雑魚川の大瀧・上信越自然歩道（熟平橋〜クレキ沢〜大倉沢）奥志賀高原を散策

2021年07月26日(月) [日帰り]

• GPS: 05:06
• 距離: 18.8km
• 登り: 770m
• 下り: 751m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:18
• 休憩: 0:14
• 合計: 5:32

距離 18.8km 登り 778m 下り 767m

8:40 王滝駐車場
8:54 9:04 大滝
9:17 清水小屋分岐
9:55 吊り橋
10:10 車道合流
10:42 王滝駐車場
11:07 駐車場所
11:09 11:10 熟平橋駐車場所
12:20 クレキ沢
12:41 12:43 大倉沢
12:58 12:59 入口
14:12 塾平橋駐車場所

＊大滝駐車場と熟平橋近くの駐車場所の間は車移動の為、実際の歩行時間は4時間53分

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【大瀧】
中野市街から国道292号線で志賀高原を目指し、「丸池」で左折
奥志賀公園線で秋山郷に向かう途中に
「大瀧」の標識と案内板があり、
5〜6台の駐車スペースがあります
【上信越自然歩道】
大瀧駐車場から6km戻り
塾平橋近くの道路余地に駐車

コース状況／危険箇所等

【大瀧】
遊歩道が整備され、危険個所はありません
【上信越自然歩道】
道脇の背の高い熊笹が幅広く刈ってあり、
緩やかなアップダウンの歩き易い遊歩道
又七山方面分岐を過ぎる辺りから水平な林道（廃林道？）歩き
泥濘箇所が結構あり、新しく木道が設置された箇所もありました
大倉沢付近にタイヤ痕あり、車で大倉沢迄入れる様子
危険個所はありませんが、車での帰り道
遊歩道入口付近の車道脇に居る子熊を目撃
必ず母熊が近くにいる筈なので、熊鈴は必携！

