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Yamareco

記録ID: 1985251
全員に公開
ハイキング
伊豆・愛鷹

愛鷹山 鋸岳往復(山神社〜割石峠〜鋸岳〜位牌岳〜同ルートを戻る)

2019年08月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.7km
登り
902m
下り
890m

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
1:10
合計
8:00
5:50
6:00
50
大杉
6:50
10
7:00
7:20
30
蓬莱山
7:50
80
9:10
9:40
60
10:40
10:50
40
11:30
80
12:50
ゴール地点
鋸岳周辺は登山道の風化が激しく、又道幅も狭く危険な場所です。その為多数のロープやクサリ等があり、ルート自体はわかりやすい。ただ、それらはかなり劣化しています。又、その支点が確実かも不明です。「三点確保」を基本にして、ロープやクサリはあくまでも補助とした方が安全です。ただ、コースはスリルに富み面白い。アプローチも短く、天気が良ければ富士山や駿河湾が見える良いコースだと思います。初心者には難しいと思います。尚、稜線に水場はありませんので下で準備を。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
1.【このルートを選んだ理由】
 裾野市山神社から大沢をのぼり、割石峠〜蓬莱岳〜鋸岳〜位牌岳までの往復です。同じルートでも、往路と復路では難易度に差がある事があるために縦走の時はできる限り往復にしています。
 鋸岳周辺(蓬莱山〜位牌岳)は他の方が報告している通り平成10年の豪雨によって風化が進み、ルートが荒れているとネットで情報を得ていました。実は鋸岳ルートは2度目で、前回は『鋸の刃渡り』が出来た時でした。当時と比べてルートが荒れていて、ロープや鎖が増えていて、スッキリしていないように思います。
2.【コース状況と危険個所等について】
 A. 山神社から割石峠まで:大沢ぞいのルートです。特に沢登りの技術は必要ありません。下部は林道歩きです。中間地点の大杉を過ぎてしばらく行くと沢筋に入っていきますが、水は無く、ルートを外さないようにケルンやテープ、踏み跡を探しながら歩いていきます。割石峠の近くになると、傾斜は急になり、ガレ場がつずき、枝沢が複数現れます。縦走路の途中からの踏み跡が現れますが、立ち止まって確認し、割石峠へのルートを慎重にたどります。
B. 割石峠〜蓬莱岳〜鋸岳〜位牌岳:
  割石峠から蓬莱岳まで:急な草付きの登り。どこでも歩けそうな道です。
  蓬莱岳から鋸岳まで:蓬莱岳の警告版を通り過ぎるとやせ尾根の下りになります。その後は主として南側(海側)のトラバースルートになります。ロープが延々とフィックスされていて、足元も草付きになっていて『路なり』に歩いて行けます。ロープ等は不安定な為、あまり頼らず、あくまでも補助としてください。鋸岳の手前にルンゼ状の急登が現れます。ホールドは細かく、じめじめしていていやらしい場所です。鎖に頼らざるをえませんでした。ここを超えると北側への下りになります。ここから鋸岳の基部をトラバースしていきます。
 鋸岳から位牌岳まで:主に北側斜面に張られたロープや鎖がルートになります。足元は草付きです。難易度はそれほどでもありません。ルートも比較的わかりやすいです。位牌岳手前で急登の鎖場が現れます。ホールドは大きく快適に登れます。この急登が終わると傾斜は緩やかになります。しばらく歩くと位牌岳のピークです。
その他周辺情報 裾野ヘルシーパーク(温泉と食事)、富士サファリパーク、富士山こどもの国等々いろいろあります。
山神社を朝5時にスタート。天気は晴れ、気温、湿度とも高く不快指数は高そうです。単独です。
2019年08月11日 04:54撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 4:54
山神社を朝5時にスタート。天気は晴れ、気温、湿度とも高く不快指数は高そうです。単独です。
大沢から割石峠、蓬莱山経由で鋸を超えて位牌岳に向かいます。同じルートを戻る予定です。
2019年08月11日 04:56撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 4:56
大沢から割石峠、蓬莱山経由で鋸を超えて位牌岳に向かいます。同じルートを戻る予定です。
静かな杉木立を歩いていきます。早朝は気持ちが良いです。
2019年08月11日 04:59撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 4:59
静かな杉木立を歩いていきます。早朝は気持ちが良いです。
10分程歩くと分岐。道なりに右側へ。
2019年08月11日 05:04撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 5:04
10分程歩くと分岐。道なりに右側へ。
間もなく大沢を横切ります。水は地下を流れているようです。上流にも下流にも水はあります。
2019年08月11日 05:08撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 5:08
間もなく大沢を横切ります。水は地下を流れているようです。上流にも下流にも水はあります。
こんな道をしばらく歩きます。
2019年08月11日 05:28撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 5:28
