葛根田川〜関東沢〜大深沢〜明通沢周回


- GPS
- 19:37
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 1,524m
- 下り
- 1,528m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 9:01
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 10:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・今回通ったコースでロープは持って行ったが使わず。 ・ラバー◎ ヌメリ気にならない。 ・水量 平水〜少な目? ・葛根田川〜北ノ又沢 いくつか小滝があるが直登も巻きも容易です。お函はお助けロープがついてるが使わなくても問題なし。 葛根田大滝は左岸に巻道。足場もつかむところも豊富にあるので慎重にいけば問題ない。落ち口に下降する灌木に結ばれていたお助け紐は支点が細い枝なので体重をかけると落ちるかも。 北ノ又沢の詰め直前にある5mほどの小さい滝は巻き。つかむ笹は豊富だが足元が泥でチェンスパ使用。 詰めは藪漕ぎなし。 ・関東沢下降 登山道に出た勢いでそのまま向かいの湿原を突っ切っていくと流れに出会う。そのまま下降。以降大深沢出合まで難所なし。大深沢出合にて幕。 ・大深沢〜北ノ又沢 今回は青空の稜線歩きのため北ノ又沢を遡行した。 出合からすぐ滝が出てくる。どの滝もヌメリがないので簡単だったがPTによってはロープを出す場合もあると思う。北ノ又沢は源頭が近くなると連瀑帯になって一気に標高を上げる。その後勾配が緩くなると間もなく藪漕ぎ突入。密な根曲がり竹は頭を超える高さでかき分けることもできずなかなか前に進めない。藪漕ぎ一時間。 ・稜線は刈り払い済で快適。八瀬森方向も轍ははっきりしてた。大深の水場はじゃぶじゃぶ出てる。 ・明通沢下降 下降には八瀬森分岐から八瀬森方向へ歩いて初めに出会う湿原から下る。明通沢近くまで藪がかぶってうっとおしいが滝はない。明通沢に出ると水流が増え始める。一か所20mくらいの滝があったが右岸藪からノーロープで巻き下り。あとは巨岩交じりの河原下り。たまに小滝があるが問題なし。長い河原歩きののち林道と出合って脱渓。林道は廃道だがたまに刈り払いもされてるようで踏み跡ははっきりしており歩行に支障なし。 |
その他周辺情報 | 滝ノ上園地のトイレは現在閉鎖中。少し手前の玄武洞さわやかトイレを利用 帰りに寄ろうと思った日帰りの滝の上温泉滝観荘はタッチの差で営業時間(午後五時まで)が終わってた。 |
写真
装備
個人装備 |
タープ
食料3日分
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感想
何年か前、はるばる仙台から滝ノ上園地まで来て靴を忘れて泣きながら帰った葛根田川。今回はその時のリベンジ。と言うわけでもないがほかの所を計画してたのだけど前日まで断続的に降る雨で増水が懸念されて断念。ずっと晴れの続いてた岩手に転進で訪れました。
滝の上温泉からナイアガラを観るべく沢中二泊で周回。とりあえず宿泊場所は沢山ありそうなので初日も次の日も行けるところまで。大深沢の出合からは出たとこ勝負で東ノ又沢か北ノ又沢を選ぶ予定。
あわただしく準備したせいで忘れ物をし、眠気に耐えられず途中で仮眠したりと到着が遅れて7時にようやく出発。想像したより朝の冷え込みは厳しく焚火が楽しめそう。有名な沢だけにお盆休みは激混みかと思ったけど足跡を見る限り入渓しているのは多くなさそう。(実際脱渓するまで二組しかあわなかった)
沢中に難しいところや面倒なところもなくサクサク進みあっという間に稜線へ。
心配した関東沢の下降もヌメリがほぼ無いので予想以上の快調に進みます。ガンバればもう少し先まで進めたかとも思いましたが大深沢出合いで区切りがいいので幕としました。出合いには先着の1PTのみでガラガラ。場所も選び放題で薪も沢山あって快適な一夜でした。
翌朝も朝から暑くなりそうな天気。昨日は行程の半分を消化して大分余裕ができたので当初悩んだ東ノ又沢遡行から北ノ又沢遡行へと変更。大深山荘経由の稜線歩きとします。
出発して程なくナイアガラの滝。ただしばらく雨が降ってなかったせいか他の方たちの写真を見るとこの日の迫力はいまひとつでした。
ともあれじっくりと見学も済ませたあとはいくつか滝を越して稜線へ。ここは久しぶりの本格藪漕ぎ。ひどい藪でした。密な根曲がり竹は密過ぎて藪をかき分けることも出来ず背丈を越えて視界もなし。手で下げた竹を足で踏み付け1時間かけての突破。この時汲んでた水が水筒から漏れ出して水分補給ができなくてノドがカラカラという最高難度のおまけ付き。水場まで急ぎ下り飲んだ水は最高の一杯でした。
補水後は八瀬森近くまで絶景稜線歩きを楽しみながら下降地点へ。co1,384から明通沢へ降りていく記録が多いけどそこまで行くのも面倒なので一本手前の支沢から下降開始。この沢は笹がかぶって頭上はうるさかったものの明通沢本流直前まで滝はなく簡単に降りて行けました。
ここまで来たらもはや下山も十分可能。そのまま一気に下山…、と行きたかったところですが現実は厳しかった。疲労で足腰に力がはいらずヨタヨタしての歩行。脱渓地点の林道まではかなり長かった。尚本流には一本20mほどの滝がかかっていましたが藪を掴んでクライムダウン。結局ザイルは一度も出すことなく余った食材とともにタダの重しと成りました。
今回はヌメリも無く増水もしていない好条件が重なり一泊二日で廻ってこられましたが、やはり余裕をみて二泊三日が正解かなと思います。何より沢での焚き火を1回しかできなかったのは少し心残りでした。
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