その他周辺情報

湯田中駅前　楓の湯
http://town.yamanouchi.nagano.jp/kaedenoyu/index.html
定番のリーズナブルな温泉

写真

7/26 8:39

駐車場に標識とマップがあります

7/26 8:39

入口
車道から緩やかな下り

7/26 8:43

すぐに分岐
大瀧は左へ

7/26 8:46

厚い鉄橋
これなら流されにくいでしょう。豪雪地帯の雪解け水の凄さを感じます。

7/26 8:58

大瀧

7/26 8:59

Y字型に流れ落ちる形がユニーク(^^♪

7/26 8:59

左にも小さな滝が流れ落ちていました。この辺りは固い岩盤を水が年月をかけて削り取った様子が見えます

7/26 8:59

抉られた跡が左右に

7/26 9:08

一枚岩の上を川が流れているんですね。車で車道を走っているだけでは見られない景色。秋山郷に何度も通いながら、知らなかった景色です(^^ゞ

7/26 9:09

小さななめ滝があちこちに

7/26 9:10

泥濘地に丸太の足置き場が作られていました。最近のよう。

7/26 9:17

分岐を清水小屋へ

7/26 9:22

雑魚側に沿って緩やかに登ります。殆ど平坦と言って良いくらい！今日もあまりにも楽な山歩きをしているのをちょっと後ろめたく感じます(^^ゞ

7/26 9:24

小さな滝

7/26 9:26

なめ滝

7/26 9:28

これは何？
ワイヤーで結びつけてあるので、橋の流失防止なのでしょう。ここでも春先の水の勢いを窺い知りました。

7/26 9:30

水深はそれ程ではないので、この時季、沢登りは最高かもしれません

7/26 9:35

涼しそう
と言っても奥志賀高原！日差しも遮られる樹林帯！只今の気温20度位で、殆ど暑さは感じません。毎年来たくなる訳です(^^ゞ

7/26 9:36

ハーモニカの滝

7/26 9:36

アップで！

7/26 9:38

分岐
右に行くと車道。左にまだ遊歩道が続いているので行ってみます。

7/26 9:38

沢山の小さな沢から水が集まり、雑魚川になっているのですね。渓流釣りに興味のない自分でも、この川が渓流釣りで全国的に有名と聞いていました。

7/26 9:40

対岸に荷物を渡すのでしょう。聖岳登山の渡渉点での荷篭を思い出しました。

7/26 9:44

巡り逢いの滝
緩やかな段差が心地よい滝

7/26 9:46

文字が熊さんに齧られ、はっきりしない部分があります

7/26 9:50

ちょっと寄り道

7/26 9:52

満水滝

7/26 9:55

満水川吊り橋
脇の案内板に沢山の方々の協力を得て作られた橋とありました

7/26 9:56

やっぱり、水の澄んだ浅瀬を見ていると水遊びしたくなります♪

7/26 10:01

この木橋もワイヤー付きでした

7/26 10:03

いつの間にか川と道が目の高さに近づき、奥入瀬を思わせる心地良い雰囲気

7/26 10:10

車道に合流
駐車場迄30分程の車道歩きでした。滅多に車の通らない道ですが、車に注意！

7/26 10:12

舗装道は暑く、なるべく日陰を選んで歩きたくなります

7/26 10:15

カラスアゲハ？
道路の真ん中に綺麗な蝶(*_*)

7/26 10:15

車に轢かれてしまうかもしれず、脇の藪に追い立てましたが、相当弱っている様子

7/26 10:21

ヌスットハギ？

7/26 10:23

クガイソウ
この美しい紫は写真ではなかなか撮れない気がします

7/26 10:25

橋の向こうは栄村

7/26 10:31

左折すると野沢温泉
この間は通行したことがありません。かなり長い距離の林道。

7/26 10:32

トリアシショウマ？

7/26 10:38

オダマキ？ミヤマオダマキ？

7/26 10:39

ヨツバヒヨドリ
アサギマダラの食草ですから、この辺にアサギマダラが沢山いそう。この後一羽だけ見かけました。

7/26 10:42

大瀧駐車場に帰還
30分の車道歩きでした。これから車で塾平橋まで、6km戻ります。

7/26 11:09

塾平橋
橋を渡ったすぐ右が上信越自然歩道の塾平橋入口

7/26 11:10

入口の案内板

7/26 11:19

木橋が良く整備され、渡渉の為のアップダウンは全くなく、素晴らしい遊歩道。出会った人は皆無で、これだけ整備されているのに利用される方がどれくらいいるのかと思うともったいない気がします。

7/26 11:20

白樺の散歩道

7/26 11:22

言葉は要りません

7/26 11:34

最近設置された感じの木道

7/26 11:46

白樺とダケカンバの混合林はちょっと珍しいのでは

7/26 11:47

コメツガも現れました

7/26 11:50

両脇の笹がやや伸び出していますが、背丈程の熊笹を幅広く刈って頂いており歩き易く、人手もかかっている遊歩道だと思います。

7/26 12:13

果てしない散歩道
無心に歩いている積りが、疲れが出て来たのか、いつの間にか雑念の虜になっていて苦笑い(^^ゞ

7/26 12:13

無心でも雑念の虜でも、こんなにのんびり歩ける遊歩道と、健康に感謝(^^♪

7/26 12:15

寺子屋峰方面が見えているのでしょうか？

7/26 12:16

キンミズヒキ

7/26 12:16

ひっそりとリンドウが葉陰に咲き始めていました。早すぎですよ！まだ七月なのに！山の夏は短か過ぎ！

7/26 12:17

ヤマハハコも秋の花

7/26 12:20

クレキ沢
又七山に向かう林道跡がある筈と目を凝らして来たのに、藪に覆われてしまっているのか発見出来ず、心残り(:_;)まあ、残雪期にしか行かれない山なのでしょうけれど…

