遠かった鳳凰三山〜広河原から目指すも途中撤退
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白鳳峠入口からしばらくは土が露出した急斜面の連続で、とくに下りは細心の注意が必要。露岩帯では浮き石に十分な注意を。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ、懐中電灯
予備電池
1/25,000地形図 鳳凰山
ガイド地図 北岳・甲斐駒
コンパス
山岳保険加入者証
ペン、手帳
保険証
飲料 水、スポーツドリンク、お茶
ティッシュ、ウエットティッシュ
手ぬぐい、タオル
携帯電話、充電器
熊鈴
雨具
防寒着 フリース
ストック
カメラ、双眼鏡
時計、高度計、温度計
非常食、行動食、昼食
ツエルト
ザックカバー
バーナー、ガスカートリッジ
コッヘル、はし
虫よけネット
帽子
サバイバルシート
サバイバルキット 消毒薬、バンドエイド、虫さされ、整腸薬
ホイッスル
ライター
ナイフ
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感想
日帰りで尾瀬をのんびり歩くつもりが、天気予報が思わしくなく、急遽、天気がよさそうな南アルプス方面で計画を立て直す。
日帰りでアプローチが可能な山を、と考えて鳳凰三山に向かうことにするが、南アルプスは初めて。当初は青木鉱泉からの周回コースを考えたが、車でのアプローチが難しそう。芦安温泉に車を止めてバスもしくは乗り合いタクシーで広河原で降り、そこから鳳凰三山方面へ行ける所まで行き、最終バスの時間までに広河原に戻るピストン山行にする。
中央道を甲府昭和インターで降り、芦安温泉駐車場に着いたのが5時20分。平日のせいかバス・タクシー乗り場に最も近い南アルプス市営第2駐車場は5分の4ほどの埋まり具合。乗り合いタクシーが20分後に出ると聞いて急いで身支度、乗車する。ここまでは自家用車で来れるという夜叉神峠登山口をへて広河原に6時30分到着。荷物をパッキング、トイレをすませてまずは白鳳峠に向かう。ゲートわきを通って北沢峠への舗装林道を歩いていくと、右側に白鳳峠入口の指導標。ここから登山道に入る。
樹林帯の急な登山道をひたすらワシワシ登っていく。登山道は土が露出してすべりやすいので、登りはともかく降りるときは要注意。岩場が何か所かあるが、しっかりしたハシゴが設置されている。
高度計で2200mを越えると樹林帯から岩が積み重なった露岩帯に出る。振り返ると、谷を挟んで向かい合う北岳の姿が大きい。露岩帯とハイマツの間を交互に通りながら高度を上げていくと再び樹林帯に入り、ほどなく白鳳峠、ここで縦走路に合流する。左は甲斐駒方面、右の鳳凰三山方面に向かう。
高度を上げて樹林帯を抜けると、登山道は再び露岩帯に入る。空は次第に晴れてきたのはいいけれど、日差しが暑い。体力を消耗している。水の消耗も予想以上で、脱水症状の不安がよぎる。これから向かう最初のピークである高嶺までが限界かも。
高嶺山頂直下の岩場を慎重に通過すると、360度の展望が待っていた。正面に鳳凰三山、その右肩ごしに富士山、右へ目をやれば南アルプス南部の山並み、お目の前にそびえる北岳をはじめとする白峰三山、仙丈ヶ岳、アサヨ峰、手が届きそうに近い甲斐駒ケ岳、遠くに八ヶ岳連峰、奥秩父の山々までが見える。
素晴らしい展望を堪能しながら食事をすませ、ここから引き返す。登山道を下りながら、青空をバックにそびえる南アルプス北部名峰群の姿にしばし足を止めて見入る。
すべりやすい足元に気をつけながら来た道を戻り、広河原に帰ってきたのが14時5分。次に乗り合いタクシーが出るまで1時間半近く。あいているベンチに疲れた体を横たえる。川から吹いてくる風が気持良い。タクシーで芦安駐車場に戻ったのが16時10分。下界の暑いこと!
夏の登山で、確実な水場が期待できないコースで余裕を持って行動するには十分な水が必要、というのが今回の反省点。そうでないと脱水症状、熱中症への不安で精神的に追い込まれてしまう。必然的に荷物が重くなるので、その分余裕をもって計画する。夏の山行に良い教訓を得た。
しかし、準備不足にもかかわらず個性的な名峰のそろう南アルプス北部の山岳展望を楽しむことができ、充実した山行だったの確か。次は十分に準備して北岳、仙丈ケ岳に再挑戦したい。
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