大雨にたたられたロングトレイル大日杉〜飯豊山ピストン


- GPS
- --:--
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,151m
- 下り
- 2,146m
コースタイム
ザンゲ坂 06:24
長之助清水 06:41
御田 杉 06:49
地蔵岳 08:15
語らいの丘 08:40
目洗清水 09:02
御坪 09:47
水場 沢 10:35
切合小屋 10:50 食事
草履塚 11:18
姥権現 11:34
御秘所 11:41
御前坂 11:51
本山小屋 12:19
飯豊山山頂 12:33
本山小屋 12:52
切合小屋 14:05 雨本降り
種蒔山 14:27
大日杉小屋 18:05
天候 | 午前中降ったり、止んだり・ガス、午後霧・切合小屋より本降りの大雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は二か所 小屋前20台・手前30台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大日杉小屋一階にWCあり。切合小屋と本山小屋にもWCあります、本山はデポ式。登山届は大日杉小屋前のポスト小屋あり。水場は四か所あり(長之助・目洗・沢・御前坂)また切合小屋にも水場あり水量豊富。 危険個所は基本無し、ただし樹林帯でも切れたっている箇所多くブッシュを踏み抜くと転落の可能性あり。また御秘所は両側とも切れたっている、慎重に。日暮れ時・雨天時は木の根やブッシュなど日中とは想像できないほどの違いあり、転倒注意!。雨の時はクマザサにより雨量より多くの水滴が体に掛りますので注意。 下山後は白川荘で温泉\400シャンプーや石鹸もありgood!です。 全ルートどこでも熊がいる可能性があります。小生も二頭連れの熊に遭遇!びっくり。登山道上にも熊の糞が多数ありました。熊鈴よりはラジオの携帯が良いかも…。 |
写真
感想
(大日杉登山口〜地蔵岳〜飯豊山ピストン)
今年は登山の80%がガス・雨で山頂の展望は絶望的でした。秋を目の前にして、一縷の望みを託して天気情報を収集。今回の土曜日・日曜日は残念ながら前線の影響と大陸からの雨雲で良くて曇り。悪くすると豪雨の予感。エリア予報で午前に少しの雨、午後は曇り、夕方から雨…の情報を元に飯豊山のロングトレイルを決行しました。
大日杉小屋の駐車場に前日入り仮眠。つい寝過ごして06時に出発となった。仕事疲れですね。車は私も含めて4台8名。登山開始からすぐザンゲ坂の急登。20mほどの鎖場と岩盤の急傾斜です。淡々と登るとあっと言う間に終了です。地蔵岳への長い登りです。途中水場は長之助清水があります。天気は明るくなったり、ガスに包まれたりと不安定でした。荷物は最低限として日没までに帰れる様、スピードを重点においてのロングトレイルです。
切合小屋までは稜線の登り下りで体力を消耗させられます。地蔵岳を過ぎてからは疲れもあり、ペースダウン。行動食をたくさん補給するも効果は出ず。切合小屋で食事を取る。この段階で飯豊山の往復は大日杉の登山口帰着が日没をすぎる予感。すぐに本山小屋に向う。天候は小康状態、ガスで視界は無し。日没後のザンゲ坂は危険と考え、ヘッドライトで越せるだろうか?と思い、ペースをドンドンあげる。幸い12時35分に飯豊山山頂に到着。雨雲・ガスで全く視界無し。残念でした。
復路本山小屋ヘの途中、ツキノワグマ二頭に遭遇。唖然として棒立ち!!!!二頭はそのままのらりくらり、ときどきこちらを見ながら谷に入って行きました。びっくり(゜o゜;;!!!カメラで撮る余裕は全くありません。心臓ドキドキ、しばらく立ち尽くしていました。我に戻り熊の行方を探しましたが…どこへ? 登山道脇に糞がありました。内容物は山ぶどうかこけももか黒っぽい果実みたいです…!!! クマに遭ったら何もしないのも良いのかもしれませんね。何かできるの…?
切合小屋まで戻るとついに雨が本降りに…。カッパと思いましたが、ポンチョを選択しスピードを上げましたが…途中道を間違えて種蒔山まで行ってしまいました。あはは!!!(^-^)/ 約30分の損失です。尚且、雨が激しく足元も不安定となり、歩く程度の速度に…やばいと思いつつ完全に日没時間18:10に間に合わないと悟る。
大雨と泥濘、熊笹やブッシュから雨の雫が大量に体に掛かり、ますます体力を消耗させられました。…そんな中、木の根っ子に滑って転倒4回ほど、体ボロボロです。(メ・ん・) もしかしたら遭難かよ…なんて考えながら、自分の新聞記事を想像していました。www 途中活力回復の為、残してあったおにぎり三個を一気に食べて慎重に下山しました。幸いザンゲ坂も17:45頃に無事通過。ヘッドライトを点けるも、かろうじて夕闇状態で目視で下山出来ました18:05到着。 転倒した時に脚を打撲したようで、筋肉痛があります。雨足もすごく強いので、そのまま車で白川荘の温泉ヘ。
ゆっくり温泉に浸かり、山形市内ではとんかつ屋さんで大盛りを食べて、完全に体力を回復し、仙台に戻りました。久しぶりのハードな内容でした。まさか熊まで出るとは…いろいろあった一日でした。とにかく長いルートでした。大朝日岳よりも厳しい内容でした。とにかく長い〜よ♪
途中出会う人たちからピストンですと言うと大丈夫ですか?!…と皆さんに声をかけられました。アドバイスありがとうございます。また軽装ですね…と言われてよく考えると、確かに短パンと半袖、脛だけのレッグカバーに麦わら帽子にザックと必要最低限としています。水は2リッター・行動食たくさん…。皆さんはある意味フル装備でザックもパンパン、ペースも30年前の登山って感じ。ゆっくり山小屋利用の6時間のみの行動のようで…余裕の一泊二日日程のようです。6月・7月・8月の日の長いときはこのルートのピストンは楽勝と思います。今回は熊・道の間違え・大雨の下山でタイムロスをたくさん取られてしまいました。やられた!!! 晴れた日の眺めの良い時にまたリベンジしたいですね。 ちなみに大雨の時の下山は登山道が川か沢の急流並となっています。とほほ。大日杉小屋の灯は安心のあかりでした。ありがとう。
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