記録ID: 3335307
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無雪期ピークハント／縦走
塩見・赤石・聖
山伏・小河内山・青枯山・青笹山・三ノ沢山・水無峠山（百畳峠よりピストン）
2021年07月11日(日) [日帰り]
きたになおき
tkitani
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 12:22
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,515m
- 下り
- 1,507m
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日帰り
- 山行
- 10:59
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:19
6:57
7:05
20分
（休憩）
8:01
8:06
37分
（休憩）
8:43
8:49
74分
（休憩）
13:02
13:13
12分
（休憩）
14:07
14:11
58分
（休憩）
16:36
ゴール地点
| 天候 | 小雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
静岡県民の森から百畳峠への道（林道勘行峰線）は、大きな舗装の穴や小さな落石が多数あるため慎重な運転が必要です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
百畳峠〜山伏：整備されたハイキングルート。 山伏〜笹山峠（山伏峠）：急傾斜に作られた九十九折のトラバースです。下りはちょっと分かりにくいのですが、崩落箇所をトラバースしないようなルートが作られているので、進行方向が見つからなくなったら周囲をよく探してください。 笹山峠（山伏峠）〜小河内山III峰：アップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。それほど危険ではありませんが、山梨側は切れ落ちているのでちょっと緊張感あります。道はわかりやすい。 小河内山III峰〜青笹山：危険箇所はないものの道がわかりにくい。基本的には倒木を避けつつ尾根の高いところを進みます。ピンクテープに従っていくと水無峠山と三ノ沢山のピークをショートカットしてしまうので、ピークを踏みたい人は注意が必要。 |
| その他周辺情報 | 家に息子を置いてきているので下山後はまっすぐ帰ってしまいました。 本当は口坂本温泉へ寄って日帰り温泉に浸かりたかったですね（16:00受付終了なので今回は行ったとしても終了してましたが） |
写真
百畳峠の駐車場から出発！日の出前ですが少しずつ明るくなってきました。
あれれ？小雨が降ってきちゃった。無人の山伏小屋へ立ち寄ったんですが扉に鍵がかかっていたので軒下でレインウェアに。裏口に回ったらそっちの扉は開いてました。
1
7/11 4:35
あれれ？小雨が降ってきちゃった。無人の山伏小屋へ立ち寄ったんですが扉に鍵がかかっていたので軒下でレインウェアに。裏口に回ったらそっちの扉は開いてました。
整備された登山道を登ること30分。山伏（やんぶし）山頂です。日本三百名山＆静岡の百山＆山梨百名山。自分は5年ぶり2回目。
途中ルートが見つけられず崩落箇所をトラバースして昔のルートへ行ってしまいましたが（写真）これは間違いです！ここを渡る手前で右側下方を見れば補助ロープが張られた迂回路があります（帰路で気付きました）。迂回路も急斜面の九十九折なので緊張感高めですが…。
2
7/11 5:31
途中ルートが見つけられず崩落箇所をトラバースして昔のルートへ行ってしまいましたが（写真）これは間違いです！ここを渡る手前で右側下方を見れば補助ロープが張られた迂回路があります（帰路で気付きました）。迂回路も急斜面の九十九折なので緊張感高めですが…。
おお絶景！中央左に見えるでっぱりが今日の目的地青笹山です。遠いなぁ。奥は南アルプス悪沢岳あたり。
ゆるキャン△で有名になった林道井川雨畑線の県境（大笹峠・山伏峠）まで下りてきました。地名が2つあるのはまたアレ（静岡側と山梨側の呼び方が違うってやつ）なのかな？
7/11 5:44
ゆるキャン△で有名になった林道井川雨畑線の県境（大笹峠・山伏峠）まで下りてきました。地名が2つあるのはまたアレ（静岡側と山梨側の呼び方が違うってやつ）なのかな？
県境沿いの尾根をぐんぐん登っていきます。次のボス（小河内山）はあれか…。
時々早川町の指導標があります。以前はここから笊ヶ岳（18kmほど先）まで普通に行けたんですね。今は途中にある青薙崩れの通過が危険すぎるので普通の人には無理。
1
7/11 6:40
時々早川町の指導標があります。以前はここから笊ヶ岳（18kmほど先）まで普通に行けたんですね。今は途中にある青薙崩れの通過が危険すぎるので普通の人には無理。
このあたりが小河内山I峰（最高地点）。山名標識はありません。「静岡の山 日帰りコース158（永野敏夫著）」ではこっちが「III峰」になってましたがどっちが正しいんでしょうね？
1
7/11 7:15
このあたりが小河内山I峰（最高地点）。山名標識はありません。「静岡の山 日帰りコース158（永野敏夫著）」ではこっちが「III峰」になってましたがどっちが正しいんでしょうね？
眺望が開けました！雲がかかってるあたりが去年登った大無限山。存在感ありますね〜。
最後のピーク小河内山III峰（「静岡の山 日帰りコース158（永野敏夫著）」ではI峰）。ここから南西へ下ると大無限山の登山口として有名な井川へ行けるようです。
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7/11 7:43
最後のピーク小河内山III峰（「静岡の山 日帰りコース158（永野敏夫著）」ではI峰）。ここから南西へ下ると大無限山の登山口として有名な井川へ行けるようです。
