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Yamareco

記録ID: 8554148
全員に公開
沢登り
八幡平・岩手山・秋田駒

葛根田川〜関東沢〜大深沢〜明通沢周回

2025年08月15日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
19:37
距離
35.0km
登り
1,524m
下り
1,528m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
0:17
合計
9:01
距離 16.7km 登り 609m 下り 368m
7:09
116
スタート地点
9:05
9:06
48
9:54
10:05
44
10:49
10:50
141
13:11
13:15
175
16:10
宿泊地
日帰り
山行
10:04
休憩
0:32
合計
10:36
距離 18.3km 登り 915m 下り 1,160m
6:24
250
宿泊地
10:34
10:50
5
10:55
11:07
3
11:31
7
11:38
11:39
8
11:47
313
17:00
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
滝の上園地駐車場(沢山停められる)
コース状況/
危険箇所等
・今回通ったコースでロープは持って行ったが使わず。
・ラバー◎ ヌメリ気にならない。
・水量 平水〜少な目?

・葛根田川〜北ノ又沢
 いくつか小滝があるが直登も巻きも容易です。お函はお助けロープがついてるが使わなくても問題なし。
 葛根田大滝は左岸に巻道。足場もつかむところも豊富にあるので慎重にいけば問題ない。落ち口に下降する灌木に結ばれていたお助け紐は支点が細い枝なので体重をかけると落ちるかも。
 北ノ又沢の詰め直前にある5mほどの小さい滝は巻き。つかむ笹は豊富だが足元が泥でチェンスパ使用。
 詰めは藪漕ぎなし。
・関東沢下降
 登山道に出た勢いでそのまま向かいの湿原を突っ切っていくと流れに出会う。そのまま下降。以降大深沢出合まで難所なし。大深沢出合にて幕。
・大深沢〜北ノ又沢
 今回は青空の稜線歩きのため北ノ又沢を遡行した。
 出合からすぐ滝が出てくる。どの滝もヌメリがないので簡単だったがPTによってはロープを出す場合もあると思う。北ノ又沢は源頭が近くなると連瀑帯になって一気に標高を上げる。その後勾配が緩くなると間もなく藪漕ぎ突入。密な根曲がり竹は頭を超える高さでかき分けることもできずなかなか前に進めない。藪漕ぎ一時間。
・稜線は刈り払い済で快適。八瀬森方向も轍ははっきりしてた。大深の水場はじゃぶじゃぶ出てる。
・明通沢下降
 下降には八瀬森分岐から八瀬森方向へ歩いて初めに出会う湿原から下る。明通沢近くまで藪がかぶってうっとおしいが滝はない。明通沢に出ると水流が増え始める。一か所20mくらいの滝があったが右岸藪からノーロープで巻き下り。あとは巨岩交じりの河原下り。たまに小滝があるが問題なし。長い河原歩きののち林道と出合って脱渓。林道は廃道だがたまに刈り払いもされてるようで踏み跡ははっきりしており歩行に支障なし。
その他周辺情報  滝ノ上園地のトイレは現在閉鎖中。少し手前の玄武洞さわやかトイレを利用
 帰りに寄ろうと思った日帰りの滝の上温泉滝観荘はタッチの差で営業時間(午後五時まで)が終わってた。
いい天気
地熱発電所のゲートは車両通行止め
これを通ってスタート
2025年08月13日 06:57撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 6:57
いい天気
地熱発電所のゲートは車両通行止め
これを通ってスタート
序盤 
歩くところは沢山ある
増水してたら大変
2025年08月13日 08:52撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 8:52
序盤 
歩くところは沢山ある
増水してたら大変
澄んだ青い水
この後しばらく河原歩き
2025年08月13日 09:03撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 9:03
澄んだ青い水
この後しばらく河原歩き
小滝
簡単
2025年08月13日 09:28撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 9:28
小滝
簡単
これも簡単
2025年08月13日 09:34撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 9:34
これも簡単
ようやく葛根田大滝
2025年08月13日 09:54撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 9:54
ようやく葛根田大滝
近くで見るとハングして登れないのがわかる
巻道は左岸から
2025年08月13日 09:56撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 9:56
近くで見るとハングして登れないのがわかる
巻道は左岸から
またしばらく青い空と河原歩き
2025年08月13日 10:45撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 10:45
またしばらく青い空と河原歩き
2025年08月13日 10:52撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 10:52
特に難場もなく
2025年08月13日 10:59撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 10:59
特に難場もなく
左から巻く
2025年08月13日 11:05撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 11:05
左から巻く
最後の滝
写真だと登れそうだが(登れると思う)上のホールドが細かくて滑るので無理せず巻く。チェンスパ使用。
2025年08月13日 12:32撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 12:32
最後の滝
写真だと登れそうだが(登れると思う)上のホールドが細かくて滑るので無理せず巻く。チェンスパ使用。
藪漕ぎなしですぐに湿原
2025年08月13日 13:10撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 13:10
藪漕ぎなしですぐに湿原
そのまま真っすぐ湿原を横切って下降に入る
2025年08月13日 14:04撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 14:04
そのまま真っすぐ湿原を横切って下降に入る
すぐに水流も増えた
2025年08月13日 14:12撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 14:12
すぐに水流も増えた
いい時間になったので大深沢出合で幕にした。
薪は沢山
2025年08月13日 18:50撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/13 18:50
いい時間になったので大深沢出合で幕にした。
薪は沢山
翌日も晴れる予感
2025年08月14日 06:46撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 6:46
翌日も晴れる予感
二股に分かれた滝
水流がそこそこあるのでシャワーだと弾かれそう

