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Yamareco

記録ID: 3227042
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ハイキング
中国山地東部

三原山 またの名をマッコウ

2021年05月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:24
距離
8.1km
登り
649m
下り
657m

コースタイム

日帰り
山行
3:15
休憩
0:42
合計
3:57
10:23
100
12:03
12:13
16
12:29
13:00
7
13:07
13:08
72
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥取市佐治町を横断する国道482号線から、余戸(よど)の集落内へ。集落を抜けた後、県道117号線を道なりに進みます。県道の行き止まりが三原山への登山口です。ただし、この県道、他の方のレポートにもあるように道幅がすこぶる狭く(行き違いが出来る箇所が数カ所あるが、ほとんどは車1台分しかない)ガードレールなどの転落防止設備はありません。また、木の枝や草も道に飛び出ている箇所もあって愛車が傷つく場合があります。普通車でも行けなくはないですが、道幅と小回りを考慮すると、小型自動車がbetterですね。
コース状況/
危険箇所等
〇登山口から三原台:広くまた平らな道なので、歩きやすいです。
〇三原台から岡山側からの合流地点:山腹をぐるっと回り込む道で、所々で崩れかけていました。道が狭いので、谷側への転落注意です。
〇合流地点から八本越:所々道が不明な場所があるものの、沢ぞいに登っていけば概ねOK。ただし沢から八本越に向かう箇所がわかりにくいので注意が必要です。
〇八本越から山頂:有名な薮こぎが、約10分〜15分程度。薮を抜けると見晴らしの良い山頂までの1本道です。
その他周辺情報 星がきれいな場所であることもあって、「さじアストロパーク」という公開天文台が同じ佐治町内にあります。プラネタリウムやコテージなどもあります。
三原山に登ります。この標識のとおり岡山とを結ぶ県道は、車両は1km先で通行止め。道幅もこのとおりの県道ならぬ「険道」です(帰路撮影)。
2021年05月30日 14:37撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 14:37
三原山に登ります。この標識のとおり岡山とを結ぶ県道は、車両は1km先で通行止め。道幅もこのとおりの県道ならぬ「険道」です(帰路撮影)。
ここがその行き止まり。少し広くなっていて、数台は駐められそうです。到着時にはすでに1台駐まっていました(帰路撮影)。
2021年05月30日 14:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 14:31
ここがその行き止まり。少し広くなっていて、数台は駐められそうです。到着時にはすでに1台駐まっていました(帰路撮影)。
準備も終えたので、登りましょう。ここに来る途中に「クマ注意」の看板が。今日はクマ鈴をつけて行きます。
2021年05月30日 10:22撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:22
準備も終えたので、登りましょう。ここに来る途中に「クマ注意」の看板が。今日はクマ鈴をつけて行きます。
始めはこのような溝がちな道。落ち葉がこんもりとたまった溝の底を進んで行きます。丸太階段は山頂までありません。ある意味登りやすいかな。
2021年05月30日 10:26撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:26
始めはこのような溝がちな道。落ち葉がこんもりとたまった溝の底を進んで行きます。丸太階段は山頂までありません。ある意味登りやすいかな。
ここにもカエデの種が。ウサギのような面白い形です。
2021年05月30日 10:24撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:24
ここにもカエデの種が。ウサギのような面白い形です。
しばらく進むとトラバースの道に。ところどころに倒木があるものの至って平穏、平和な道です。
2021年05月30日 10:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:49
しばらく進むとトラバースの道に。ところどころに倒木があるものの至って平穏、平和な道です。
この道、階段もなければ、指導標の類いもほとんどありません。こんなところで、文字を見ると注意書きであってもホッとしまちゃいます。
2021年05月30日 10:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:51
この道、階段もなければ、指導標の類いもほとんどありません。こんなところで、文字を見ると注意書きであってもホッとしまちゃいます。
メタリックな羽の甲虫を見つけました。触角が特徴的でした。
2021年05月30日 10:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:58
メタリックな羽の甲虫を見つけました。触角が特徴的でした。
道は急になったり緩やかになったり。新緑を少し過ぎた頃の道を進んで行きます。
2021年05月30日 10:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 10:59
道は急になったり緩やかになったり。新緑を少し過ぎた頃の道を進んで行きます。
山火事防止のホーロー看板。山林の管理組織が違うとこんなデザインに。リスが纏を持ったタイプじゃないのもあるのね。
2021年05月30日 11:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:04
山火事防止のホーロー看板。山林の管理組織が違うとこんなデザインに。リスが纏を持ったタイプじゃないのもあるのね。
道が平坦に、そして向こうが明るくなってきました。この先はもしや…
2021年05月30日 11:07撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:07
