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記録ID: 3599488
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

麦草峠より紅葉見ごろの高見石・中山・にゅう・白駒池周回(長野遠征2日目)

2021年10月02日(土) 〜 2021年10月03日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
14.6km
登り
719m
下り
709m

コースタイム

1日目
山行
6:50
休憩
1:50
合計
8:40
9:00
9:00
60
岩小場バス停前駐車スペース
10:00
10:00
10
10:10
10:10
30
10:40
11:00
30
丸山原生林
11:30
11:30
20
11:50
12:10
50
13:00
13:30
20
13:50
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10
14:00
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10
14:10
14:10
40
14:50
15:10
40
15:50
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10
16:00
16:00
20
16:20
16:40
5
16:45
16:45
5
16:50
16:50
20
17:10
17:10
5
17:15
17:15
25
17:40
岩小場バス停駐車スペース
駐車場が混みそうだなあ、とは予想はしていたが、どこも満車で、駐車場に入るのに2時間待ちには参りました。まあ出遅れたので自業自得ではありますが・・・
腹をくくって諏訪側にある展望台の駐車場から登ることにして、直ぐに引き返したのがまあ判断としては正解でした。途中にたまたま1か所駐車できそうなスペースを見つけて、ここに停めました。麦草峠まで徒歩30分ぐらいの地点、岩小場バス停の真ん前でした。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
麦草峠もしくは白駒池の駐車場に車を停めて周回の予定が、8時40分到着で、まさかの満車。2〜3時間待ち状態。参りました。諏訪側に大分下った岩小場バス停の脇に、わずかな駐車スペースがあったので、ここまで戻り、道路脇に停めての出発となりました。なお白駒池周辺の路駐スペースはすべてロープで囲われ、路上駐車禁止、取り締まり中の看板があり。
コース状況/
危険箇所等
 苔むした大石の上を渡り歩くような道が多く、下りは石の上が超滑りやすい状態になっているので、滑って転ばない様、ご注意ください。あとはお決まりの泥寧の道も至る所にあり、くるぶしの浅いシューズは厳しいです。
9時少し前に高ボッチより麦草峠へたどり着いた。しかし麦草峠駐車場は満車。白駒池の駐車場へ回ると、こちらも満車!誘導員の方に聞くと2〜3時間待ちらしい。しかたなくUターンして、くる途中に展望台のあった駐車場があったのを思い出し、そちらに停めて歩くことにした。向かうの途中、岩古場バス停前に1台分駐車スペースが空いており、ラッキー!ここに停めることに!
2021年10月03日 09:18撮影 by  X30, FUJIFILM
1
10/3 9:18
9時少し前に高ボッチより麦草峠へたどり着いた。しかし麦草峠駐車場は満車。白駒池の駐車場へ回ると、こちらも満車!誘導員の方に聞くと2〜3時間待ちらしい。しかたなくUターンして、くる途中に展望台のあった駐車場があったのを思い出し、そちらに停めて歩くことにした。向かうの途中、岩古場バス停前に1台分駐車スペースが空いており、ラッキー!ここに停めることに!
