裏銀座縦走


天候 | 曇り→雨→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
上高地→松本駅→穂高駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好 |
その他周辺情報 | 信濃大町駅前の登山ポストに計画書を投函 |
写真
装備
個人装備 |
インナーシーツ
ラジオ
|
---|---|
備考 | 行動食にヤマザキの薄皮つぶあんぱん3袋 |
感想
裏銀座縦走
9月25日(土)~28日(火)に以前から行きたかった北アルプスの裏銀座縦走に山岳会の今泉さんと行って来ました。
1日目 高瀬ダム~烏帽子小屋TS
曇り空の中、日本三大急登の一つブナ立て尾根を登り切ると紅葉の始まった北アルプス南部の山々がお出迎え。烏帽子小屋のテン場にテントを設営し烏帽子岳へ。途中からガスが出て来たけど山頂に着く頃には晴れて眼下に広がる紅葉を楽しめました。
2日目 烏帽子小屋TS~三俣山荘TS
夜中の2時頃から雨が降り出し3時頃には雷も鳴り出す始末。様子を見ながら出発準備をしてると雷が収まり小雨になってきたので出発。三ッ岳に着く頃から再び雨足が強くなってきて野口五郎岳を過ぎるまでは雨の中の山行となった。真砂岳を過ぎた頃から雨が上がりガスの間から紅葉の山肌がチラチラ。雲と山の色っぽい景色を楽しみながら、東沢乗越からの登り、ワリモ岳、鷲羽岳の登りを喘ぎながら3時半ころ三俣山荘のテン場に到着。途中、水晶小屋に着く前と鷲羽岳の下りで雷鳥と遭遇。雨の中の山行でもあったが、これも縦走の醍醐味。
3日目 三俣山荘TS~槍ヶ岳山荘
早朝は雲もあったが日の出が近づくにつれ晴れてきた。三俣蓮華岳と巻道の分岐で日の出を迎え清々しい空気の中を三俣蓮華岳へ向かう。三俣蓮華岳からは黒部五郎岳はじめ雲ノ平、水晶岳、野口五郎岳が一望でき、振り返ると槍ヶ岳。今日の山行に胸が膨らむ。双六岳まで進むと天空の滑走路の中の一本道が槍ヶ岳へと続く。双六小屋まで一旦下り西鎌尾根の登りに備え行動食でエネルギーチャージ。樅沢岳への登りを今回身に付けた登りの呼吸で登り、千丈乗越までのアップダウンを進む。槍ヶ岳がだんだん近づいて来る。千丈乗越まで進んだ頃には槍ヶ岳はガスの中となったが最後の登りに気合いを入れる。ザレた道を登り詰めた先に槍ヶ岳山荘。最後は壁かと思ってしまう登り、が不思議と笑みが溢れる。槍ヶ岳山荘で受付を済ませイザ槍ヶ岳へ。この頃になるとガスが出たり晴れたり。タイミングを見ながら岩場と梯子を上り詰め槍ヶ岳山頂へ。裏銀座縦走路完歩。今回歩いたコースが一望できる。北アルプス南部の山々とそれを繋ぐ縦走路。すでに次の山行に胸が膨らむ。そして槍ヶ岳山荘へ下り無事に裏銀座縦走路を歩けたことに缶ビールで乾杯。
4日目 槍ヶ岳山荘~上高地BT
最終日を小屋泊にしたのは正解だった。日の出を見た後ゆっくり準備をして6時に下山開始。槍沢への下りも急で険しい。槍ヶ岳は簡単に登らせてもらえないようだ。紅葉の進み具合を見ながら慎重に下っていく。天狗原分岐まで来ると急な下りもなくなり沢の音が聞こえて来るようになる。これから槍ヶ岳へ登る登山者と挨拶を交わしながら今回の縦走の余韻を楽しむ。横尾山荘まで下ると沢山の登山者で溢れていた。紅葉が始まったとはいえ今日は平日。予定よりも早く下りてこられたのでのんびりと上高地BTへ向かう。途中、徳澤園のカレーに舌鼓を打ち、登山者と観光客で賑わう河童橋の横を通り1時半過ぎに上高地BTに到着。この中に私達が裏銀座を歩いて来たことを知る人はいないが関係ない。心に残る山行を終え満足感の中、帰りのバスに乗り込み裏銀座縦走は終わりとなった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する