虎毛山塊 ワルイ沢遡行 湯ノ又沢ナメ下降

2021年07月24日(土) [日帰り]

• GPS: 07:01
• 距離: 11.2km
• 登り: 764m
• 下り: 743m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:38
• 休憩: 0:23
• 合計: 7:01

距離 11.2km 登り 764m 下り 763m

6:25 スタート地点
7:25 7:26 ワルイ沢出合
7:59 8:00 くの字滝３段
11:02 11:07 登山道合流
11:23 11:38 虎毛高松縦走線分岐 湯ノ又ガンジャ口方面
12:44 12:45 高松岳 湯ノ又ガンジャ口
13:26 ゴール地点

沢中休憩は30〜40分程。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

108号仙秋ラインから湯ノ又大滝方面に林道を入ると、二又になる。右が湯ノ又大滝方面だが、林道工事の為通行止めになっている。
チェーンが張られているので、その手前の路肩に駐車。
平日は工事車両が通過するのでチェーンは張られていないが、17時ころにはチェーンが張られてしまうので、知らないで奥まで進入すると車が出せなくなる恐れがあるので注意。

コース状況／危険箇所等

役内川水系　ツブレ沢支流ワルイ沢
水量少なめ　SBなし　ラバー

二又の駐車地点より道路を少し下り、左手の林道に入る。踏み跡を進むと橋がありその袂から入渓したが、これは間違い。入渓した沢は湯ノ又沢で、これを下流に少し下り、ツブレ沢に出合ってから遡行を開始した。
橋から入渓しないでそのまま踏み跡を少し進んでからツブレ沢に入渓した方がいい。下流から入渓すると堰堤をひとつ超すアルバイトがある。
ツブレ沢を遡行すると、490m付近に堰堤が現れる。その手前の左から出合う沢がワルイ沢である。

ワルイ沢は特に難しい所はないが、フェルトだと登るのに苦労しそうな滝があるのでラバーの方がいいと思う。
核心の、くの字滝3段は一段目に残置ロープがあった。
遡行を続けると上部に行くにつれ沢は荒れ放題になってくる。
詰めは10分程の薄めの藪こぎで登山道合流。

下山はガンジャ口コースの登山道を少し歩き、湯ノ又沢が接近した所から沢に入る。
湯ノ又沢は素晴らしいナメがずっと続いており、この暑い日には最高のご褒美であった。

今回はお助けを数回出したくらいでザイルは出さなかったが、メンバーによっては積極的に出した方がいい。くの字滝3段を巻く場合を考えると30m一本で足りるかは分からないが、あの滝を巻いてしまったらこの沢の面白さは半減すると思われる。

