岩峰・二子山


- GPS
- 07:24
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 861m
- 下り
- 866m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋7:05-(西武線・快速急行)-8:49西武秩父9:17-(バス)-9:53小鹿野町役場10:00-(バス)-10:35坂本 【復路】 坂本18:20-18:56小鹿野町役場19:29-西武秩父20:06 (復路の坂本発18:20のバスは土日、休日のみなので、要注意) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【東峰】 東峰は一般コースではないとガイドに書いてあったが、1箇所の鎖場を除き問題ない。その鎖場も金属製のステップがあり、それを利用すると難なく通過できる。ただし、切り立った崖なので落ちたら助からないだろう。 【西峰】 股峠から西峰へは一般コースと上級者コースがある。一般コースは西峰直下に鎖場があるが、問題ない。上級者コースは標識がなくどこが入口かは不明。ただし、踏み跡がいくつもあったので上級コースに迷い込まないようにする必要がある。 【西峰の西側の鎖場】 最後に鎖場がある。ここにも金属製のステップがあり、これを使えば難なく降りられる。 |
写真
感想
【二子山の計画】
先日、両神山から二子山を見たときに白い岩壁が見え、是非登りたいと思った。
どうせ登るなら、東岳、西岳、西岳から西端の岩峰までを縦走したいと考えた。
問題は西岳の上級者コースを行くかどうかだが、ここは事故が多く一般の登山者の領域ではなさそうなので、計画段階からやめることにした。
ただ、どんな様子かを見るために近くまで行ってみたかったが、入り口がわからなかった。昔は標識と注意書きがあったそうだが、現在は不明。
【坂本からの登山道】
小鹿野町役場からのバスは、坂本に到着するときは国道から北側の側道に入ったところに停車する。バスを降りてわずかに戻り、北側に伸びる道を登っていく(標識なし)。途中から山道になる。沢沿いに進むと30分くらいで国道299号線の民宿登人付近に出る。ここから登山口はすぐである。
【二子山東岳】
鎖場の一か所が通行しにくいが金属プレートが埋められていてこれを用いると難なく通過できる。ただし、下部は切り立っているので、転落すればまず助からないだろう。股峠からしばらく東岳方面へ登っていくと、樹林の間から西岳がすごい迫力で見えてくる。
【二子山西岳】
西岳の北側の岩壁を回り込むように高度を上げていく。岩壁直下から岩場の登りになるが、危険な個所には鎖があり、問題ない。
頂上間近で上級コースと合流する。そこから見える岩壁はほぼ直角で、素人が登る岩場ではないように感じた。
西岳の頂上には三頭三角点がある。
岩場は西岳から西に伸びている。
【叶山の採石場】
西岳から西に向かってしばらく行くと西側遠方に叶山の採石場が見えてくる。石灰岩を削って山がナイフで削ったように平らになっている。
【石灰岩】
坂本から二子山へ向かっていくとすぐわかるのは石灰岩が多いことである。真っ白で質のよさそうな石灰岩である。二子山に登ってみると東岳も西岳も石灰岩でできている。武甲山のように削られる運命が待っていたかもしれないが、よく、残ったものだと感心する。
【方解石】
二子山登山口から二子山に登っていき、標高700mを超えたあたりから登山道上にきらきら光るものが目につく。石灰岩が多い山なので、熱変成作用を受けた大理石でもあるのかと思った。拾い上げてみると、いわゆるマッチ箱をつぶしたような形の結晶、方解石であることがわかった。結晶面が平らなので、きらきら光って見えたのだ。
割ると同じような形になることからへき開の性質をもっている。大きさは一辺が2,3cmと小さいものが大部分である。
方解石はへき開とさらに複屈折の性質も持つ。これは文字を方解石を通してみると二重に見える性質であるが、残念ながら、透明度が悪く確認できなかった。
さらに探してみると、石灰岩の塊の中に2-4cm位の方解石の結晶が含まれているものが見つかった。石灰岩の空洞部分に方解石が成長したのだろう。
皆さんもぜひ探してみてください。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する