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Yamareco

記録ID: 3301544
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ハイキング
中国

火の山連峰へサンセット・ハイク

2021年06月25日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
01:56
距離
7.1km
登り
379m
下り
368m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:48
休憩
0:09
合計
1:57
18:07
32
スタート地点
18:39
18:40
4
18:44
18:44
8
18:52
18:53
6
18:59
19:00
14
19:14
19:20
23
19:43
19:43
21
20:04
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
四辻駅より
コース状況/
危険箇所等
良好に整備された一般登山道
金毛川に沿って登山口へ
2021年06月25日 18:11撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/25 18:11
金毛川に沿って登山口へ
手前の丘の向こうに広がる火の山連峰の鋭鋒群
右に岩屋山、観音山、
左には最高峰の火の山と奥に亀山
2021年06月25日 18:12撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:12
手前の丘の向こうに広がる火の山連峰の鋭鋒群
右に岩屋山、観音山、
左には最高峰の火の山と奥に亀山
岩屋山の急登の岩場からは早くも小郡方面の好展望
2021年06月25日 18:32撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:32
岩屋山の急登の岩場からは早くも小郡方面の好展望
鯨岩・・・というらしい
2021年06月25日 18:32撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:32
鯨岩・・・というらしい
鯨岩からの椹野川流域の展望
2021年06月25日 18:35撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:35
鯨岩からの椹野川流域の展望
これから向かう観音山と陶ヶ岳
2021年06月25日 18:42撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:42
これから向かう観音山と陶ヶ岳
東には大海山
2021年06月25日 18:44撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:44
東には大海山
観音山(左)へ
2021年06月25日 18:45撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:45
観音山(左)へ
観音山からの夕陽
2021年06月25日 18:54撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:54
観音山からの夕陽
観音山
2021年06月25日 18:54撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:54
観音山
右より陶一の岳、陶二の岳、火の山
2021年06月25日 18:54撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:54
右より陶一の岳、陶二の岳、火の山
陶(すえ)一の岳
2021年06月25日 18:57撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:57
陶(すえ)一の岳
陶一の岳と観音山(右)を振り返る
2021年06月25日 18:59撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 18:59
陶一の岳と観音山(右)を振り返る
2021年06月25日 19:01撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/25 19:01
いよいよ火の山へ
2021年06月25日 19:01撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:01
いよいよ火の山へ
残念なことに太陽は西の空にかかる雲に隠れてしまう
2021年06月25日 19:07撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:07
残念なことに太陽は西の空にかかる雲に隠れてしまう
陶三の岳は火の山の北の小ピーク
2021年06月25日 19:08撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:08
陶三の岳は火の山の北の小ピーク
山頂
2021年06月25日 19:15撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:15
山頂
山頂の祠
2021年06月25日 19:15撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:15
山頂の祠
亀山までは及ばず・・・
2021年06月25日 19:16撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:16
亀山までは及ばず・・・
急に薄暗くなってきた
椹野川の河口方面
2021年06月25日 19:16撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:16
急に薄暗くなってきた
椹野川の河口方面
山頂の三角点柱石
2021年06月25日 19:21撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:21
山頂の三角点柱石
ブレてしまったが
火の山から東麓への下山路は当然ながら激下り
2021年06月25日 19:28撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:28
ブレてしまったが
火の山から東麓への下山路は当然ながら激下り
南に朝に縦走した串山連峰を望んで
2021年06月25日 19:29撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:29
南に朝に縦走した串山連峰を望んで
セミナーパークより火の山連峰を振り返る
2021年06月25日 19:42撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/25 19:42
セミナーパークより火の山連峰を振り返る

感想

博多方面に向かう新幹線が新山口に近づくと、左手の車窓には低山でありながら幾つもの鋭鋒がギザギザと連なった山地が視線を惹く。鋭鋒のピークの多くからは好展望が広がるところではあるが、縦走するにはそれなりのアップダウンを覚悟しなければならないところだ。

この日の朝は秋穂半島の先端部にある串山連峰を縦走したところであるが、登山口となる秋穂へのバスからも左手に見える火の山連峰が迫力ある山容を見ながら、山行先をこの山にしなくて良かったと安堵する。出張前に全身びしょ濡れになったことだろう。