2025年08月14日 06:49撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 6:49
二股に分かれた滝
水流がそこそこあるのでシャワーだと弾かれそう

アップ
2025年08月14日 06:51撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 6:51
アップ
ナイアガラ出現
2025年08月14日 07:02撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 7:02
ナイアガラ出現
2025年08月14日 07:03撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 7:03
水流右を登る
2025年08月14日 07:05撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 7:05
水流右を登る
2025年08月14日 07:27撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 7:27
左から
2025年08月14日 07:30撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 7:30
左から
真ん中だった気がする
2025年08月14日 07:36撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 7:36
真ん中だった気がする
落ち口からはナメが始まる
2025年08月14日 08:15撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 8:15
落ち口からはナメが始まる
2025年08月14日 08:35撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 8:35
開放的だがこの後は密藪漕ぎ
2025年08月14日 09:10撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 9:10
開放的だがこの後は密藪漕ぎ
藪漕ぎ一時間
2025年08月14日 10:47撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 10:47
藪漕ぎ一時間
大深山荘到着
2025年08月14日 10:49撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 10:49
大深山荘到着
のどが渇いたが水がないので急いで水場へ
2025年08月14日 10:53撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 10:53
のどが渇いたが水がないので急いで水場へ
ジャブジャブ出てました
2025年08月14日 10:54撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 10:54
ジャブジャブ出てました
岩手山かな?
2025年08月14日 11:41撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 11:41
岩手山かな?
秋田駒?
2025年08月14日 11:46撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 11:46
秋田駒?
2025年08月14日 13:29撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 13:29
2025年08月14日 13:33撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 13:33
下降に使ったが登りでも葛根田川より楽しめそう
2025年08月14日 13:38撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 13:38
下降に使ったが登りでも葛根田川より楽しめそう
20m滝
2025年08月14日 13:56撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 13:56
20m滝
2025年08月14日 13:58撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 13:58
2025年08月14日 14:33撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 14:33
2025年08月14日 14:36撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 14:36
2025年08月14日 14:48撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 14:48
側壁に落ちる二筋の滝
2025年08月14日 15:04撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 15:04
側壁に落ちる二筋の滝
2025年08月14日 15:05撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 15:05
2025年08月14日 15:08撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 15:08
2025年08月14日 15:19撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 15:19
へとへとに疲れたころに林道到着
2025年08月14日 15:44撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 15:44
へとへとに疲れたころに林道到着
アスファルトが出てきて終わったと思ったがここからゲートまでがまた長かった。
2025年08月14日 16:43撮影 by  WP35 Pro, OUKITEL
8/14 16:43
アスファルトが出てきて終わったと思ったがここからゲートまでがまた長かった。
撮影機器:

装備

個人装備
タープ 食料3日分

感想

 何年か前、はるばる仙台から滝ノ上園地まで来て靴を忘れて泣きながら帰った葛根田川。今回はその時のリベンジ。と言うわけでもないがほかの所を計画してたのだけど前日まで断続的に降る雨で増水が懸念されて断念。ずっと晴れの続いてた岩手に転進で訪れました。
 滝の上温泉からナイアガラを観るべく沢中二泊で周回。とりあえず宿泊場所は沢山ありそうなので初日も次の日も行けるところまで。大深沢の出合からは出たとこ勝負で東ノ又沢か北ノ又沢を選ぶ予定。
 あわただしく準備したせいで忘れ物をし、眠気に耐えられず途中で仮眠したりと到着が遅れて7時にようやく出発。想像したより朝の冷え込みは厳しく焚火が楽しめそう。有名な沢だけにお盆休みは激混みかと思ったけど足跡を見る限り入渓しているのは多くなさそう。(実際脱渓するまで二組しかあわなかった) 
 沢中に難しいところや面倒なところもなくサクサク進みあっという間に稜線へ。
 心配した関東沢の下降もヌメリがほぼ無いので予想以上の快調に進みます。ガンバればもう少し先まで進めたかとも思いましたが大深沢出合いで区切りがいいので幕としました。出合いには先着の1PTのみでガラガラ。場所も選び放題で薪も沢山あって快適な一夜でした。
 翌朝も朝から暑くなりそうな天気。昨日は行程の半分を消化して大分余裕ができたので当初悩んだ東ノ又沢遡行から北ノ又沢遡行へと変更。大深山荘経由の稜線歩きとします。
 出発して程なくナイアガラの滝。ただしばらく雨が降ってなかったせいか他の方たちの写真を見るとこの日の迫力はいまひとつでした。
 ともあれじっくりと見学も済ませたあとはいくつか滝を越して稜線へ。ここは久しぶりの本格藪漕ぎ。ひどい藪でした。密な根曲がり竹は密過ぎて藪をかき分けることも出来ず背丈を越えて視界もなし。手で下げた竹を足で踏み付け1時間かけての突破。この時汲んでた水が水筒から漏れ出して水分補給ができなくてノドがカラカラという最高難度のおまけ付き。水場まで急ぎ下り飲んだ水は最高の一杯でした。
 補水後は八瀬森近くまで絶景稜線歩きを楽しみながら下降地点へ。co1,384から明通沢へ降りていく記録が多いけどそこまで行くのも面倒なので一本手前の支沢から下降開始。この沢は笹がかぶって頭上はうるさかったものの明通沢本流直前まで滝はなく簡単に降りて行けました。
 ここまで来たらもはや下山も十分可能。そのまま一気に下山…、と行きたかったところですが現実は厳しかった。疲労で足腰に力がはいらずヨタヨタしての歩行。脱渓地点の林道まではかなり長かった。尚本流には一本20mほどの滝がかかっていましたが藪を掴んでクライムダウン。結局ザイルは一度も出すことなく余った食材とともにタダの重しと成りました。
 今回はヌメリも無く増水もしていない好条件が重なり一泊二日で廻ってこられましたが、やはり余裕をみて二泊三日が正解かなと思います。何より沢での焚き火を1回しかできなかったのは少し心残りでした。

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