岩手山
岩手県
nabekuni
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 1,520m
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| 天候 | 雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 休暇村網張温泉の後、盛岡でわんこそば |
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
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ナイフ
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|
|---|
感想
5月2日 雨のち晴れ
相の沢キャンプ場0530-0535御神坂登山口(走行距離：2km)
御神坂登山口0610(30)0640 825m? 0650(50)0740 1,125m? 0755(25)0820大滝展望台0820(55)0915 1,510m? 0925(1:00)1025鬼ヶ城分岐1030(1:00)1130岩手山1200(30)1230鬼ヶ城分岐1230(40)1310 1,500m? 1320(25)1345大滝展望台1350(1:00)
1450御神坂登山口(計7:15)
御神坂登山口1525-1535網張温泉1650-1755盛岡・東屋1845-2040岳(走行距離：89km)
03:30起床。外は小雨というか小糠雨が降っているが予報では晴れることになっている。
朝食後、撤収して御神坂(おみさか)登山口(607m)に移動。御神坂の駐車場には車は1台もなかった。
06:10小雨の中を出発。と言っても帽子を被っていれば大丈夫な程度の雨だ。最初は雪の無い緩い夏道を行く。しばらく行くと地図に無い林道を横切った。それからしばらく登ると雪道になったが、 トレースが無く、標識や目印もほとんど無く、ルートを探しながら慎重に登る。
トレースを探しながら歩いていると、突然クッキリとした新しい足跡を見つけた。が、良く見ると人の足跡にしては小さく、ツメのような跡がある。どうやら熊の足跡らしい。ついさっき通過したような新しいもので、その後しばらくは緊張して歩いた。
途中でテントを1張見掛けたが、あとで追い付いてきた東京から来たという2人連れのものだった。
樹林帯を登っているうちに天候が回復し、やがてすっかり快晴になった。樹林帯を抜けると急登もあってとても暑くなった。
樹林帯の上部はブッシュ帯になり、ザックのピッケルが引っ掛かってとても歩きにくい。ブッシュ帯を抜けると岩場になった。大きな火山岩や小さな火山礫の入り交じったルートで、ズルズル滑って歩きにくいところが多い。
岩稜帯に入る頃から風が強くなってきた。
這松帯に入ると傾斜が緩くなり、少し登ると鬼ヶ城分岐の稜線に出た。直ぐ下に不動平避難小屋の屋根が 見えるが、そこに下りるルートが見えない。しばらく探したが見つからず、結局雪の急斜面を小屋に向かって真っ直ぐに下ることにした。最初に見た時にクラックが入っているように見えてためらったが、大丈夫だった。
避難小屋は屋根だけ出してほとんど雪に埋もれており、中には入れそうもなかった。
不動平から先は雪が全然無い。日当たりよりは火山としての地熱の影響ではないだろうか？
不動平から少し登ったところで、山頂の方から下って来た単独行者と会ったが、馬返しから山頂往復 だそうだ。
火山礫の急斜面はズルズル滑って歩きにくい。登り切ると円形の噴火口の縁に出た。噴火口の中には乳房のような 形をした中央火口丘があり、奧のほうに山頂が見える。火口の縁を20分ほど歩くと岩手山山頂(2,038m)に到着した。
火口の縁に出てからは山頂も含めて不思議に風が弱く、休憩するには丁度良い。これで70座目の百名山登頂だ。
山頂からは、八幡平、秋田駒、盛岡、明日登る早池峰などが見えて展望は素晴らしい。一昨日キャンプした県民の森も良く見える。ビールで恒例の乾杯をして、30分ほど景色を楽しんだ。
我々が山頂を後にするころに東京の2人パーティーが登ってきた。
火口の縁から不動平への下降点には火山活動による地形変動を観測するGPSと無線伝送システムの観測装置が設置されていた。全面解禁されたとはいえ、常時監視が必要な火山なのだ。
不動平で休憩していた2人パーティーは馬返しから来たとのこと。
樹林帯にはカタクリの群落があり、紫色の可憐な花を咲かせていた。
下りは自分たちの付けたトレースを辿り、快調に飛ばして山頂から2時間50分で登山口に到着した。
登山口でパトロールに来たレンジャーの人に出会い、写真を撮ってもらった。結局今日1日で出会った登山者は 御神坂コースではテントを張っていた2人と馬返しコースからの3人の合計5人だけで、昨日までの山とはうって変わって静かな山だった。
下山後、網張温泉の「休暇村網張温泉」で汗を流した。昨日までは素朴な東北らしい温泉だったが、ここは近代的なスーパー銭湯的お風呂だった。
早池峰に移動する前に、盛岡市内に入り、「わんこそば」の東屋(あずまや)本店に行った。10年位前に駅前店で100杯に挑戦し、90杯くらいでギブアップしたので、再挑戦だ。馬場��さんは九州人なので蕎麦はそれほど大量に食べる趣味は無く、普通の食事を頼んだ。
我々が店内に入った時、丁度100杯達成した女性客がいて店内は大いに盛り上がっていた。我々の隣りの席には 留学生とその両親を招待した学生たちがいて、皆でわんこそばに挑戦していた。お店では英語で書かれたルールブックを 渡していた。外国人のお客もかなり多いのだろう。
わんこが始まると次から次へとお代わりがお椀に放り込まれる。一杯の量はほんの一口で、15杯でかけそば1杯 分になる。通常は係の人ひとりで4人くらいのお客を担当するが、私はおねーさんと1対1になり、 お代わりのペースがとても早く、その分しんどい。
見るとお椀を重ねずにかたづけている。聞くと、私の注文した2,600円のコースではお椀は重ねず、3,100円の コースがお椀を重ねてくれるのだそうだ。知らなかった！ 値段の違いは薬味とかおかずの違いだと思っていたので、失敗だった。やはりお椀を重ねないとわんこそばらしくないし、写真を撮っても絵にならない。
お椀を重ねる代わりにマッチ棒が渡され、自分で並べて数えていく。30杯目くらいまでは美味しかったが、 50杯を越えると苦しくなり、63杯でギブアップしてしまった。頭の中に蕎麦が詰まっているようで、とても気持ちが悪い。
お店には「わんこそば10傑」の張り紙があり、10位は319杯、1位に至ってはなんと559杯！ とても信じられない。いったいどこに入るのだろう？
お店を出て早池峰に向かう車中でもずっと気持ち悪かった。
盛岡市郊外のコンビニで明日の朝食と行動食を購入し、峠越えの狭い道を2時間ほど走り、20:30頃に岳地区の駐車場に着いた。一旦行けるところまで行ってみたが、やはり峰南荘の先でゲートが閉まっていた。峰南荘周辺にも駐車場があったが、舗装されていなかったので、500mほど戻ってトイレのある舗装された広い駐車場に車を停めた。
駐車場は100台以上楽に入りそうな大きなものだが、先着の車は2台だけだった。我々は一番奥に駐車し、車の後にテントを張った。夕食は終わっているので、ビールを飲んで就寝体勢に入る。寝る前に外に出ると空には満天の星が輝いていた。こんなにすごい星空は久しぶりだ。22:00就寝。
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