そんなわけで、R299の車道歩きからスタート。まず麦草峠へ向かう。国道わきの紅葉が見頃。
2021年10月03日 09:19撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 9:19
そんなわけで、R299の車道歩きからスタート。まず麦草峠へ向かう。国道わきの紅葉が見頃。
ミネカエデとヤナギのコラボ
2021年10月03日 09:31撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 9:31
ミネカエデとヤナギのコラボ
途中で登山道に入り、一息。先残りのトリカブトが1輪
2021年10月03日 09:33撮影 by  X30, FUJIFILM
2
10/3 9:33
途中で登山道に入り、一息。先残りのトリカブトが1輪
これこれ、北八つのシンボル苔むしたコメツガ林
2021年10月03日 09:35撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 9:35
これこれ、北八つのシンボル苔むしたコメツガ林
一面を埋め尽くす、様々なコケが美しい。
2021年10月03日 09:36撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 9:36
一面を埋め尽くす、様々なコケが美しい。
再びR299に合流、茶臼岳と紅葉。
2021年10月03日 09:44撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 9:44
再びR299に合流、茶臼岳と紅葉。
カエデとダケカンバの紅葉が美しい。
2021年10月03日 09:46撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 9:46
カエデとダケカンバの紅葉が美しい。
振り返ると、中央アルプスを遠望できた。
2021年10月03日 09:48撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 9:48
振り返ると、中央アルプスを遠望できた。
駒鳥の池、ほぼ干上がってます。
2021年10月03日 10:05撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 10:05
駒鳥の池、ほぼ干上がってます。
だいぶんかかったが、なんとか麦草峠へ到着。
麦草ヒュッテの三角屋根は相変わらずです。
ここから丸山経由高見石へと向かいます。
こちらの道は数組すれ違いましたが、静かな道でした。
2021年10月03日 10:15撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 10:15
だいぶんかかったが、なんとか麦草峠へ到着。
麦草ヒュッテの三角屋根は相変わらずです。
ここから丸山経由高見石へと向かいます。
こちらの道は数組すれ違いましたが、静かな道でした。
カミキリムシ
2021年10月03日 11:30撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:30
カミキリムシ
丸山の原生林は北八つでも指折りのコケのすばらしい森
杉苔の仲間
2021年10月03日 10:27撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 10:27
丸山の原生林は北八つでも指折りのコケのすばらしい森
杉苔の仲間
地衣類もいっぱい。
2021年10月03日 10:33撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 10:33
地衣類もいっぱい。
ミズゴケの仲間
2021年10月03日 10:59撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 10:59
ミズゴケの仲間
これは何だろう?
2021年10月03日 11:09撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:09
これは何だろう?
高見石小屋が近づくと、広葉樹も混じって、明るい感じになってくる。
2021年10月03日 11:41撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:41
高見石小屋が近づくと、広葉樹も混じって、明るい感じになってくる。
カエデの紅葉もすばらしい。
2021年10月03日 11:42撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:42
カエデの紅葉もすばらしい。
今がちょうど見頃でした。
ナナカマドやカエデの紅葉
2021年10月03日 11:43撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:43
今がちょうど見頃でした。
ナナカマドやカエデの紅葉
ナナカマドやカエデの紅葉に青空が合いますね。
白駒池からの道を合わすと、急に登山者が増える。
2021年10月03日 11:44撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:44
ナナカマドやカエデの紅葉に青空が合いますね。
白駒池からの道を合わすと、急に登山者が増える。
高見石小屋前は密な人・人・人
通過して高見石に向かいますが、直ぐ渋滞。
大きな石伝いの道は慣れない人には難しいのかな。
やっとこ頂上へ。やはりここは別世界の絶景ですね。
浅間山が良く見えます。
2021年10月03日 11:58撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 11:58
高見石小屋前は密な人・人・人
通過して高見石に向かいますが、直ぐ渋滞。
大きな石伝いの道は慣れない人には難しいのかな。
やっとこ頂上へ。やはりここは別世界の絶景ですね。
浅間山が良く見えます。
定番写真の白駒池。湖畔の紅葉が非常にくっきりと見える。ドウダンやカエデが真っ赤に色づいてますねえ!
遠くの荒船山の平頂が目を惹きます。
2021年10月03日 12:01撮影 by  X30, FUJIFILM
1
10/3 12:01
定番写真の白駒池。湖畔の紅葉が非常にくっきりと見える。ドウダンやカエデが真っ赤に色づいてますねえ!
