忠別岳（クチャンベツ沼ノ原ルート）

2021年08月28日(土) 〜 2021年08月29日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 29.7km
• 登り: 1,428m
• 下り: 1,414m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:30

9:00 スタート地点
10:10 10:10 沼ノ原分岐
10:25 10:25 大沼野営指定地
11:05 11:15 五色の水場
13:15 13:20 五色岳
14:00 14:15 忠別岳避難小屋
14:35 14:35 忠別岳避難小屋分岐
15:20 15:25 忠別岳
16:30 忠別岳避難小屋

2日目

• 山行: 4:15
• 休憩: 0:10
• 合計: 4:25

7:15 忠別岳避難小屋
7:30 7:30 忠別岳避難小屋分岐
8:00 8:00 五色岳
10:00 10:10 五色の水場
10:20 10:20 大沼野営指定地
10:30 10:30 沼ノ原分岐
11:40 ゴール地点

昭文社の山と高原地図による参考コースタイム：往路　登山口〜6時間25分〜五色岳〜55分〜避難小屋〜1時間40分〜忠別岳〜1時間5分〜避難小屋　計10時間5分、復路　避難小屋〜1時間20分〜五色岳〜4時間55分〜登山口　計6時間15分

天候

晴れ、曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

層雲峡から国道39号を北見方面へ。大雪湖の所で国道273号に入りしばらく行くと、大雪高原山荘へ行く道に入り、すぐにヤンベ分岐に到着。ゲートに鍵はなく、開けたら閉めて、鎖を掛ける。整備された林道をしばらく進むとクチャンベツ沼ノ原登山口。25台ほど止められる駐車場あり。トイレあり。

コース状況／危険箇所等

沼ノ原から下って登山口へ向かう途中の急坂は、泥と岩で滑りやすく転倒・落石注意。

その他周辺情報

層雲峡温泉の一部で、源泉掛け流しの湯を堪能することができる。今回は、朝陽リゾートホテル。

写真

8/28 9:02

高速道路を使い、何とか登山口へ到着。初のクチャンベツ沼ノ原登山口。

8/28 9:05

歩きやすいようにカットされた丸木橋で川を渡る。

8/28 9:43

大きな岩がゴロゴロの急登。

8/28 10:04

急登を終えると、いよいよ沼ノ原。広大な湿原が広がる。

8/28 10:04

木道の傍では、美しい濃い青紫色のエゾオヤマリンドウが目を楽しませてくれる。

8/28 10:13

中央にニペの耳、その左に川上岳、少し左に行って小（ポン）石狩岳、左端に石狩岳。沼ノ原からの素晴らしい眺め。

8/28 10:14

トムラウシ山は残念ながら雲の中。沼に写る姿が見たい。

8/28 10:24

美しい湿原を眺めながら、大沼野営指定地に到着。

8/28 10:24

大沼から五色岳方向を望む。いくつかのテントが既に沼の周りに張ってあった。

8/28 11:07

大沼を少し過ぎると「五色の水場」に到着。テン泊で使う水をありがたく頂く。冷たくてとても美味しい。

8/28 11:17

小高い所から振り返って沼ノ原全体を見渡す。遠くにはニペソツ山が見える。

8/28 11:36

大きな岩の連続。岩の間を綺麗な水が流れて心地よい音がする。とても気持ちの良い山行。

8/28 11:59

白いタカネトウウチソウがあちらこちらに。

8/28 11:59

湿原の次はロックガーデンと楽しませてくれるコース。

8/28 12:19

時には笹に覆われて足元が見えない所も。

8/28 12:22

ワタスゲの群生がとても綺麗。

8/28 12:31

大雪ではもう秋の気配が。

8/28 12:44

五色岳へ向かう長い木道

8/28 12:44

トムラウシ山が迫力あるその雄大な姿を見せてくれた。

8/28 13:09

五色岳に到着。先週と違い、やや曇り空。

8/28 13:17

これから向かう忠別岳の方向。

8/28 13:42

大きくどっしりとした忠別岳の雄姿。

8/28 14:02

今夜お世話になる忠別岳避難小屋。波の模様を描く残雪が広がる。

8/28 14:03

エゾノツガザクラとチングルマが小屋の傍でちょっとした花畑となっている。

8/28 14:04

忠別岳避難小屋に大きな荷物をデポして忠別岳を目指す。

8/28 14:50

断崖が剥き出しとなった忠別岳の勇ましい山容。とてもかっこいい。

8/28 15:20

山頂手前のチングルマ畑。陽の光に照らされた果期のチングルマの美しい絨毯。

8/28 15:23

忠別岳に到着。晴れている時に来られたことで感無量。

8/28 15:25

化雲岳の方向を望む。絶景かな。

8/28 15:30

天人峡の方向を望む。大雪に刻まれた深い渓谷。

8/28 16:24

本日は、忠別岳避難小屋を使わせてもらう。この後、夜中に強風が襲う。

8/29 7:15

翌朝、気温がかなり低い。ガスと強風に包まれる。

8/29 7:20

避難小屋を出発して、ヨツバシオガマと朝のご挨拶。

8/29 7:20

濃いガスと強風の中での2日目スタート。

8/29 8:00

再び、五色岳に到着。ここからは長い下り。

8/29 8:08

五色岳を越えると、風が幾分遮られる。雲が低い。

8/29 8:18

どこまでも続く木道。敷設には大変な苦労があったのではと思う。

8/29 8:43

少し晴れ間が覗き、沼ノ原の美しい姿をしばし眺める。

8/29 8:58

スライドする人も少なく、景色を存分に味わえるとても贅沢な山行。

8/29 9:22

大沼と、沼ノ原の横に位置する三角形の沼ノ原山。

8/29 10:20

大沼からトムラウシ山の方向を望む。

8/29 10:20

大沼から中央の化雲岳、右側の五色岳を望む。

8/29 10:29

沼ノ原より、右にニペの耳、中央右に川上岳、中央よりやや左に小（ポン）石狩岳、左に少し飛び出た石狩岳。

8/29 11:02

下りで見つけた落石注意の標識。

8/29 11:04

急な上に泥で滑る下り。下の人への落石もかなり注意。

8/29 11:11

ありがたい階段やベンチたち。

8/29 11:34

ゴール近くの渡渉。

8/29 11:38

もう一本。橋の存在はとてもありがたい。

8/29 11:42

怪我なく無事に2日間の山行を終えられ、山の神に感謝。

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

kazu_VLX

初めてのクチャンベツ沼ノ原登山口からの山行。美しい沼ノ原の景色は期待通り素晴らしかった。また、高根ヶ原から望む忠別岳の姿とは違う、崖が切立った勇ましい忠別岳の姿を今回見ることができ大変感動した。
地図で見るのとは全く異なる大雪のスケールの大きさを、今回も改めて知ることになった。やはり実際に歩いてみないとその距離感が分からない。
忠別岳と五色岳の間は、風がよく通るのだろうか、夜中の強風は翌日の山行が可能か否か悩むほど尋常でなく怖かった。避難小屋が有り難かった。