記録ID: 3495293
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
伊豆・愛鷹
愛鷹山 鋸岳 クサリとロープの連続する危険地帯だった
2021年08月24日(火) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 827m
- 下り
- 812m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:48
12:00
コースについて
1.山神社〜前岳分岐までの特に林道部分 - だいぶ荒れています。
長雨のせいか、林道の砂利や土が流れてしまい、ごろごろした岩のみが残ってい
ます。その岩を歩いていくので非常に歩きにくい。また、土砂崩れもあり、迂回
をしいられました。
2. 前岳分岐〜割石峠 - まあまあです。
従来通りの道で、歩きやすいです。
林の中を抜けたり、倒木をまたいだりしながら大沢に入っていきます。
大沢は水はほとんどなく、沢登りの技術は不要です。
ただし、ルートを外れないように、ケルンやテープ、踏み跡等を
確認しながら歩いてください。
割石峠が近ずいてくると、傾斜が急になり、ゴーロ状になってきます。
もう少しで稜線です。
3. 割石峠〜蓬莱山
割石峠からは、天気がよけれが沼津市から富士市にかけての海岸線がみえます。
この日はあいにくガスっていて見えませんでした。
稜線を左折をして蓬莱山方面に向かいます。
蓬莱山まではぬるぬるした急登です。
4. 蓬莱山〜鋸岳
蓬莱山から痩せ尾根の下降になります。下降後は、鋸岳南側のトラバースです。
ずーとロープがフィックスされています。
5. 鋸岳基部〜位牌岳手前のクサリ場
鋸岳基部を過ぎると20m程の急なルンゼ状の登りになります。
クサリがあります。ここがこのルートの核心部です。
ホールドもスタンスも細かく、さらに濡れています。
クサリを頼りに強引に登っていきます。
腕力や握力に不安のある方はフィフィがあると安心です。
登りきると北面への下りになります。湿った草付きのトラバースがしばらく
続きます。しばらく行くと傾斜のある登りのクサリ場が現れます。
6. 最後のクサリ場〜位牌岳
10m程度の傾斜のきついクサリ場です。
ルンゼ状の場所と比べるとホールドもスタンスも大きく快適に登れます。
このクサリ場を抜けると稜線になります。だらだら登りの稜線ですが、
疲れた体にはこたえます。何度も立ち止まって休んでしまいました。
7. 位牌岳〜前岳 - 普通の尾根道
やっと普通の尾根歩きです。 普通の登山道です。
8. 前岳〜大沢分岐 - 急な坂道
すごく急な下降路です。危険な場所にはロープが張り巡らされています。
距離は短かく、30分ほどで大沢の分岐までおりれますが、空腹と、
へとへとの体にはこたえます。
9. 大沢分岐〜山神社 - だいぶ荒れています。
岩がごろごろしている林道の歩きです。河原を歩いているみたいで結構
つかれます。朝登ってきた時は気力・体力ともあったのでしっかり歩けました
が、へとへとの体には応えます。12時に無事山神社駐車場まで戻ってきました。
おまけ
空腹と睡眠不足と低温多湿という悪条件でした。
(言い訳ですが)
そのため、思うように足が動かず、苦しみました。
食料を十分もって戻ってきます。
夏は、湿気が多く鋸岳周辺のクサリ場が湿っていてかなり大変です。
鋸岳〜位牌岳間の北面のトラバースは、湿気のせいか、登山道がどろどろで
登山靴もスラックスも手も泥だらけになりました。やはり秋が良さそうです。
1.山神社〜前岳分岐までの特に林道部分 - だいぶ荒れています。
長雨のせいか、林道の砂利や土が流れてしまい、ごろごろした岩のみが残ってい
ます。その岩を歩いていくので非常に歩きにくい。また、土砂崩れもあり、迂回
をしいられました。
2. 前岳分岐〜割石峠 - まあまあです。
従来通りの道で、歩きやすいです。
林の中を抜けたり、倒木をまたいだりしながら大沢に入っていきます。
大沢は水はほとんどなく、沢登りの技術は不要です。
ただし、ルートを外れないように、ケルンやテープ、踏み跡等を
確認しながら歩いてください。
割石峠が近ずいてくると、傾斜が急になり、ゴーロ状になってきます。
もう少しで稜線です。
3. 割石峠〜蓬莱山