あれ？水無峠山の山頂通りすぎちゃった。ピンクテープに従うとピークをショートカットしちゃいます。まあいいや、山頂は帰りに行こう…。
7/11 8:44
あれ？水無峠山の山頂通りすぎちゃった。ピンクテープに従うとピークをショートカットしちゃいます。まあいいや、山頂は帰りに行こう…。
今度は三ノ沢山の山頂を通りすぎちゃった。またピンクテープに騙された！まあいいや、山頂は帰りに行こう…。すると妻が「そろそろ限界みたいだから引き返したい」と。確かにかなり疲れた様子。
7/11 9:08
今度は三ノ沢山の山頂を通りすぎちゃった。またピンクテープに騙された！まあいいや、山頂は帰りに行こう…。すると妻が「そろそろ限界みたいだから引き返したい」と。確かにかなり疲れた様子。
「自分だけさっと青笹山往復してくるからここで待ってる？」「でも通信圏外で別行動も危ないか」「もうちょっとだけ進めば電波入りそうだからそこまでゆっくり進もう」…と休みながら進むこと1時間。青枯山山頂もいつの間にか通過。
2
7/11 10:08
「自分だけさっと青笹山往復してくるからここで待ってる？」「でも通信圏外で別行動も危ないか」「もうちょっとだけ進めば電波入りそうだからそこまでゆっくり進もう」…と休みながら進むこと1時間。青枯山山頂もいつの間にか通過。
ここなら電波入るかな？と思ってたピークでもアンテナは立たず。
ここで最高の眺望ポイント！青薙山への稜線がクッキリです。あの崩壊地が青薙崩れか。ありゃヤバイ。
妻もずいぶん元気が戻ってきたようです。というかいつまで進んでも電波入らないので諦めただけかもしれません。
なんか動いてるな…タヌキ？と思いきやニホンアナグマでした。好奇心旺盛なのか30秒ほどこっちを見てましたが、最後は穴の中に入って隠れちゃいました。カワイイ！
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7/11 10:38
なんか動いてるな…タヌキ？と思いきやニホンアナグマでした。好奇心旺盛なのか30秒ほどこっちを見てましたが、最後は穴の中に入って隠れちゃいました。カワイイ！
やりました！静岡の百山77座目の青笹山山頂です。ちなみに当初の計画（コースタイムx0.8・下山予定15:30）から30分遅れてるだけなので時間的には全然余裕。
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7/11 10:44
やりました！静岡の百山77座目の青笹山山頂です。ちなみに当初の計画（コースタイムx0.8・下山予定15:30）から30分遅れてるだけなので時間的には全然余裕。
再び来た道を帰ります。水無峠山までは道迷いさえ気をつければ急斜面や危険箇所がないからちょっと安心。
ようやく登り切った！チラッと井川湖が見えますね。中央右側の綺麗な山は七ツ峰。
行きは気が付かなかったけど、小河内山の山名標識がありました。でもなぜ3つのピークで一番低いIII峰に？
ここからは踏み跡明瞭で道迷いの心配はほぼなし。ただし山梨側が切れ落ちてるので緊張感はあります。
小河内山II峰付近から北側を望む。左手前の山がさっきいた青笹山。その右にあるのが布引山と笊ヶ岳。布引山も行きたい山なんだけど大きいなぁ。
7/11 13:42
小河内山II峰付近から北側を望む。左手前の山がさっきいた青笹山。その右にあるのが布引山と笊ヶ岳。布引山も行きたい山なんだけど大きいなぁ。
山梨側の崖がすごい。もう簡単に岩が剥がれて落ちていっちゃいそう。
小河内山III峰から歩くこと1時間40分。ようやく林道井川雨畑線まで戻ってきた！
以前はここに駐車して小河内山へ登れたらしいです。もう無理だろうなぁ。あちこち崩落してるらしいし。そもそも目の前も崩れてるし。
さて、しっかり休憩したので、最後のイヤなポイント登っちゃいましょう！
急斜面のトラバース路はロープが渡してあっても緊張しますね。落石も起きやすいので、直下に人がいないことを確認しながらゆっくり登っていきます。でも行きに間違えた崩落箇所を通過しなくて済んだのでホッとしました。
7/11 15:32
急斜面のトラバース路はロープが渡してあっても緊張しますね。落石も起きやすいので、直下に人がいないことを確認しながらゆっくり登っていきます。でも行きに間違えた崩落箇所を通過しなくて済んだのでホッとしました。
妻がさらにペースダウン。爪先が痛くてつらいそうです。ここまで頑張ってくれてありがとう。無理させちゃってゴメンね。
百畳峠の駐車場まで戻ってきました。結局計画からちょうど1時間後の下山。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
半袖シャツ
ドライレイヤー（ミレー）
ハーフパンツ
タイツ
靴下
グローブ
レインウェア
帽子
登山靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
|
|---|
感想
梅雨と妻の激務のためなかなか登山へ行くタイミングが作れませんでしたが、ついに「妻が休みの日曜日」「静岡県は晴れ」という絶好の登山チャンスがやってきました！
50以上作り貯めてある登山計画の中から「未踏の静岡百山」「日帰り可能」「久しぶりの登山なので危険箇所が少なそうな山」「酷いヤマビル被害が報告されてないところ」という条件の揃った井川の青笹山をチョイスしたのですが、実は何度もアップダウンを繰り返すタフなルートで、途中諦めかけた妻を励ましながらなんとか2人で計画ルートを歩ききることができました。久しぶりの登山としてはきつい計画だったかも…。なおヤマビルは1匹も見かけませんでした。
登山口手前で飛び出してきた小鹿を急ブレーキで回避できたことや、青笹山手前でかわいいニホンアナグマに会えたことなど、色々思い出に残る山行になりました。
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