この日は山口のあたりは一日、曇りの予報であったが、天気予報は大きく外れ、快晴の空が広がっている。出張の用事は17時半過ぎに終了する。新山口駅前のホテルに戻ると、18時過ぎに上りの山陽本線の列車が出発することがわかったので、ホテルで再びウェアに着替えると出発間際の列車に飛び乗る。

四辻の駅で降りて、金毛川に沿って登山口に向かうと、多くの自転車に乗った多くの中学生とすれ違う。地方を歩いていると地元の中学生に礼儀正しく挨拶されることが多いが、こちらの中学生達も同様だ。

ところこの潟上という地名、その由来を確認した訳ではないが、新山口、かつての小郡の周辺の土地は典型的な干拓地であり、ここはかつては干潟が広がっていた場所であるのは想像に難くない。当然ながら、これから向かう火の山はかつては島であったところだ。

中学校の校舎の脇には登山口を示す小さな標柱があり、その先は小さな湿地となっていた。低木の樹林帯を抜けるとすぐにも岩場の急登が始まり、登山道に沿って大きな岩が次々と現れると、夕陽に背景に小郡方面の好展望が広がる。暑さを懸念してはいたが、展望と同時に尾根には海風が吹き渡り、急登で火照った体を冷ましてくれる。

まずは最初のピーク、岩屋山に登ると、火の山の手前に立ち並ぶいくつものピークが視界に入るまずは最初のピーク、観音山に向かう。尾根には随所に小さな岩場があるが、絶好のパノラマが広がることになる。

観音山は東側は大きく切れ落ちている。天神山との呼ばれるところらしい。国土地理院の地図でも陶ヶ丘としてとしてヤマレコで地点登録されているのはこの山であり、一般的に陶ヶ岳というとこの観音山を指すようだ。

ところで陶と書いて「すえ」と読むが、小郡の近くの陶という地名に由来するのだろう。この「陶」の歴史は古く、良質の粘土が産生されたことから須恵器を焼く窯が作られたようだが、その歴史は6世紀頃、すなわち日本の陶器の黎明期まで遡る。陶といえば戦国時代に主君の大内義隆を討ち、毛利元就と厳島で戦った陶晴賢を思い起こすが、晴賢の祖先、陶弘賢がこの陶村に居住し、始祖として陶氏を名乗ったらしい。

二の岳のピークは低木に囲まれたところだったが、その南斜面に出るといよいよ正面に大きく火の山を望む。綺麗な日没と夕焼けを期待していたのだが、太陽は無情にも西の空にかかる雲の中に入ってゆく。

火の山の山頂からに到着すると太陽が雲に隠れたせいだろう、西の空はすでに薄暗い。南には亀山の鋭鋒が視界に入る。地図ではそう遠くはないように見えるが、亀山への下りと登り返しはかなり厳しそうだ。ヘッデンの用意はあるものの、流石にこの時間から歩いたことのない急峻な登山路に挑むのは控えるべきだろう。

東のセミナーパークへの登山道を下降する。この山に登るメジャー・ルートの一つなので良好に整備されてはいるが、かなりの急下降が続く。その分、下山は早い。セミナーパークに着地すると広い競技場でサッカーに興じる若者達がいた。この時期はライトがなくてもこの時間までサッカーが可能なようだ。

四辻駅の次の山陽本線の時間を確認すると8時12分、これを逃すとその次の列車は30分近く待たねばならない。駅までおよそ2kmの道のりを急ぐことにする。再び四辻の駅に到着した時にはあたりはすっかり暗くなっていた。

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コメント

こんばんは yamanekoさん

暗い中の岩場は怖いです💦

陶晴賢 
全く知りませんでした
ちょっとだけググってみました

焼き物とは無縁なのでしょうか
2021/6/28 21:27
Re: こんばんは yamanekoさん
陶晴賢は文章を書きかけのまま(消し損ねて)アップしてしまいましたが、その下りを書き改めました。焼き物とは大いに因果があるようです。

そもそも大内氏は日本に焼き物の技術をもたらした渡来人の多々良族の流れをくむ氏族で、陶氏はその傍流らしいです。
2021/6/29 7:16
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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