割石峠からは、天気がよけれが沼津市から富士市にかけての海岸線がみえます。
この日はあいにくガスっていて見えませんでした。
稜線を左折をして蓬莱山方面に向かいます。
蓬莱山まではぬるぬるした急登です。
4. 蓬莱山〜鋸岳
蓬莱山から痩せ尾根の下降になります。下降後は、鋸岳南側のトラバースです。
ずーとロープがフィックスされています。
5. 鋸岳基部〜位牌岳手前のクサリ場
鋸岳基部を過ぎると20m程の急なルンゼ状の登りになります。
クサリがあります。ここがこのルートの核心部です。
ホールドもスタンスも細かく、さらに濡れています。
クサリを頼りに強引に登っていきます。
腕力や握力に不安のある方はフィフィがあると安心です。
登りきると北面への下りになります。湿った草付きのトラバースがしばらく
続きます。しばらく行くと傾斜のある登りのクサリ場が現れます。
6. 最後のクサリ場〜位牌岳
10m程度の傾斜のきついクサリ場です。
ルンゼ状の場所と比べるとホールドもスタンスも大きく快適に登れます。
このクサリ場を抜けると稜線になります。だらだら登りの稜線ですが、
疲れた体にはこたえます。何度も立ち止まって休んでしまいました。
7. 位牌岳〜前岳 - 普通の尾根道
やっと普通の尾根歩きです。 普通の登山道です。
8. 前岳〜大沢分岐 - 急な坂道
すごく急な下降路です。危険な場所にはロープが張り巡らされています。
距離は短かく、30分ほどで大沢の分岐までおりれますが、空腹と、
へとへとの体にはこたえます。
9. 大沢分岐〜山神社 - だいぶ荒れています。
岩がごろごろしている林道の歩きです。河原を歩いているみたいで結構
つかれます。朝登ってきた時は気力・体力ともあったのでしっかり歩けました
が、へとへとの体には応えます。12時に無事山神社駐車場まで戻ってきました。
おまけ
空腹と睡眠不足と低温多湿という悪条件でした。
(言い訳ですが)
そのため、思うように足が動かず、苦しみました。
食料を十分もって戻ってきます。
夏は、湿気が多く鋸岳周辺のクサリ場が湿っていてかなり大変です。
鋸岳〜位牌岳間の北面のトラバースは、湿気のせいか、登山道がどろどろで
登山靴もスラックスも手も泥だらけになりました。やはり秋が良さそうです。
天候 | 出発地点は気温21度で快適でしたが、稜線は晴れのち霧、低温で湿気が多い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
愛鷹山連峰の主稜線(蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳)は尾根が痩せていて、風化も激しく緊張する場所です。特に蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳は危険個所が多く、クサリ場とロープが連続します。夏場は湿気が多いせいかその危険個所が湿っていて危険度がアップします。平成20年以前は確か【鋸の刃渡り】ができたと思います。今はその場所は崩壊していて面影もありません。湿気が多い時はクサリと足元も濡れています。フィフィがあれば安心かもしれません。 鋸の刃渡り は 平成10年の大雨で崩壊してなくなってしまったそうです。 |
その他周辺情報 | 観光地に隣接しているので、日帰り温泉や食事場所は周辺にあります。 |
写真
こんな道を歩いていきます。
雨で砂が流れてしまったせいか、岩がゴロゴロしていてとても歩きにくかったです。この先で左側からのがけ崩れがあり、林道は通れませんでした。赤テープに従って林の中を歩きます。
雨で砂が流れてしまったせいか、岩がゴロゴロしていてとても歩きにくかったです。この先で左側からのがけ崩れがあり、林道は通れませんでした。赤テープに従って林の中を歩きます。
ピンぼけです。
真ん中に伸びている鎖は先ほどのロープのつずきです。
右手でつかまりながら、シャッターを何とか押しました。
登山者が少ないせいか、トラバースルートは草に覆われています。不安定です。
真ん中に伸びている鎖は先ほどのロープのつずきです。
右手でつかまりながら、シャッターを何とか押しました。
登山者が少ないせいか、トラバースルートは草に覆われています。不安定です。
通過した鋸岳のとんがりピークを振り返りました。
