アイスロードから六甲山上そして寒天道
- GPS
- 02:52
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 506m
- 下り
- 540m
コースタイム
天候 | 曇のち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
坊主山下の道は御影山手方面工事中通行止め。 |
その他周辺情報 | 灘温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
連日の大雨はさらに1週間続く見込みだったが、気まぐれに前線は南下を始めて今日、日曜日の昼近くには雨は上がった。雨が上がっただけではなく、南のほうは何やら明るくなってきている。この時を逃すな!とばかりに山支度をして裏山の六甲に繰り出した。娘に車でアイスロード入り口まで送ってもらい、即、登り始める。大雨警報が出ていた直後である。沢の増水は著しく、様子のわかっているアイスロードが、なんだか新鮮に感じられる。いくつもの堰堤からは怒涛の勢いで水が流れ落ち、水は白くしぶきをあげて躍動する。
雨が上がってすぐに出立したおかげで、山中は静かで登るものの姿はない。いつもは気にとめることもない本流の渡渉が2か所あるが、今日は足をぬらさずに通過するのは至難の業だ。普段と違う雰囲気を味わいながら登るアイスロード、ちょっと得した気分になる。登るにつれ、青空の支配圏は次第に広がっている。前線が南に下がって、我々はその北側にいることになり、おかげでちょっと涼しい風が吹いている。それに助けられてどんどん登る。やがて道は沢筋を離れ、ジグザグを切りながら高度を上げてゆく。アイスロードは表六甲の中では花の多いルートだ。今日も花を目で追いながらの登高である。随分登ってきたなあ、と背後を振り返ると、瀬戸内海を前に神戸の街並みが広がっている。六甲アイランドがその四角い輪郭で海と対峙する様子がちょっと洒落た構図だ。視線を山側に移せば、向かい合う尾根の突端に、鉄筋の六甲ケーブル山上駅が太陽を反射して立っている。もうすぐで前の辻に出る位置まで来た。それからまもなくして、別荘地に入ると、ほんの一登りで表六甲ドライブウエイだ。
小さな神社にお参りをしてから、記念碑台方向へ車道を進む。左手のホテルは冬場に通った時には枯れたムードが漂っていたのに、今日は何と生き生きと、軽井沢風に浮き立って見えることか。そんな軽口をたたいているうちに、正面には山中とは思えない立派な信号が迫ってきた。記念碑前だ。ここを右折してケーブル山上駅に向かう。右手の池もいつもは薄暗いパッとしない感が支配しているのに、夏の太陽に照らされて今日という今日は山上湖の装いである。
人もまばらな山上駅を通り抜けて、いつも通り、寒天道への分岐点を右に下り始める。鶴甲へのルートを右に、そして尾根沿いの道を左に分けさらに進む。傾斜が緩んだところで道は二分し、それがしばし並走したのち、離れていくのだが、この左手の道(北側)には行ったことがなかった。今日はこの北側ルートを辿ってみる。結局、下の伐採地で南ルートと合流することを知った。この合流点は実は交差点になっていて、寒天道はここを左折することになる。我々は直進して、渦森台・御影山手方面へと歩を進める。間伐によってちょっと高原風に装いを新たにしたこの辺り。気持ちよく下っていく。緩やかに斜面を絡んでさらにどんどん下る。渦森台にもう少しで出るというところで、イノシシの子供2頭の出迎えを受ける。少しも恐れる様子を見せない。母親がいるはずだが、と見回すが姿はなし。ほんの数分歩けば渦森台出口に到着である。直進方向は御影山手に至る道であるが、去年の大雨で崩壊して、現在改修中で通行止め。しかし、谷の対岸に渡れば、渦森台バス転回点までは5分とかからない。
勝手知ったる六甲ながら、大雨の合間のひと時を楽しんだ盛夏の一日(半日)であった。
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