から巻いて、滝の落ち口へと降り立ちます。

12m滝からいくつか小滝を越え、しばらく進むと奥に見えてくるのが18mの「みそぎの滝」。

金剛山にこんな大きな滝があったんだと、マイナスイオンを浴びながらしばし見惚れます。みそぎの滝も右側から高巻きます。

左が切れ落ちたちょっと緊張感のある踏跡を辿って、みそぎの滝の落ち口へと下りると、すぐ先には小さいながら水量たっぷりの2m滝が。

まもなく3つ目の砂防堰堤が現れます。どちらからでも上がれそうですが、直下左側から上がります。

この後は次々現れる小滝や斜滝を快適に登って行きます。

2mCS滝から始まる3段の滝は、左から赤いマーカーに沿って上がり、見えている3段の先にある4m滝の上まで高巻きます。

横見の滝といわれる二条の滝。あえてシャワークライムを楽しみながら越えていきます。

その先も、まだまだ滝が続きます。高天谷と同じく直登できる滝が多くて楽しい谷ですが、出でくる滝が高天谷より少し大きい感じです。

2段になった5mほどの斜滝を越えると、水量も少なくなって源流部の雰囲気となります。

標高920m付近、随分細くなった流れが落ちるこの滝が最後の滝となります。

流れが途絶え最後は笹の急斜面を上がると、湧出岳南側でダイトレに合流します。

標高1111.89m、明治19年に一等三角点「金剛山」が設置された湧出岳山頂です。

三角点の少し北側にあるのが、昭和3年に大楠公を偲んで建てられたという金剛山展望塔。高さ25mの塔の先には400燭光の電灯が付けられ、夜になると遠くからでもそれとわかる輝かしい光が今も金剛山を照らしています。

2週間程前には満開だった葛木神社の八重桜も、すっかり新緑に衣替えしていました。

樹齢約500年、室町時代からずっとこの金剛山を見守ってきた仁王杉。

ちはや園地の展望台から、遥かに続く和泉山脈の南葛城山や岩湧山、和泉葛城山を眺めます。

東側には、樹間から山上ヶ岳や八経ヶ岳など大峰の山並を望みます。

帰りは伏見峠から伏見道を下って行きます。荒々しかったイワゴノ谷とは対照的に、伏見の里はなんとものどかな風景が広がります。

田植えが終わったばかりの棚田の向こうに、近畿の屋根と呼ばれる大峰山脈の山並を望みます。アルプスを仰ぎ見る長野や富山の風景には到底かないませんが、こんな景色を眺めながら畑仕事ができたら最高だろうなと思います。

感想

まほろば1839

前回の高天谷に続き今回も金剛山で沢登りということで、高天谷から尾根を挟んで南側にある岩子谷(イワゴノ谷)へ。
軌跡はダイトレに上がったところで途絶えてますが、その後は湧出岳、葛木神社を回って伏見道から下山しました。