道が平坦に、そして向こうが明るくなってきました。この先はもしや…
そう、三原台。今日は晴天。まさしくここに来たかった。草原の北側では、ピンク色のウツギの花が満開でした。カッコウの鳴き声が聞こえています。ここまで登山口から約1時間でした。
2021年05月30日 11:07撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:07
そう、三原台。今日は晴天。まさしくここに来たかった。草原の北側では、ピンク色のウツギの花が満開でした。カッコウの鳴き声が聞こえています。ここまで登山口から約1時間でした。
三原台はススキの草原が広がっています。希少なチョウの保護地として管理されているそうで、ネットが張られていました。シカ除けかな。それとも人除け?向こうに見える山が三原山ですね。
2021年05月30日 11:18撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:18
三原台はススキの草原が広がっています。希少なチョウの保護地として管理されているそうで、ネットが張られていました。シカ除けかな。それとも人除け?向こうに見える山が三原山ですね。
景色を眺めながら、しばしコーヒー休憩。福眼です。三原山への登山道は、このススキの原と左に見えるスギ林の境目辺りです。下山途中のご婦人方とここで会いしばし情報交換。
2021年05月30日 11:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:19
景色を眺めながら、しばしコーヒー休憩。福眼です。三原山への登山道は、このススキの原と左に見えるスギ林の境目辺りです。下山途中のご婦人方とここで会いしばし情報交換。
麓から眺めた三原山。これから、あそこに登っていきます。
2021年05月30日 11:27撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:27
麓から眺めた三原山。これから、あそこに登っていきます。
三原台から岡山側からの合流地点まではこのような道を進んでいきます。ところどころ崩れかけた箇所もあって、道中で最も気を遣いました。
2021年05月30日 11:29撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:29
三原台から岡山側からの合流地点まではこのような道を進んでいきます。ところどころ崩れかけた箇所もあって、道中で最も気を遣いました。
そこを抜けると、川が曲がりくねって流れる合流地点に。進路を西に変え、地図を見ながら八本越へと向かいます。その途中にあったのがこのトチの大木。
2021年05月30日 11:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:43
そこを抜けると、川が曲がりくねって流れる合流地点に。進路を西に変え、地図を見ながら八本越へと向かいます。その途中にあったのがこのトチの大木。
周囲がスギ林なのでちょうどいい目印になりました。
2021年05月30日 11:44撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:44
周囲がスギ林なのでちょうどいい目印になりました。
八本越までは、沢沿いに上がっていけば良いらしいのですが、薮であったり崖であったりするので、何度か徒渉を繰り返しました。そういえば、この先でクマならぬアナグマに会いましたョ。
2021年05月30日 11:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 11:54
八本越までは、沢沿いに上がっていけば良いらしいのですが、薮であったり崖であったりするので、何度か徒渉を繰り返しました。そういえば、この先でクマならぬアナグマに会いましたョ。
沢沿いのスギ林の中の踏み跡らしき道を進んでいたら、GPSが経路から離れ始めました。八本越に向かう場所はどうやらここら辺なんだけど。はて、八本越ってどこ?
2021年05月30日 12:06撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:06
沢沿いのスギ林の中の踏み跡らしき道を進んでいたら、GPSが経路から離れ始めました。八本越に向かう場所はどうやらここら辺なんだけど。はて、八本越ってどこ?
目を皿のようにして周囲を見てみると木にテープが巻かれていて、虎ロープが伸びている。これだ!
2021年05月30日 12:06撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:06
目を皿のようにして周囲を見てみると木にテープが巻かれていて、虎ロープが伸びている。これだ!
ということで、崖を上がって八本越に到着。渋く色あせた標識にホッとしています。
2021年05月30日 12:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:13
ということで、崖を上がって八本越に到着。渋く色あせた標識にホッとしています。
そのそばには「マッコウ→」の文字。矢印の先には、ササ薮があるじゃない。
2021年05月30日 12:14撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:14
そのそばには「マッコウ→」の文字。矢印の先には、ササ薮があるじゃない。
ということで、ササ薮に突入。初めは高さ2メートルぐらいのササの道。しっかりと下が刈られてあるので無理なく進めます。ただし、刈られた先が鋭いので転倒注意ですよ。
2021年05月30日 12:15撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:15
ということで、ササ薮に突入。初めは高さ2メートルぐらいのササの道。しっかりと下が刈られてあるので無理なく進めます。ただし、刈られた先が鋭いので転倒注意ですよ。
ササがバチバチと顔にあたるのを避けるために下を見ていたら、こんな落とし物が。何の鳥の巣かな?
2021年05月30日 12:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:17
ササがバチバチと顔にあたるのを避けるために下を見ていたら、こんな落とし物が。何の鳥の巣かな?