このピークの下部の左側をトラバースしてきました。
平成10年のルートの崩壊以前は、確かこのとんがりピークを越えてきたと思います。(不確かな記憶ですが)
とんがりピークの右側(北側)に太い針金が渡してあり、それを掴みながらトラバースしたような。。。カニの横ばいみたいに。
このピークの下部の左側をトラバースしてきました。
平成10年のルートの崩壊以前は、確かこのとんがりピークを越えてきたと思います。(不確かな記憶ですが)
とんがりピークの右側(北側)に太い針金が渡してあり、それを掴みながらトラバースしたような。。。カニの横ばいみたいに。
しばらく行くと稜線に上る鎖が現れます。
スタンスも大きく、難易度はそれほどでもないのですが、岩も鎖も湿っていて慎重に登ります。
湿気が多く、汗びっしょり。その割には気温が低く体力が奪われます。
スタンスも大きく、難易度はそれほどでもないのですが、岩も鎖も湿っていて慎重に登ります。
湿気が多く、汗びっしょり。その割には気温が低く体力が奪われます。
へとへとになりながら、位牌岳に到着しました。
前の写真の鎖場から尾根をダラダラと登ってきて体力を体力を使い果たしました。
汗をかいて、気温がさがってきたので、着替えをして、ウインドブレーカーを着て昼食にしました。
夏のはずなのに、本当に寒い!!
前の写真の鎖場から尾根をダラダラと登ってきて体力を体力を使い果たしました。
汗をかいて、気温がさがってきたので、着替えをして、ウインドブレーカーを着て昼食にしました。
夏のはずなのに、本当に寒い!!
今回は、位牌岳から前岳を経由して山神社に戻ります。
前岳にきました。大沢に下降する分岐点です。
位牌岳から約30分。
矢印を大沢入林道方面に進みます。
ここから山神社駐車場まであと1時間ちょっとです。
ここから大沢までは膝が笑う急下降です。
疲れた体には応えます。
前岳にきました。大沢に下降する分岐点です。
位牌岳から約30分。
矢印を大沢入林道方面に進みます。
ここから山神社駐車場まであと1時間ちょっとです。
ここから大沢までは膝が笑う急下降です。
疲れた体には応えます。
装備
個人装備 |
蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳に行かれる方は防寒対策をしっかりしてください。
|
---|---|
備考 | 夏でも蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳の稜線は、風が強く霧も発生する事が多いです。身体が冷えるのでレインパーカー、防寒着、着替えは持って行ってください。 |
感想
今回で鋸岳は5回目です。
1回目はまだ鋸岳が崩壊する前で刃渡りが出来ました。錆びた針金が1本渡してあり、それでバランスをとって鋸岳(4峰?)の北面をトラバースした記憶があります。この時は十里木駐車場〜越前岳〜蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳。同じ道を十里木駐車場までもどりました。
2回目〜4回目は山神社駐車場〜大沢経由割石峠〜蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳、そして同じ道を山神社まで戻りました。その時の記録は 愛鷹山 鋸岳往復(山神社〜割石峠〜鋸岳〜位牌岳〜同ルートを戻る) 或いは下記URLを参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1985251.html
5回目の今回は往復しないで、山神社駐車場〜大沢経由割石峠〜蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳〜前岳〜急坂を下降して出発地点にもどりました。理由は、湿気が多く、風も強く、岩やクサリ場が濡れていてヤバかったから。以前、冬に甲斐駒ヶ岳西側の鋸岳を縦走しましたが、ルート自体は甲斐駒・鋸岳の方がまともだった。
次回は秋の乾燥した時にまた戻ってきたいと思います。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3318人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する