写真

7/23 16:19

前ノリの宴会場

7/24 6:32

翌日は快晴のスタート

7/24 6:34

林道を進むます。

7/24 6:44

入渓したのはこの橋の袂から。
橋脚はコンクリートですが床版が木製で腐って抜けているところもあり、知らずに乗ると危険。

7/24 6:51

早く入渓し過ぎて湯ノ又沢を下る。

7/24 6:53

出会うとすぐに巨大な堰提

余計なアルバイトでした。

7/24 6:59

右岸を巻きます。
朝から急斜面。残置のトラロープがありました。

7/24 7:15

堰提を越えるとしばらく河原歩き

7/24 7:25

二つ目の堰提が現れると手前から折れてワルイ沢へ

7/24 7:31

最初の滝。

7/24 7:33

すぐに滝
朝から軽やかに越えるm氏

7/24 7:34

泳いで取り付くHiroshiiiiさん。

7/24 7:35

直登していきました。

7/24 7:38

素晴らしい渓相です。

水は温いくらいでした。

7/24 7:41

小滝が続きます。
ダイナミックに開脚するH氏

結構ツルっとしてホールドが少ないのでバランスが大事です。

7/24 7:47

上から

泳ぐ鶏氏。

7/24 7:47

簡単な滝が続きます。

7/24 7:47

逆光で輝いてなんだかカッコいい

7/24 7:52

攻め口を探すm氏

ラバーじゃないと登れないと思います。

7/24 7:55

このツルっとしたスラブをグリップだけを頼りによじ登るH氏

7/24 8:00

核心の「くの字」の二段滝を前に攻略方法を練る

7/24 8:02

ショルダーで越える。

最高に気持ちよかった。

くの字滝は全部で3段です。これが最上段。右からは結構渋い。

7/24 8:07

Hiroshiiiiさんと鶏氏は左から。

7/24 8:09

左も中々。

7/24 8:22

ゴルジュ突入。

7/24 8:23

気温高いから落ちても全く問題ないけど

7/24 8:29

こうゆう滝が多かったです。

突っ張る鶏氏。

7/24 8:31

滑らかに磨かれてホールドが無いところをラバーソールを信じて登っていく。

7/24 9:03

カッコいいゴルジュが続きます。

7/24 9:04

ヘツリようがない釜
でも暑いから水に入るのが気持ちいい

7/24 9:08

いいですね。

7/24 9:09

ドザエモン

7/24 9:11

開放的なナメ

暑い！

7/24 9:17

左岸のスラブは圧巻。

7/24 9:34

フリクションNO.1

7/24 9:38

巨大な倒木の山を越える

7/24 9:42

右から直登。

7/24 10:22

まさに山

7/24 10:23

もっと水量があればよかったです。

7/24 10:25

水流も大分細くなって まもなく源頭

7/24 10:29

7/24 10:46

この後15分ほどの藪漕ぎで登山道へ出ます。
ただし結構急斜面

7/24 11:53

下りのナメ

下山にこれは最高のご褒美でした。

7/24 11:55

あまりに暑くて風呂に浸かる

7/24 11:58

ペタペタ下る。

7/24 12:00

癒しのナメがこれでもかと続く

7/24 12:15

登山道と交差するところで脱渓

7/24 12:41

7/24 12:50

最後は林道に出て終了
ただし現在通行止めです

7/24 12:56

水害復旧で絶賛工事中
監督さんに聞いたら雪が降るまで工事続くんじゃないかということです。

7/24 13:07

最後に湯ノ又大滝を見学する。落差40mの立派な滝でした。

7/24 13:26

ここが通行止めゲート。
施錠されて車は入れません。。
お疲れ様でした！

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 雨具 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ ヘルメット 30メートルロープ ガチャ類 スリング類 遡行図

感想

chicken_man

　せっかくの4連休ですがどうも天気がよろしくない。この日も小屋の沢を目指すべく朝の6時にみんなで蔵王に集合したものの、ぐずついた天気にテンションダダ下がり。結局仕切り直しして秋田は虎毛山隗のワルイ沢に転進。
　秋田はまずまずの天気で前泊の宴会も順調にこなし、快晴の翌日は美しい渓相とも相まって最高の遡行になりました。

mooree

せっかくの四連休。蔵王の小屋の沢に1泊で入る予定だったが、天気が悪すぎて入渓する気になれず、転身。

虎毛の沢は狙ってる沢が何本もあり、ここも本当は泊まりで入りたい流域だが、今回はメンバーの都合もあり日帰り一本とした。

今回遡行したワルイ沢は、一回聞いたら忘れないような名前だが、ワルイと思ったのは荒れた倒木くらいで、渓相も素晴らしく想像以上に楽しめた。
核心の3段くの字滝だが、ここを登るのを楽しみにしてきたのだが、以前はなかった残置ロープがありちょっと拍子抜け。ただ盛大にシャワーを浴びて気持ちよく登れたのは楽しかった。その上の3段目も登り応えがありよかった。

この日は沢の中でも暑いくらいで、3人共ジャブジャブ水の中を進みながら、気持ちよく遡行できて本当に楽しかった。
この連休は日帰り一本だけとなってしまったが、この1日で十分夏を満喫出来たので満足です。

そして、おにやんま君は私には効かない事が判明した。

コメント

rojya-su

いっぱい面白そうなとこ行ってずるい(笑)

chicken_man

ものすごく面白い。ロジャースさんもご一緒しましょう。なかなか痺れますよ。

rojya-su

沢経験無いんですよ〜
何を用意すればいいんですかね〜？？？
磯釣り用の道具ならありますけど(笑)

chicken_man

まぁイロイロありますけど、一番は「やる気」ですかね。これあればたいていのことは何とかなります。
あと磯釣りセットあればもしかしてイワナとか釣れるんですかね。だとしたら用意としては完璧ではないでしょうか。あとは行くだけですね。ぜひともこちらの世界にお待ちしています。一緒に落ちていきましょう(笑)