大谷地から大沼、イワオヌプリ、ニトヌプリ周回
- GPS
- 04:40
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 733m
- 下り
- 724m
コースタイム
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はよく整備されていて危険なところは見られなかった。敢えて書けば、ニトヌプリから登山口へのコースは湿っていて滑り易かったが、これは日によると思われる。 |
写真
感想
神仙沼の駐車場には8:25に到着。砂利の駐車場で先客数台だが登山に向かう人ではなかった。準備の後8:36に行動開始。入口の警告にマムシ注意とあり2人とも少し緊張する。実際にマムシかどうかは不明だが、この後ニトヌプリからの下りで蛇は見掛けた。歩き始めは笹藪の中を通した木道歩き。この木道がなかったらえらく大変だろう。快適に進む。木道はしばらくで終わり普通の登山道が始まる。日曜日なのでハイカーの姿も時折見掛ける。百名山でも二百名山でもないので人は少なめだが、好天の日曜日なので心配になるほどの人の少なさではなかった。ほぼ平坦な登山道を進むと大沼に近付く。GPSで見ると既に大沼が見えるはずだが、背丈の高い笹に阻まれて何も見えない。笹の先に沼が見えるが写真に写るかどうか怪しい。沼の姿は笹越しか、と思ったところで沼に行く小径が出てきて安心。大沼は思った以上に大きい。沼のほとりが休憩適地になっていたので、しばし休む。天気良く晴れ。北海道に来て初めての良い天気だ。水分を取った後に行動再開。この後も大沼までのコースと似ている。笹が多いがきちんと整備されていて、かき分けていくようなところはなかった。先日の裏那須で笹に苦しめられた直後なので、正直笹は見たくもない。
笹の登山道が途切れると硫黄鉱山の跡が唐突にあらわれる。緑の濃い登山道だったが、鉱山跡なので、ハゲ山というか、地面が露出していた。立派な道標もあり、ニトヌプリ方面を示している。沢の渡渉があったが、今日は水量少なく水流も遅くて楽勝だったが、雨後はちょっと厳しいかもしれない。鉱山跡を過ぎると前方に今日これから目指すイワオヌプリが見えるようになる。それほど高度差はないが、気温が高い時間なので、そこそこ暑い思いはすることになりそう。花の季節はさすがにもう終わりだが、リンドウは各所で咲いていて、濃い紫色がきれいだった。
分岐まで降りてくると五色温泉からのハイカーと思われる人達が多く見られるようになった。我々も本来は五色温泉からアンヌプリとイワオヌプリを目指す予定だったが、アンヌプリがヒグマ出没のため8月から登山道閉鎖になっていて、諦めざるを得なかった。今日は好天なのでアンヌプリがよく見え、やはりのぼりたかったな、と思わずにはいられなかった。賑やかになった登山道を進むと分岐に到着。時計回りに進みながら緩く登る。標高を上げると今朝歩いて来た大沼が見えるようになる。そしてその向こうには海も見えるようになる。今日は本当に登山日和だと思った。10:54にイワオヌプリの山頂標に到着。山頂自体は別にあるようだが、ここで十分。眺望良し。山頂付近からは昨日登った羊蹄山も見られたが、山頂付近は相変わらず雲がかかっていたようだった。イワオヌプリの山頂付近は風が抜けるため、あまり長居すると体が冷えそうだったので、水分のみ補給してから下山開始。滑り易い斜面を下り、元来た道を戻る。分岐を過ぎると人の姿は消え、元の静かな登山道になった。この後は今日2つ目のピークであるニトヌプリを目指す。イワオヌプリからジグザグの登山道が見えていた。実際に登り始めると笹の背丈は相変わらず人よりも高くて、登高中の展望はあまり良くなかった。前衛のところで一時休止すると、先程歩いて来たイワオヌプリとアンヌプリが横に並んでいる。やはりアンヌプリもいつか登りに来なくては、と思った。
ニトヌプリには12時ちょうどに到着。ここも風は強かったが、座ってしっかり休憩することに。持参した食料を減らす。ここまでくれば残りは車道に向かって下るだけ。楽勝ムードだったが、最後のこの下りが案外面倒だった。今日はここまでは乾いた登山道が多くてスリップなどしなかったが、ニトヌプリから車道への下りは暗く湿っていて、大きな岩も多く滑り易かった。日によって状態は異なると思うが、今日に限っては中々歩きづらかった。Zさん共々苦戦しつつ下る。最後の最後で転びたくないので慎重に進む。とは言っても標高差も200メートルもないし、距離も短いので、滑り易い以外は特に問題もなく車道に至る。ここに至るまで、バイクの爆音がうるさくて仕方なかったが、道路に達すると更にうるさかった。
さてここからは本来ならチセヌプリを登りいくつかの沼を回って元の駐車場に戻るのがセオリーだと思うのだが、今日はこの後空港への移動があり、これ以上長距離歩くのは難しい。残り半分は今後の課題として残すことに。車道を2kmほど歩いて駐車場に戻らなくてはならないが、Zさんは普通の登山靴なので、アスファルト道路歩きは大変そう。自分は靴底の柔らかいローカットのハイキングシューズなので、アスファルト歩きも特に問題ない。よってZさんには近くの駐車スペースで待ってもらうことにして、単独で車道歩きをすることに。最後まで天気良く、アスファルトからの照り返しもあって暑いが、風があったので案外快適に歩くことができた。駐車場には13:07に到着。クルマは増えていたが、数台のみと閑散としていた。ここが混雑することはそうないのではないかと思った。後片付けの後にクルマで移動し、Zさんを無事回収して山行は終了。終日天候に恵まれ良い景色を楽しめた山行だった。残り半分とアンヌプリは是非訪問したいがいつになるだろうか。
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