遠くの荒船山の平頂が目を惹きます。
赤屋根の高見石小屋
ここからダラダラと中山への黒木の樹林帯の道を進みます。
2021年10月03日 12:05撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 12:05
赤屋根の高見石小屋
ここからダラダラと中山への黒木の樹林帯の道を進みます。
すると1ピッチぐらいで、中山展望台に到着!ここからの眺望は抜群ですね。標識から少し西側へずれた場所へ行くと、この通り、天狗双耳峰がバッチリ見えます。(標識からは見えない)
2021年10月03日 13:13撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 13:13
すると1ピッチぐらいで、中山展望台に到着!ここからの眺望は抜群ですね。標識から少し西側へずれた場所へ行くと、この通り、天狗双耳峰がバッチリ見えます。(標識からは見えない)
振り返って蓼科山と北横岳。手前は名物縞枯れ模様。
2021年10月03日 13:24撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 13:24
振り返って蓼科山と北横岳。手前は名物縞枯れ模様。
中山峠へ向かっていくと少し下ってこの展望。にゅうの岩峰が良く見えますね。
2021年10月03日 13:36撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 13:36
中山峠へ向かっていくと少し下ってこの展望。にゅうの岩峰が良く見えますね。
にゅうへの分岐点で中山峠側へ少し下ってみた。断崖の淵へ道がでると、この展望です。カラマツと黒木の縞々模様が不思議な感じです。
2021年10月03日 13:54撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 13:54
にゅうへの分岐点で中山峠側へ少し下ってみた。断崖の淵へ道がでると、この展望です。カラマツと黒木の縞々模様が不思議な感じです。
そして木々の間から天狗双耳峰が迫力で迫ってきます。
今日は出遅れたので、天狗はお預け、ここで引き返しましょう。
2021年10月03日 13:58撮影 by  X30, FUJIFILM
1
10/3 13:58
そして木々の間から天狗双耳峰が迫力で迫ってきます。
今日は出遅れたので、天狗はお預け、ここで引き返しましょう。
東天狗と硫黄岳爆裂火口
2021年10月03日 13:58撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 13:58
東天狗と硫黄岳爆裂火口
さきほどの紅葉の縞々模様をアップしてみた。
落葉松は来週ぐらいから見ごろを迎えそうです。
2021年10月03日 14:00撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 14:00
さきほどの紅葉の縞々模様をアップしてみた。
落葉松は来週ぐらいから見ごろを迎えそうです。
稲子岳の絶壁。
2021年10月03日 14:00撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 14:00
稲子岳の絶壁。
ナナカマドが美しく紅葉。
戻ってにゅうへの道に入ります。
2021年10月03日 14:05撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 14:05
ナナカマドが美しく紅葉。
戻ってにゅうへの道に入ります。
絶壁沿いの道には所々展望ポイントがあります。
緑ロープで通せんぼしてありますが、
覗くとこの景色です。
硫黄岳と紅葉
2021年10月03日 14:21撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 14:21
絶壁沿いの道には所々展望ポイントがあります。
緑ロープで通せんぼしてありますが、
覗くとこの景色です。
硫黄岳と紅葉
硫黄岳と天狗岳
2021年10月03日 14:25撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 14:25
硫黄岳と天狗岳
次のポイントが紅葉といい感じで天狗双耳峰と硫黄岳が見晴らせる。
2021年10月03日 14:42撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 14:42
次のポイントが紅葉といい感じで天狗双耳峰と硫黄岳が見晴らせる。
やっとこにゅうに到着!!
切り立ってますねえ。
2021年10月03日 14:48撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 14:48
やっとこにゅうに到着!!
切り立ってますねえ。
にゅう頂上からの展望
北八つと白駒池
2021年10月03日 14:55撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 14:55
にゅう頂上からの展望
北八つと白駒池
目一杯白駒池をズームしてみます。
2021年10月03日 14:57撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 14:57
目一杯白駒池をズームしてみます。
ここにきて富士山が見えました!
2021年10月03日 15:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 15:03
ここにきて富士山が見えました!