次第に通過可能な空間が狭くなって、地面の近くだけがトンネル状に。しゃがみながら何とかやり過ごし薮こぎは終了です。通過時間は実際は10分足らずでしたが、時間がもっと長くかかった印象でした。
2021年05月30日 12:21撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:21
次第に通過可能な空間が狭くなって、地面の近くだけがトンネル状に。しゃがみながら何とかやり過ごし薮こぎは終了です。通過時間は実際は10分足らずでしたが、時間がもっと長くかかった印象でした。
薮を抜けると現れるのはこんな風景。東側に那岐山や三室山、氷ノ山が遠望できます。
2021年05月30日 12:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:25
薮を抜けると現れるのはこんな風景。東側に那岐山や三室山、氷ノ山が遠望できます。
ツゲの木の灌木地帯をすぎると三原山の頂上。北側(写真右)は刈払われて景色はいいけど、それ以外は背の高いササが囲んでいました。
2021年05月30日 12:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:55
ツゲの木の灌木地帯をすぎると三原山の頂上。北側(写真右)は刈払われて景色はいいけど、それ以外は背の高いササが囲んでいました。
三原山は鳥取の呼び名。岡山ではマッコウと呼びます。音のインパクトはマッコウの方が勝るかな。
2021年05月30日 12:42撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:42
三原山は鳥取の呼び名。岡山ではマッコウと呼びます。音のインパクトはマッコウの方が勝るかな。
山頂の西に見えたのは三国山。登山口までの道が土砂崩れなどで車両通行止めになっていて現在は徒歩でのアプローチのみ。でも、そこまでの片道7.5kmは長いよぉ。
2021年05月30日 12:37撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:37
山頂の西に見えたのは三国山。登山口までの道が土砂崩れなどで車両通行止めになっていて現在は徒歩でのアプローチのみ。でも、そこまでの片道7.5kmは長いよぉ。
南の岡山側はこのとおり。ササ薮は元気。良く晴れています。
2021年05月30日 12:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:54
南の岡山側はこのとおり。ササ薮は元気。良く晴れています。
山頂で少し遅めの昼食(メロンパン)をとりました。このトンネルを再度くぐって下山します。
2021年05月30日 12:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 12:55
山頂で少し遅めの昼食(メロンパン)をとりました。このトンネルを再度くぐって下山します。
八本越から、沢におり、
2021年05月30日 13:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 13:09
八本越から、沢におり、
往路では気付かなかった、サンカヨウや
2021年05月30日 13:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 13:19
往路では気付かなかった、サンカヨウや
ギンリョウソウをみつけ
2021年05月30日 13:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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ギンリョウソウをみつけ
杉林の中を通って、
2021年05月30日 13:33撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 13:33
杉林の中を通って、
三原台から、三原山を見上げ、
2021年05月30日 13:42撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 13:42
三原台から、三原山を見上げ、
三国山も見上げ、登山口に戻りました。
2021年05月30日 13:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 13:46
三国山も見上げ、登山口に戻りました。
集落から登山口までの例の県道を慎重に慎重に下り、
2021年05月30日 14:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 14:31
集落から登山口までの例の県道を慎重に慎重に下り、
佐治の穏やかな風景を眺めながら,今日の登山は終了です。
2021年05月30日 14:37撮影 by  iPhone 8, Apple
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5/30 14:37
佐治の穏やかな風景を眺めながら,今日の登山は終了です。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

「マッコウ」という山名のインパクトとバリエーション豊かな登山道(特に三原台の景色と山頂直下の薮漕ぎ)に心惹かれていたものの、アクセスの大変さ(行き違いの難しい細い県道)に尻込みしていました。実際には行って良かったというのが今回の印象です。

道中の様子はレポートのとおりですが、このルートの肝は、①岡山側からの合流点から山頂に至る沢に進めるか、そして、②沢から八本越に上がる場所を見つけられるかという点でしょうか。
特に②では、沢から八本越にあがるポイントの反対側(左岸)に「八本越」への標識があったようなのですが、見落としてしまいました。何も知らずにそのまま左岸を進んでいたら、きっと迷っていましたね。ヤマレコアプリのGPS機能に助けられました。

開放的な草原を訪れるのは天気がいい日に限ると思います。梅雨の最中の晴れ間に、このような景色に接することができ、満足いく一日となりました。

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