GPS不調であわや... それもホーム経ヶ峰で

2021年05月29日(土) [日帰り]

• GPS: 08:40
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,119m
• 下り: 1,086m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:37
• 休憩: 0:13
• 合計: 8:50

8:10 スタート地点
9:06 9:10 摺鉢山南峰
9:37 9:38 摺鉢山
10:44 10:45 小野平西峰
11:34 11:35 稲子山
12:27 12:27 稲子山南峰
12:49 12:49 経ヶ峰北峰
12:52 12:52 稲子山分岐
13:46 13:52 休養施設（山小屋）
13:57 13:57 経ヶ峰
14:05 14:05 平尾ルート・穴倉東ルート分岐
15:22 15:22 平尾・山出コース分岐
15:40 15:40 山出林道登山口
16:21 16:21 経ヶ峰登山駐車場（山出コース）
17:00 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芸濃町小野平地区の墓地駐車場をお借りしました

コース状況／危険箇所等

◎小野平地区墓地駐車場〜摺鉢山〜稲子山、同南峰
　取り付きの踏み跡が不明瞭でしたのでGPS頼りに入りました。
　直ぐに千度坊の十二体地蔵がありますが、あまり歩かれてないらしく荒れ気味です。
　そこから中電高圧鉄塔までは巡視路と標識があり分かりやすいです。
　以降は微かな踏み跡とGPSを頼りに進みました。
　何度もアップダウンがあり累積標高差が大きめです。
◎〜休憩小屋〜経ヶ峰〜明星岳分岐
　適所に案内・テープもあり、ルートも明瞭で良く整備されています。
◎〜明星岳途中まで
　GPSが不調で現在位置を見失ったため1時間ほど彷徨い、結局、明星岳分岐まで登り返し戻りました。
◎〜山出ルート〜駐車場
　適所に案内・テープもあり、ルートも明瞭で良く整備されています。　

その他周辺情報

あのう温泉　￥３００　人数制限中（１０人）、ボディソープ、シャンプー
　木曜定休、冷たい源泉と温泉の２つ、露天なし、かすかにヌルヌル感あり。
https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1001000011907/index.html

写真

いつもの場所から
梅雨の合間の貴重な晴れ
今日は未踏のルート、ピークの右側、長い稜線から登ります

車は小野平地区の墓地駐車場をお借りしました
取り付きは、案内板の「千度坊の十五体地蔵」へ

取り付きが分かりにくく、GPS頼りに入りました
少し進むとキチンと案内板がありますが、

あまり踏まれてないようで少々荒れ気味

千度坊の十五体地蔵さんにお参り
確かに十五体おられました
お花も供えられていてキチンと守られてるようです

ルートが明瞭になったと思ったら、中電の高圧鉄塔巡視路でした

イセ AOKIさんの案内板
いつも助かります！

少し崩壊ぎみの階段
中電の巡視路だからかな？

鉄塔を通過

空が狭いけどね

摺鉢山南峰を通過
標高350mと低山だけど経ヶ峰への経路としては道が整備されてない急登
結構体力を持っていかれます

菌類もイキイキ！

倒木が多いけど全く問題なし

自然林は気持ちいいな！ってノンビリ思ってた頃

シライトソウに癒され

摺鉢山を通過

相変わらずのアップダウンが少しキビシめだけど、まあ気持ちイイ尾根歩き

巨大カズラに絡まれてますね！

尾根芯にドッカリ
こういう主に出会えるのが楽しみだったりします！

こちらは細めだけど美しい
存在感は抜群！

ようやく展望が開けた！
北笠山かな？

徐々に尾根が痩せてきたけど、ココは巻き道で安全に進めます

再び展望が
鈴鹿方面、山ビルが出始めてるけど、賑わってるだろうな

小野平西峰を通過
ほぼ展望なし

稲子山を通過
ここもほぼ展望なし

720mの案内板
稲子山南峰のはず

ようやく稲子山分岐を通過

休憩小屋で昼食をとってたら

5名ほどの女性陣に帽子に付けたオニヤンマ君が人気に
撮影会が始まりました
アブ除けの効能より、こういった話題効果が抜群です！

経ヶ峰に到着
メジャールートは登山口から2kmほどだけど、今日はココまで6.1km
おそらく経ヶ峰の山頂まで最長ルートかも？

左に伊勢湾、中央奥が伊勢市朝熊山、中央右が松阪市堀坂山、観音岳、鈴の根アルプス方面

台高方面

青山高原風車群と笠取山レーダドーム

鈴鹿山脈方面
中央のピークは綿向山のはず

お気に入りの稜線を歩き

新緑の輝きに元気をもらい

明星岳の案内板に従って進むも、GPS不調でルートを見失い一時間ほど滑ったらアウトな谷を降りたり、登り返したり、トラバースしたり、遭難一歩手前、彷徨うことに

その後、火事場のばか力で登り返し、山出ルートに変更
無事下山しました。車まですごく遠かったけど...

いつもの安濃温泉で今日もハイ出来上がり！

今回の一冊
「生死を分ける、山の遭難回避術」
羽根田治
誰もが、どこでも陥るポイントを実例をあげて紹介されてます。
今回は、まんまと遭難時の心理状態に陥ってしまいました。

感想

neway

前から気になってたホーム経ヶ峰の未踏ルート
このルートは、バリ道が含まれてるので歩いてなかったけど、いくつかレポートも上がってるので、参考にさせてもらい GO！

周回方向は、荒れ気味とレポされていた摺鉢山を先に登る方が道迷いしないかと思い半時計回りにした。
経ヶ峰は、ルートが10以上あるけど、どれも登山口から山頂まで距離2kmほど。
でも今回のルートは 6.1kmと長く、ルートも踏まれておらず急傾斜のアップダウンが続き累積標高差が大きい。
結局、登りに4時間ほど掛かってしまった。

問題は、下山の明星岳への案内板を過ぎたあたりから、テープを見逃したのか？、 ルートが分からない状態でタイミング悪く GPSが不調に。
現在位置の表示が微妙に遅れ、下る尾根を間違えたことに気付きトラバース、登り返しを何度か繰り返すが、結局、GPSがフリーズ、現在位置を見失う。
1時間ほど滑ったらアウトな急傾斜を登り返したり、トラバースしたり、ドロドロになりながら、彷徨う。
あ〜、遭難するってこんな感じか〜と思いながらも、何度も立ち止まり、水を飲んで焦るな！、冷静に落ち着いてと行動してるつもりだけど、結果は変な行動をしているので、ダメダメ。
その後、何とか火事場のばか力で登り返し最初の案内板までたどり着いた。

敗因は、GPSの不調を感じながらも、時間遅れで回復したように思う正常性バイアスが働いた。
比較的歩きやすいルートとレポされてたのに、不調のGPSを頼りに、踏み跡がない谷を下ったのは完全に失敗だった。

羽根田治さんの遭難本にある、遭難時は、通常取らない行動パターンで、どんどん山に引き込まれていく心理状態って、こんな感じか〜と思った。

もし同様のケースがあれば、まずはトットとスマホを再起動しよう。
それでもダメな時は、地図と磁石もキチンと使い、踏み跡の無いルートを降りることだけは絶対ヤメよう。

もし、もっと確実な方法があれば、どなたかお教えください。