7/26 12:20

木橋で小さな沢を幾つか渡って来た中で、大きな沢

7/26 12:21

木道の下は相当深そうな泥濘地。この辺りは殆ど平坦なので、泥濘箇所がかなりあり、靴が沈みこまぬよう、注意して通過。

7/26 12:41

大倉沢が見えて来ました

7/26 12:43

ここで休憩
振り返った大倉沢。車道合流まで後少しになりました。

7/26 12:56

焼額山全容
蒸し暑い日に登ったからか、奥志賀高原スキー場の車道の登りがきつかったのが忘れられません。

7/26 12:58

分岐
今日はここで終わります。またいつかこの続きを歩きに来るかもしれませんが…

7/26 12:58

分岐からすぐ、車道が見えました

7/26 12:59

車道から、分岐標識が見えにくい感じ。志賀高原から車で走ってくると見落としそう(^^ゞ

7/26 13:12

緩い下りの車道も、二度目となると様子が分っているだけに辛いものがあります(:_;)

7/26 13:14

ヤナギラン
今日は幾つも秋の花に出会ってしまい、ちょっぴり右寂しくなりました

7/26 13:14

コオニユリ

7/26 13:14

オカトラノオ

7/26 13:14

フジバカマ
この花もアサギマダラの食草

7/26 13:15

毎年、ヤナギランの群生の見られる場所は一瞬鮮やかで気付くと儚い場所

7/26 13:25

岩菅山方面

7/26 13:31

オオウバユリ

7/26 13:35

バス停に近づきました

7/26 13:36

懐かしいバス停
バス停近くに駐車し、奥志賀高原スキー場から焼額山を周回したのは、昨年八月！

7/26 13:36

あの時と同じ鮮やかさのゼラニウムは、誰がお世話しているのか分かりませんが、見事な大鉢。冬はきっと室内で育てられているのでしょう。

7/26 13:37

今日はまだここから随分長く車道歩き(T_T)疲れた足は既に棒のよう(T_T)でも車に辿り着かねば、とトボトボ(T_T)

7/26 14:10

ソバナ
真夏の始まりと思うのに、山では既に秋が始まっていると一抹の寂しさを覚える日になりました。けれど、定番の温泉に寄り、疲れを癒して元気に帰宅します♪

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

秋山郷への行き帰り、幾度も標識と駐車場を目にしながら
時間に余裕がなく、訪れる機会のなかった大瀧でした。
昨年秋、torainu2557さんの記録を偶然拝見し
遊歩道が完備しているのを知り、計画を温め始めました。

せっかくの機会なので、上信越自然歩道も一緒にと欲張り、
実行したところ、どちらも起伏の少ない整備された遊歩道♪
こんなに整備された道で、人に全く会わないのも惜しい気がします。
日帰りの避暑でも奥志賀高原の遊歩道はお薦めです。
大瀧の歩き方は、torainu2557さんの記録を参考にさせて頂きました。
山頂を踏まない記録が少ない中、助かりました。
有難うございました。

志賀高原から秋山郷に向かう県道は深い渓谷沿いにあり、
もちろん冬は通行止め、緑の深くなる六月に開通すると、
車道から、もう既に大滝は眺められないと思います。
ユニークな形の大滝と一枚岩の上を滑るように流れる川は
やはり車から離れ、歩けばこそ楽しめる素晴らしい景色でしょう。

遊歩道でも、車道でも、既に傍らに秋の花が咲き始め、
季節の移ろいを感じさせられ、ふと寂しさを覚える日になりました。
でも、行けども続く原生林の樹林帯の逞しさに、心奪われました。
途中から疲れ、無心に歩けず、雑念の虜となりましたが…

下山後、車で上信越自然歩道入口付近を通行した際、
道路脇に居る子熊を発見し、ひやりとしました。
勿論熊鈴は着けていましたが、入山中だったらと思うと
心臓が早鐘の様に打ち、なかなか静まりませんでした。
志賀高原は普通に熊の住居でもあり、熊鈴は必携です！