南面白山(権現様峠周回) 接待登山のハズが・・・
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 08:16
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 881m
- 下り
- 867m
コースタイム
天候 | 曇、晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●権現様峠〜長左衛門平・奥新川峠・権現様峠分岐 エアリア(山と高原地図)では1:20の下りになっていますが、フツーは無理だと思います。 ハイキング感覚で行くと、痛い目に遭います。 |
写真
感想
南面白山に行って来ました。
家族との会話で、ようやく残暑も和らいできたので山でも登らんかという流れになり、たまには母親と嫁を連れてのガイド役も良いだろうということで、面白山界隈に伺うことになりました。母親は宮城県産で古稀を越えていますが、面白山に登ったことはないそうです。やはり泉ヶ岳よりはマイナーな山域なのですかね。自宅からときどき見える大東岳を近くで拝んでみたかったので今回は南面白山で、土曜日は天気が良すぎて暑そうだったので、三連休の中日を選びました。
面白山高原駅から、コスモスベルグを抜けていきます。この日は団体さんもいらしたので、仙山線始発ではないのに40人くらいが登っていたでしょうか。冬は雪に埋もれるゲレンデも、今はススキやら笹藪やらでボウボウして、視界はあまり良くありません。天気も微妙で南面白山山頂にはガスが懸かっているので、「山頂に着くまでに晴れてくれないかなぁ」と念じながら行きます。南面白山へは結構な急登で、流石に母親には堪えるらしく、先に行くことにしました。
南面白山山頂は団体さんが待ち受けており、大東岳もガスがかかっているのであっさりスルーし、権現様峠へと向かいます。が、途中でアクシデント。小さな沢を5-6回徒渉するのですが、イチバン滑りやすいところでツルッと行ってしまい、出足払いを喰らったように地面に叩きつけられて右肘を強打しました。この日はトレーニング兼ねて大きなリュックだったのも悪かったのか、重心の把握を間違っていたようです。悶絶すること15秒ほど、骨は折れていないようでしたが、捻ったり力を入れると右肘が痛みます。歩いても響かないので、「まあ大丈夫だろう」と開き直りました。
権現様峠でノンビリ昼食休憩していると、母親が追い付きます。南面白山はところどころで携帯電話が通じて、離れてもあまり心配ありませんでした。三人体制に戻ったところで、いざ、本日のメインルートである下りに向かいます。参考にしたのは、以下のレコ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-140009.html
難路ということは聞いていましたが、確かに初心者や高所恐怖症の人には向かないと思います。アップダウンがあり、高度の下がらないトラバースが長く、沢沿いのかなり高い位置にある細い登山道を歩かねばなりません。途中、崩れている箇所も多く、設置ロープも微妙に緩く不安定です。気を緩めると事故につながりそうだったので、三人で声を掛け合いながら無事降りることができました。
母親も嫁も「絶対二度は通りたくない」と言っていましたが、距離の割に全身を使ったスリリングだったので、総合的に見て満足の山行だったようです。翌日の筋肉痛もかなりのもので、メデタシ、メデタシ。
帰宅後、右上腕の内側に内出血があることが判明しました。法医学的とかで出て来る、「殴られたときに、殴られた箇所の反対側に紫斑が出る場合がある」というアレですね。でなきゃ、どうやったらこんなとこに内出血ができるのでしょう。
「接待登山だと思っていたのに、やっちゃった(ヽ゜ω゜)ノ」
やはり山は油断できません。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
接待って奥様とお母様だったんですね。羨ましいです。うちの嫁は全く外遊びに興味がなくて。
この下りルートは結構危険そうですね。お二人、特にお母様はかなりの経験者なのでしょう。いや、でもお母様を置いて先に行ってしまうのは鬼です。トレーニングを兼ねるのでしたら、ロープで牽引するとか、いっそおんぶで登頂するとかのほうがハードだし、ウケも良いのでは
転倒は災難でしたが、軽傷っぽいのが不幸中の幸いです。あ、でも何か変だと思ったら一度医者に診てもらった方良いですよ。
derakkumaさん、こんばんは。
普段の突撃的単独から一転、奥様・お母様を案内しての初秋の面白山。derakkumaさんのこれまで見せなかった一面ですね。すってん転んで肘は痛いが、お二人を気にかけていたせいもあるのかも。打撲でもしばらく大事はとった方がいいですね。
でも、いかにもソフトムード
ところで、権現峠、権現山、権現岳、権現と名を冠した山の名は方々にありますが、「様」がついているのは珍しいんじゃないでしょうか
権現様峠の名を目にしたのは、大東岳から転がり落ちるように降りてきた時です。そして思いました、「なんで『様』がついてるんだろう
でも、『様』が入ることで、なんか耳に優しげな響きになるな〜。あ、きっと、悪路の峠道をゆく昔の旅人が、無事に行き来できるようにという気持ちを込めて、『様』を入れたのかなと
