八幡平 湯ノ沢-中ノ沢
- GPS
- 07:35
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 390m
- 下り
- 399m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:35
天候 | 絶好の晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 沢自体が温泉 |
写真
装備
共同装備 |
30mシングル
など
|
---|
感想
私にとっては3度目でようやくこの沢の遡行を成し遂げることができ、決して難易度の高い沢ではないが充実感のある沢行となった。1度目はメンバーの負傷により地形図上の滝マークで撤退、2度目はメンバーの忘れ物(渓流シューズ!)により入渓もせずに撤退。何かと上手くいかない、個人的に良いイメージのない沢だったのだ。
滝マークの滝が一番の難所だっただろうか。中段までは気持ちよいシャワークライミングだが、上段の左岸ルンゼは悪絶な泥壁と落石多発地帯であり、気が抜けない区間だった。4人目が登攀している時に大きな岩がルンゼの中を落ちてきたが、リードした後輩のルートの取り方が良かったおかげで落石直撃は免れた。2つ目の滝は私がリード。快適に登ることができたが、岩が脆かった。3つ目の滝は直登可能であったが、時間が押していたため、左岸を高巻き。その後は登攀装備をザックにしまって上流部を詰めて登山道に合流。途中から三菱マテリアルの道路に出て下山を完了した。
なお、上流部の温泉はせっかく浸かろうと思ったのにどこもかしこもボウフラがうじゃうじゃ。一気に興ざめてしまった。上流の温泉を楽しむなら、もっと上流部まで行くか、時期を秋頃にするのが良いだろうか?
行きの運転(運転手私)で道を間違えてしまい時間が押していた。中ノ沢F1は左岸巻き入渓してからすぐやぶ漕ぎ。チョックストーンが多く見られつかみやすいが岩がもろい。川底のぬめりはなく歩きやすかった。へつるらないと腰まで浸かるような箇所もあり面白い。湯ノ沢出合からほどなくしてF1。F1をリード。滝の下部は階段状で難なく抜けられる。上部は厳しそうだったので左岸のルンゼを藪を伝って抜け巻き気味で滝の上に抜ける。ルンゼ内が泥で悪かったが手掛かりは十分ある。ルンゼの上部に完全に抜けずピッチを切ったため、ルンゼの上部は藪を伝って抜けた。ルンゼに入ると後続が見えないので、最後に登るメンバータイミングが掴みづらった。
源頭まで抜けると秋田焼山などが見渡せる。上流部から見渡す景色は広々としており、どこか写真でみた日本アルプス、飯豊朝日等のの源頭っぽさがあった。硫化水素のにおいもするがそれほどきつくない。上流が火山で水質が酸性のため、いつもの沢のあの匂いとは違って、そこに少し酸っぱいにおいが混じっていた。途中から登山道に抜けると、高山植物がきれいだった。
今回の反省としてーーー沢初めてのメンバーを4人連れていった。沢初心者のメンバーには事前に実地でロープワーク訓練を行い、クリムハイストでのセカンド、懸垂下降等を練習したため本番では手際よく登ることができていた。今回の山行では意思伝達の重要性を感じた。沢登りで人数が多い際にはしっかりと情報を共有できるようにしたい。また、今回クロックスの片足を落としてきてしまった。山を始めたときから使用しており、下山後のツラい道路歩きを共にしてきたので割とショックだった。もちろん下山後は沢靴で歩くことに....。山特に沢での忘れ物は特に多いような気がする。頻繁に使うものはザックの上に置き、そうでないものは下へと置くことで、こんな悲劇が起こらないようにしたい。最後に、運転者は、どんな道を使うか、高速はどこで乗るのか降りるのかなど道路情報を事前に確かめておくことをお勧めする。
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