隣の方に撮っていただきました。
ありがとうございました。
2021年10月03日 15:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 15:04
隣の方に撮っていただきました。
ありがとうございました。
にゅうから30分ほど下ると白駒湿原
2021年10月03日 15:50撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 15:50
にゅうから30分ほど下ると白駒湿原
そしてやっと本日の最終撮影ポイント白駒池に到着。
風も収まり、いい感じの紅葉が湖面に映ってる!
素晴らしいコンディションでした。
2021年10月03日 16:01撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:01
そしてやっと本日の最終撮影ポイント白駒池に到着。
風も収まり、いい感じの紅葉が湖面に映ってる!
素晴らしいコンディションでした。
東岸のドウダンの紅葉
2021年10月03日 16:02撮影 by  X30, FUJIFILM
4
10/3 16:02
東岸のドウダンの紅葉
時計回りで白駒荘に向かいます。
途中何か所か撮影ポイントがあります。
2021年10月03日 16:08撮影 by  X30, FUJIFILM
2
10/3 16:08
時計回りで白駒荘に向かいます。
途中何か所か撮影ポイントがあります。
青苔荘前のボート乗り場あたりがドウダンの名所ですが対岸から見るとこんな感じに見えるんですね。
2021年10月03日 16:13撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:13
青苔荘前のボート乗り場あたりがドウダンの名所ですが対岸から見るとこんな感じに見えるんですね。
光と影の陰影がすばらしい。
2021年10月03日 16:13撮影 by  X30, FUJIFILM
2
10/3 16:13
光と影の陰影がすばらしい。
ドウダン紅葉名所をアップしてみます。
美しいねえ。
2021年10月03日 16:14撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:14
ドウダン紅葉名所をアップしてみます。
美しいねえ。
陰も入れ込んで縦位置で撮ってみます。いい感じです。
2021年10月03日 16:15撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:15
陰も入れ込んで縦位置で撮ってみます。いい感じです。
白駒荘前までくると、湾内に入って、風が無いので鏡のような湖面になっていました。
2021年10月03日 16:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:30
白駒荘前までくると、湾内に入って、風が無いので鏡のような湖面になっていました。
まさに鏡の池です。同じような写真ですみません。この状況は、シャッターが止まらない状態です。
2021年10月03日 16:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:30
まさに鏡の池です。同じような写真ですみません。この状況は、シャッターが止まらない状態です。
いやー、本当に美しかった。これで見納めです。
2021年10月03日 16:31撮影 by  X30, FUJIFILM
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10/3 16:31
いやー、本当に美しかった。これで見納めです。
麦草峠へ向かう途中で日没間近。一筋の残照。
2021年10月03日 17:03撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 17:03
麦草峠へ向かう途中で日没間近。一筋の残照。
麦草峠でも残照
2021年10月03日 17:11撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 17:11
麦草峠でも残照
R299を駐車スペース迄約30分ほど歩かねばなりません。
もう登山道を歩く元気はなく、暗くなったらヤバイのでR299をひたすら歩いていきます。すると途中でなんと日没の瞬間に遭遇。奇跡的なタイミングでした。この場所しか見晴らしが無く、その瞬間にちょうどここを通るなんてありえない確率でした。