こんな道をしばらく歩きます。
大杉です。出発して約50分。水分補給、栄養補給で10分程休憩しました。
2019年08月11日 05:50撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 5:50
大杉です。出発して約50分。水分補給、栄養補給で10分程休憩しました。
テープやケルンを探しながら沢を横切ったりしながら登っていきます。
2019年08月11日 06:10撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 6:10
テープやケルンを探しながら沢を横切ったりしながら登っていきます。
割石峠はもうすぐです。暑くなってきましたがもう少しです。
2019年08月11日 06:43撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 6:43
割石峠はもうすぐです。暑くなってきましたがもう少しです。
稜線が見えてきました。
2019年08月11日 06:46撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 6:46
稜線が見えてきました。
縦走路にある割石峠の道標。山神社から約2時間。鋸岳方面左折します。
2019年08月11日 06:50撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 6:50
縦走路にある割石峠の道標。山神社から約2時間。鋸岳方面左折します。
皆さんが写真をアップしている割石峠から富士市方面を見た写真です。
2019年08月11日 06:50撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 6:50
皆さんが写真をアップしている割石峠から富士市方面を見た写真です。
割石峠より。うっすらと駿河湾最奥部の千本海岸や鈴川海岸が見えます。
2019年08月11日 06:50撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 6:50
割石峠より。うっすらと駿河湾最奥部の千本海岸や鈴川海岸が見えます。
蓬莱山です。ビバーク可能な場所です。気温、湿度とも高く汗まみれです。水分、栄養を補給し大休止。
2019年08月11日 07:03撮影 by  DSC-HX9V , SONY
1
8/11 7:03
蓬莱山です。ビバーク可能な場所です。気温、湿度とも高く汗まみれです。水分、栄養を補給し大休止。
鋸岳は霧の中、位牌岳はガスって見えません。トラバースする場所のロープが見えています。蓬莱山を出発します。
2019年08月11日 07:26撮影 by  DSC-HX9V , SONY
3
8/11 7:26
鋸岳は霧の中、位牌岳はガスって見えません。トラバースする場所のロープが見えています。蓬莱山を出発します。
前出の写真のトラバースを終えてルンゼ状のクサリ場に向かいます。見えているクサリがルンゼ上部です。これから錆びたクサリ、新しいクサリ、古いクライミングロープ、工事用のトラロープ、自動車用チェーン(?)等々いろいろ出てきます。地元の方々が苦労してルート整備をしてくれている様です。。
2019年08月11日 07:34撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 7:34
前出の写真のトラバースを終えてルンゼ状のクサリ場に向かいます。見えているクサリがルンゼ上部です。これから錆びたクサリ、新しいクサリ、古いクライミングロープ、工事用のトラロープ、自動車用チェーン(?)等々いろいろ出てきます。地元の方々が苦労してルート整備をしてくれている様です。。
このあたりがこのルートの核心部の鋸岳(だと思います)。以前に来たときには『鋸の刃渡り』といわれたクサリ場(実際は錆びた針金でした)がありました。どこに行ったのでしょうか?
2019年08月11日 07:34撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 7:34
このあたりがこのルートの核心部の鋸岳(だと思います)。以前に来たときには『鋸の刃渡り』といわれたクサリ場(実際は錆びた針金でした)がありました。どこに行ったのでしょうか?
ちょっとピンぼけですが、裏側ははこんな感じです。草付きの上り下り、トラバースも多く、靴も手もドロドロになります。
2019年08月11日 07:34撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 7:34
ちょっとピンぼけですが、裏側ははこんな感じです。草付きの上り下り、トラバースも多く、靴も手もドロドロになります。
同じような写真です。クサリとロープが見えていますが、支点がどうなっているか見えないので信用はできません。あくまでも補助と考えて通過します。
2019年08月11日 07:40撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 7:40
同じような写真です。クサリとロープが見えていますが、支点がどうなっているか見えないので信用はできません。あくまでも補助と考えて通過します。
通過した鋸岳を振り返ります。
2019年08月11日 07:44撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 7:44
通過した鋸岳を振り返ります。
かなり長い草付きのトラバースを振り返って見たところ。