話が脱線しましたが、ヘビーなM単独行の合間に、今回の様な奥様・お母様とのふんわりハイク紀行、今後も期待してます。
shamiさん同様に、
普段、かなり勝手なことをやっているので、たまには家族サービスも必要と改心し、こんなことになりました。もともと、私と嫁が北面白山への周回コースで、母親が権現様峠から降りる予定だったので、途中で姥捨て山風に(?)置き去りにしたのですが、結局一緒に降りることにしました。母親を一人で行かせるにはドン引きのコースだったのと、右肘の調子が悪いとの両方の理由からですね。
うちの母親は全く経験者ではないのですが、先日は、二口林道を秋保ビジターセンターから山寺まで20kmオーバーを歩いていました。70歳過ぎで達者なものです。
病院は明日行く予定です(ヽ゜ω゜)ノ
普段の突撃的単独のノリで、嫁を山中に置き去りにする予定だったのですが、まんまと山に化かされたのは自分だった、というオチでした。次回は雪山にでも招待しようかと思います。
当初はodax師匠の1年前の↓のレコを再現する予定でした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-227061.html
が、南面白山の山頂で既に1時間近く離され、「これはとても無理」と思い改めた次第です。流石マスター、速いですね。面白山山頂から1時間ちょっとで駅まで下山ってスゴイです。スタコラサクサク風のように飛んでいく姿が目に浮かびます。私はマスターの写真で言うところの「白いなめ床になっている」箇所でやられてしまいました。大東岳にショートカットするときは、このあたりから登山道を外れれば良いのでしょうか?
ところで、権現様峠への道ですが、おそらく昔からある山岳信仰の道なので、あんなに険しいのではないかと思います。天童高原に「締め掛けの松」があり、そこに解説が出ていたのを思い出したので写真をupしておきましたが、昔は権現様のご神体まで辿り着くことができない人も多かったのですね。まして、大東岳から下ってくる人なんて、考えられなかったのでしょう。うんちくのおかげで有り難みが分かると、「〜様」と付いているニュアンスが、なんとなく分かるような気がしました。
それから、
ふんわりと 俳句紀行は たまのたま
でお願いします。(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、こんにちは
このコース、この秋に行ってみようと思っていた1つなんですよ。(枯葉に覆われて滑りやすくなる前に)参考にさせていただきます。
それにしても母上の健脚には驚きです。でも、権現様峠から一人で下らせる訳にはいきませんよね。
腕、痛そー。私も一度ちょっと滑落してから歳を感じ、下りの足運びは慎重になっちゃって下りの歩きは遅くなりました。全体の行程の6〜7割終わった位が、疲れや油断で転倒は多いようです。私も調子に乗りすぎないように、このように自戒しています。
「二万歩の うちの一歩が ケガのもと」
derakkumaさんだと一日二万歩じゃすまないか。
権現様峠コースですが、登りで使うぶんには問題ないんじゃないかと思います。登りだからスピードも出ないでしょうし、そのまま大東岳まで上がるというのも粋ではないかと。
母親は「歩けるうちは歩く」と豪語しておりましたが、流石に急登箇所はツライらしく、加齢性で筋肉が減っているようです。三浦雄一郎さんのように意識的にトレーニングを続けないと、歳を重ねてからの山歩きは大変みたいですね。
真っ直ぐに伸ばせない右腕ですが、病院に行ったところ「骨折はしていないが肘関節と橈骨の位置関係が多少ズレている」とのことでちょっと時間が掛かるみたいです。
普通の人っぽいところをアピールしようとした罰ですかね?(ヽ゜ω゜)ノ
やっぱり面白山界隈ですね。
derakkumaさんの代名詞ともなりそうなこの山塊。
ご家族とご一緒だったんですね。
権現様峠から沢沿いに徒渉しながら下って行くあのルート
写真20枚目の個所でも覚えがありますが
どうしてここに下って来てしまったんだろうと後悔した覚えあります。
もちろん、靴は濡れてしまいましたが…
痛めた右腕…次のMレコのためにゆっくりと完治してくださいね〜
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136715.html
これですね。権現様峠コース、meikenさんも洗礼済みだったとは、やはり一度は通らねばならない道のようで、ちょっと肩の荷が下りた気がします。終わってしまえば「楽しかった」と言えなくもないのですが、道中リアルタイムだとなかなかその余裕は持てないですね。「泉ヶ岳スペシャル」を含めて読み耽ってしまいました。
右腕は冷やして整復して湿布して動かしてとかやっているうちに、だんだん良い具合になってきました。まだまだ本調子ではないのですが、調子に乗ってMレコに繰り出すかもしれません。山に行って学習することは多いのですが、「思い立ったが吉日」を座右の銘にしている身としては、山神様の声も馬耳東風というかなんというか。
meikenさんは最高の鳥海山でしたね。個人的には「ふくらヨリ八里」の道標に感激しました。芭蕉も訪れたという吹浦から鳥海山に登るのは夢のまた夢ですが、いつか挑戦したいと思っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する