2021年10月03日 17:27撮影 by  X30, FUJIFILM
3
10/3 17:27
R299を駐車スペース迄約30分ほど歩かねばなりません。
もう登山道を歩く元気はなく、暗くなったらヤバイのでR299をひたすら歩いていきます。すると途中でなんと日没の瞬間に遭遇。奇跡的なタイミングでした。この場所しか見晴らしが無く、その瞬間にちょうどここを通るなんてありえない確率でした。
そして駐車スペースへ無事帰還。
2021年10月03日 17:44撮影 by  X30, FUJIFILM
10/3 17:44
そして駐車スペースへ無事帰還。
少し下った展望台から槍穂シルエット
槍のスカイラインがくっきり。
いいものを最後まで見ることができました。
2021年10月03日 18:01撮影 by  X30, FUJIFILM
1
10/3 18:01
少し下った展望台から槍穂シルエット
槍のスカイラインがくっきり。
いいものを最後まで見ることができました。

感想

 上記の通り、かなり出遅れたので、この日のあわよくば天狗岳ピストンの計画は、さっぱり諦めて、ゆっくり紅葉見物しながら周回することに。白駒池周辺は激混み状態であることは容易に想像できたので、白駒池が午後の遅い時間に行くと決めて、まずは反時計回りで、麦草峠からは高見石を経由して中山展望台、にゅう、白駒池と進むことにしました。
 高見石は久しぶりの再訪、こんなにお天気で視界の利く時に来たのは初めて。いつ来てもその眺めは裏切りません。目を惹いたのは白駒池を囲む紅葉が、真っ赤に色づき、紅葉タイミングとして最高の感じ。白駒池は期待大きく楽しみになった。周囲の黄葉の進み具合もよく、今週半ばぐらいがピークになりそう。カラマツの紅葉は来週末がちょうど見頃を迎えそうです。
 高見石からは八が岳らしい苔むした黒木の中のだらだら道が続き、地味にしんどいけど、ペースを保ってひたすら歩き、1時間ほどで中山展望台到着。この展望台は、ほぼ平らで広々していて明るく、気持ちの良い展望台ですね。日本アルプスがすべて見渡せるし、南八つと北八つの両方が見える。平べったいけど、大きな木々はなく、展望も一級品です。目を惹くのは北アルプスの槍穂キレットですかね。特異なスカイラインがくっきり見えます。
 ここから一気に下って中山分岐、ニュウと中山峠経由天狗岳への道をわける。すこし天狗の方へ足を運ぶと、天狗の双耳峰や硫黄岳を見晴らせる場所に出る。ここで今日は引き返し、分岐へ戻ってにゅうへ向かう。右側が切れ落ちた断崖沿いに道は着いており、数か所展望箇所あり。いずれもロープで通せんぼしてあったがくぐってみると、天狗・硫黄の絶景が見られます。いったん下って2重山稜になったところから、しばらく登り返すとニュウの岩峰が見えてきた。岩の下部に標識があり、中山峠−にゅうと書かれているが、本当は中山峠−白駒池と書いてあれば紛れがないだろう。
白駒池へは道をそのまま道なりに下っていけばよい。ニュウへは岩の基部から岩をよじ登っていけば到着。にゅうからそのまま突っ切って先に進んで白駒池と思い込んでいると、さにあらず。基部迄戻って、右下へと下っていく道をとる。にゅうからの、展望も秀逸で白駒池も見える。硫黄岳と天狗岳が切り立ったフォルムだが、どーんと正面の中山から北八つにかけての、広大な黒木林の広がりは、いかにも北八つらしい雰囲気で、好きです。
 にゅうから白駒池までは、まだ新しい森なのだろうか?苔も少なく、らしさが感じられない道が続き、少し荒れた印象の森に感じられた。この間が最も泥寧が醜く、また大きな石が多い上に、石が滑る滑る!本当に歩きづらかった。30分ほどで白駒湿原を経て、白駒池へ到着する。16時になってしまったが、まだ残照が北東面の森を照らして、しかも無風快晴状態の撮影にはもってこいの条件になっていた。池に倒影する紅葉の木々はすばらしく、まさに池が鏡となって万華鏡のようだ。これは今日一日頑張ってここまで来たご褒美だろう。時計回りに白駒荘へ半周歩きながら撮影を満喫した。〆は白駒荘前の広々した視界の利くスペースで、最も風が弱くて、一番きれいに映し出す鏡のような池で最後の撮影を堪能。
 ここからひと登りで白駒分岐、さらに白駒の奥庭を経て、麦草峠まで若干登っていく最後の頑張り。だいぶんお日様が西に傾き、残照が照らす森も美しい。峠でR299に降りて、あとは舗装道を戻ったが、途中、奇跡的に日没の瞬間をも見られて、密度の濃い山行となった。

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