毒水沢〜大沢川
- GPS
- 11:50
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 730m
- 下り
- 717m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 大滝乃湯 http://ohtakinoyu.com/ |
写真
感想
かなり楽しい沢だった。
先月に計画するも天候悪くて中止になった大沢川だが、今回再計画して遡行してきた。
今の所、あまり記録がない沢で登山大系にも載ってなく、都内の山岳会の方によって去年開拓されたらしい沢で、地形図からは想像出来ないようなゴルジュがあるという。
なるほどその通り、こんなところにこんな空間があるとはっっ!て感じでした。
朝2:00にtaka10さんピックアップ。
関越上信越と走らせて碓氷軽井沢ICで降りて有名な草津の湯畑からすぐのところにある林道のスペースに車を停めて白根山へ続く登山道を歩く。
途中の登山道と毒水沢の出会いから毒水沢を下って大沢川に出る。
毒水沢の下降は距離的にはほんの少しだが景観が独特で、これから始まるよって感じの冒険感がありワクワクしてくる。
大沢川に出るとすぐにゴルジュが始まった。
最初のF1からいきなり泳いでとりつく。
気温は12℃とかで、ゴルジュ内は息が白い。
気温10℃台でゴルジュ行く人達って相当変態だよなっと思ってたけどまさか自分が行くことになるとは。
寒さ耐性ポンコツの私はかなり心配だったが、スキン素材のウェットスーツ上下を着ていたおかげで意外と耐えられた。
前日まで1週間ほど雨が降り続けていたので増水も懸念したけどそれも大丈夫だった。
全体的な構成としては、下部の優し目なゴルジュ→綺麗な癒し渓パート→下部より難しい上部ゴルジュという感じだった。
泳がないと突破出来ないところが多々あってこの気温だとなかなか辛かったが、真夏だったら最高に楽しいと思う。
全部で4回くらい巻いたけど、巻き道は踏み跡があって案外人が入ってるのかなぁと思った。笹が多くて安心だけどドロドロで恐い。チェーンスパイクがあるとスピードアップできる。
今回、初めて長い距離の斜め懸垂をやった。
巻きから沢床に戻る時に右方向にロープいっぱい25mトラバース気味に懸垂した。
が、足場がドロぐちょで踏ん張れず、少しでも滑ったらかなりの距離を振られる。
別に振られても死にはしないけど...うん。
怖くてロープにテンションかけれずに支えとして握るだけにしてだましだまし進んだ。しかしtaka10さんの目測の距離感が安定しててすごい。
自分は懸垂で届くかどうかの判断はまだまだ経験が足りてないなぁ。
普段の岩場で距離感の目は養う練習はしてるつもりだったけど。
途中、カメラを釜の真ん中に落としてしまい、相当奮闘して回収した。
頭から潜ってもウェットスーツの浮力で体が全然沈まずに潜水できない。
水中メガネも持ってなかったので、子供の時以来に川の中で目を開けた。
最終的に木の棒を使って潜りながら少しずつ浅いところに引き寄せた。最高に疲れました!
上部ゴルジュの最後の方にあるカッコいいCSの滝は隙間が綺麗にクラックのようになっていて、下の方がワイドで上のほうがハンドという感じ。
リンクカム4つあったし、プロテクションばっちり決まりそう。
これはいけると思い、taka10さんにビレイおねがいしてフリーで頑張ってみたけどダメでした。
ハンドとフィストと膝ジャムがバチ利きだったけど左足のフットホールドが細かすぎて沢靴じゃ踏み込めず、不確実性高いムーブになりそう。あきらめる。
taka10さんが「肩使っていいよ。」と言ってくれたのでショルダーとカムエイドで抜ける。
そのすぐ上の滝は登れなさそうなので巻いた。
すぐに沢床に戻れそうだったけど、この時点で15:30。
あと2〜3個滝があるらしいが、どれだけ時間かかるかわからないし、去年のフトゴキヘッデン沢下降を思い出し、そのまま尾根を少し薮漕いで登山道に出た。
全体的に景観も良く、試される登攀力、泥んこの巻きにルーファイ、ゴルジュ突破力、癒しの景観、泳ぎ、いろんな要素があってすごい楽しい沢でした。
間違いなくおすすめ3つ星ルート。
沢登り自体経験少ないが、体感で多分3級くらいなのかな?
草津なので帰りの温泉も最高でした。
taka10さん、さすがのチョイスありがとうございました。寒かったけど充実感あって楽しかったです。また遊びましょう〜
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