岩手山‐八幡平避難小屋泊まり縦走。最終日は豪雨に・・


- GPS
- 47:15
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 2,111m
- 下り
- 1,864m
コースタイム
リフト終点10:50
11:48姥倉山分岐
12:18切通
14:45御神坂分岐
15:00不動平小屋
2日目
不動平小屋4:45
6:48切通
7:20姥倉山分岐
8:15犬倉分岐
9:48大松倉山
10:30三ツ石山荘(昼食、水補給)11:15
11:45三ツ石山11:53
12:47小畚山(こもっこやま)12:58
13:43八瀬森分岐
13:56大深岳
14:25大深山荘
3日目
大深山荘6:30
7:00けんその森
7:40前諸桧
10:05見返峠
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ時々曇り 風やや強し 3日目 小雨のち豪雨! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
盛岡駅8:45発網張温泉行きバス→網張温泉9:50着 リフトで上へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
豪雨さえなければ危険なところはありません。 |
写真
ここでタオルで全身を拭きます。
気持ち良い!
ビールを買おうと思ったらビールは売っていませんでした。ショック!
冷やし梅を1本買いました。
不動平の小屋がいつもきれいなのはこの人たちの管理のお蔭でしょう。
大きな小屋ですが今日もゆとりがありそうです。
今回もスパゲッティー。
同宿の3人は仕事仲間のようです。
ワイン1.8Lを2本も持って来ていました。
でも今回は昨年のことがあるので「人の酒は飲みません」と宣言します。
でも少し頂きました(笑)。
3人の方、お付き合い頂きありがとうございました。
去年は二日酔いもありこの間でばてて網張温泉に避難しました(笑)。
10:30三ツ石山荘着。
4人の大学生が早々と到着して今日はここに泊まると言っています。
水場を確認しましたがちょろちょろと流れているだけで1Lを一杯にするのにも時間がかかります。
ましてタオルを浸して体を拭くとなると大変。
三ッ石に泊まろうかとも思いましたが。
やはり大深山荘まで進むことにしました。
11:15出発。
感想
昨年の同じ時期に八幡平〜岩手山を歩きましたが、大深山荘で飲み過ぎ体調が悪くなり網張温泉に一旦下山。
翌日鬼ヶ城から岩手山を目指すも途中大雨に会い折角の鬼ヶ城の景色が楽しめずに終わっていました。
今年はそのやり直しです。
鬼ヶ城は雨も降らず景色を堪能しながら歩くことが出来ました。
不動平の小屋は快適ですっかり熟睡してしまいました。
夜中には満天の星も見ることが出来ました。
二日目は長い行程になるので岩手山のご来光は我慢して急ぎ出発。
風が強く涼しいですが、ガスが出てきて早朝の絶景は今一つでした。
三ッ石山荘では泊まるかとも思いましたが水が豊富でないのと翌日の行程を考え大深山荘まで進むことにしました。
この決定が良かったのか悪かったのかは良く分かりません。
三ッ石からは松川温泉に1時間半で下れます。ただ雨が強くなったのは3日目に出発して1時間半を過ぎた8時ころからですので、三ッ石山荘から大深岳方面に結構進んでいるはずです。
そうすると状況はもっと悪かったかも知れない。
やはり大深山荘まで進んだのは正解だったような気がします。
三ッ石山荘から大深山荘までは3時間10分とこの日の前半と比べると順調でした。小畚の手前からの稜線歩きはとても気持ちの良いところです。
大深山荘の水場で思う存分タオルで体を拭い着替えをします。同宿の男性も東京からの方でした。
そして最終日朝。何やら小雨模様で天気予報を聞くと今日は「夕方まで雷を伴った雨」と言っています。
雨が降り出したのと今日は急がない行程のためぐずぐずしてしまい6時半の出発。
出発して1時間半ほど過ぎたところで雨が強くなりはじめ、登りで目の前の登山道が急流になっていて愕然とします。
暫く停滞も考えましたが、半分近く来ていることもあり結局進むことにします。
最初は急流を避け登山道の淵を笹につかまったりしながら歩いていましたがそれも難しい個所が何度か出てきて結局気を付けながら急流のなかをざぶざぶと歩くことに。
場所に寄っていは水は膝近くまであり、時折大きな石がゴロゴロと流れて行くこともあります。ここで転んだりすると大変なことになると緊張が続きます。
雷を伴う前は時折激しくなり何度か休んだり、雷を避けてしゃがんだりしましたが、大きな休憩は取らずに何とか10:05登山口の見返り峠に着きました。
そこから更に10数分歩いて藤七温泉まで歩き、温泉に入れて頂き生き返りました。
藤七温泉の受付の方八幡平まで車で送っていただき本当にありがとうございました。
危機的な状況の中、自分でも冷静に判断を反芻しながら良く切り抜けられたと思います。精神的に一つ何かを越えたような気がします。
最後の安全なところまで来た時は一人笑ってしまいました。
相当緊張が続いていたようです。
ふと、想定外の危機的な状況のことも考えて沢歩きの勉強もした方が良いのだろうかなどと考えたりします。
とにかく安全が第一だと痛感した山行でした。
今まで以上に安全を心掛けたいと思います。
コメント
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三ツ石山荘の水はちょろちょろでしたか。
あそこは出なくなることも多いらしいので
あまりあてにしないほうが良いかも知れませんね。
41の写真の山は、雫石スキー場と高倉山から判断して
中央は笠雲がかかった鳥海山、左手奥は和賀山塊と思いましたが
雲の高さを考えると月山ではないかと思われます。
yan629さん、こんにちは。
三ツ石山荘の水場が昨年は枯れていて今年も心配だったのですが、あまりあてに出来ない水場ですね。
41の写真鳥海でしたか、なんか良い感じに頭だけ出ていて見ていたのですが、しばらくすると雲の中に消えてしまいました。
ありがとうございました。
東北がそんあにすごい豪雨のなっているとは知りませんでした。
とにかく無事でよかったです!
藤七温泉でお湯の温かさと人の温かさに感謝でしたね!
今年も岩手の避難小屋のはしご、できそうにないのでTさんの記事でイメージトレーニングです^^!
montfleurさん。
凄い雨でした。
登りの登山道が急流になっているのを見たときは愕然としました。
しばらく激流を避けて脇を歩いていましたが、最後は水の中をじゃぶじゃぶ・・
藤七温泉、良かったです。
良いお湯は入った瞬間に体が感じます。
思わずうわ〜と声を出してしまいました。
こんにちは。
無事に戻られて良かったです。秋田方面の豪雨のニュースを聞いて吃驚しました。無事に戻られたと知ってホッとしていましたが、大変でしたね。
藤七温泉が近くにあって良かったですね。hakkutuさんの何時もの冷静さが非常時にしっかり生かされていると思いました。
hukusiaさん、ご心配をお掛けしました。
いきなり目の前の登山道が激流と化しているのを見たときは愕然としました。
何度もめげそうになりながら「お前が隊長なんだから」と冷静に判断するように自分を叱咤して進みました。
安全な場所まで来た時は本当に安心しました。
山歩きに精神力が大きな要素であることが今回よく判りました。
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