2019年08月11日 07:44撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 7:44
かなり長い草付きのトラバースを振り返って見たところ。
これから通過するトラバース。ロープの先にクサリが。こんな感じなのでルートファインデイングはそれほど難しくはありません。
2019年08月11日 07:44撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 7:44
これから通過するトラバース。ロープの先にクサリが。こんな感じなのでルートファインデイングはそれほど難しくはありません。
ここも草付きのトラバース。右下が切れているので慎重に歩きます。
2019年08月11日 07:52撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 7:52
ここも草付きのトラバース。右下が切れているので慎重に歩きます。
こんな所を下りてきました。
2019年08月11日 07:56撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 7:56
こんな所を下りてきました。
位牌岳まであと少しと思っていたら、長いトラバースがあらわれました。
2019年08月11日 08:35撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 8:35
位牌岳まであと少しと思っていたら、長いトラバースがあらわれました。
この先に最後の急登とクサリ場が出てきます。がんばれ自分。その急登で単独の方とすれ違いました。稜線であった唯一の方です。
2019年08月11日 08:35撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 8:35
この先に最後の急登とクサリ場が出てきます。がんばれ自分。その急登で単独の方とすれ違いました。稜線であった唯一の方です。
位牌岳到着です。山神社から約4時間。蓬莱山から約1時間40分。ここは広くてたき火の後がありました。
2019年08月11日 09:08撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 9:08
位牌岳到着です。山神社から約4時間。蓬莱山から約1時間40分。ここは広くてたき火の後がありました。
水分と栄養を補給して出発です。山神社駐車場まで同じルートを戻ります。
2019年08月11日 09:35撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 9:35
水分と栄養を補給して出発です。山神社駐車場まで同じルートを戻ります。
位牌岳にあった看板に崩壊した時期が書かれています。
2019年08月11日 09:35撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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位牌岳にあった看板に崩壊した時期が書かれています。
位牌岳〜鋸岳からの写真。富士山と越前岳が見えています。
2019年08月11日 09:55撮影 by  DSC-HX9V , SONY
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8/11 9:55
位牌岳〜鋸岳からの写真。富士山と越前岳が見えています。
ルートの途中から位牌岳を振り返りました。
2019年08月11日 10:43撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 10:43
ルートの途中から位牌岳を振り返りました。
汗まみれになりながら蓬莱山まで戻って来ました。
2019年08月11日 11:19撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 11:19
汗まみれになりながら蓬莱山まで戻って来ました。
ここから大沢を駐車場まで戻ります。写真はここまで。
途中で1回休憩し、12時50分頃に山神社駐車場につきました。
2019年08月11日 11:25撮影 by  DSC-HX9V , SONY
8/11 11:25
ここから大沢を駐車場まで戻ります。写真はここまで。
途中で1回休憩し、12時50分頃に山神社駐車場につきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

愛鷹山の鋸岳通過は今回で2回目です。1回目は崩壊前の『鋸の刃渡り』がまだできたときでした。2回目の今回は夏。暑くて大変でした。鋸岳の名のつく山は他にもあります。甲斐駒ケ岳西側にも『鋸岳』と呼ばれる場所があります。冬に戸台から入り、甲斐駒の頂上を経由してまた戸台に戻りました。スケールや岩稜の質は違いますが、どちらも面白いルートです。他に『XXX鋸岳』で面白い山をご存知でしたら[email protected]までメール下さい。
8/27/2019:ウエアラブル端末のデータを追加。(使用端末:Huawei Band 3 Pro-80B)。つじつまの合わない数字もありますが、とりあえず表示をそのまま記載。
1. 山行の距離: 16.9km
2. 総歩数:22,158歩
3. 心拍数:最小 63拍/分 〜 最大 167拍/分(鋸のルンゼ状の登りあたり)
4. 平均歩数: 46歩/分
5. 平均ストライド: 55cm
6. 平均歩行速度: 1.53km/時


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