美ヶ原 歩くのが楽しい山岳信仰の山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 212m
- 下り
- 209m
コースタイム
12:14 美しの塔
12:22 塩くれ場
12:43 王ヶ頭ホテル(昼食)
13:04 王ヶ頭(美ヶ原山頂)
13:25 王ヶ鼻(石仏)
14:30 山本小屋ふる里館
14:40 牛伏山山頂
14:45 山本小屋ふる里館
天候 | 曇り後霧時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的には砂利のコースです。時々アスファルト、バリエーションルートは登山道のような道です、王ヶ頭ホテルの方は登山靴でないとお勧めしないとのことです。 |
写真
感想
4日の午前中は霧ヶ峰(車山)登山を楽しみ、もう一つ気軽に楽しめる百名山として知られるここ美ヶ原にやってきた。天気はやはり霧から曇りっぽい。
道の駅でもある美ヶ原高原美術館に車を停めるか、山本小屋ふる里館に停めるか迷ったが、時間の節約のためにも後者を選択した。これがあとでとても良い判断となった。
ここ美ヶ原は第四期に活動した火山で、美ヶ原〜霧ヶ峰〜中央アルプスと日本の大断層地帯フォッサマグナ状にある、したがって地震活動も活発なこともあって浸食が早く、火山も浸食されて現在は台地のようになっている。でも。標高は2000mを超えていることも確かである。
また、地元に戻ってきてから調べたのであるが、やはり美ヶ原から御嶽山がきれいに見えることもあり、御嶽教の信仰の対象である。山本小屋方面から登る人は王の頭で満足して帰ってきてしまう人も多い(王ヶ頭ホテル従業員さんの話)ということであるが、ぜひ、ここまで来たら王ヶ鼻まで行ってみてほしい、この山が宗教的に重要な山、古代山岳信仰の山だということがわかるのである。
さて、登山道は基本的に砂利道である。王ヶ頭〜分岐、アルプス展望コースについては人の手を入れないで登山道のようになっているがそこを通らなければ基本スニーカーで十分登れる山である。
山本小屋を超えて美しの塔にたどり着く、観光客はここで引き返していく人が非常に多い。もったいない。鐘はしきりになっている、しかしそこから先はほとんどだれも歩いていない・・・。
しばらく行くと塩くれ場に達する、この石の上で牛馬に塩をあげたところからこの名前がついている。茶臼岳への分岐であるほか、100mほど行くとこのルートでほぼ唯一のトイレがある、しかし季節的にもう閉鎖されていた。
私の服装は、上はTシャツにトレーナー、下は綿ズボンである。それでも汗をかく、実は気温は3度であった。しかし、私は北海道民、全然寒くないし汗をかいていたりする。
またしばらく行くと最後の急登?を超えると王ヶ頭ホテルにたどりつく。昼食がまだだったのでここでカレーうどんを食べる。
また、ここの職員さんと少しばかり話をする。霧ヶ峰から来たことを伝えると、「この山は霧ヶ峰から霧が流れてくる、霧ヶ峰が霧になって2時間後ぐらいにここが霧になる。ここに先に行って霧ヶ峰を後にした方が霧に合う確率はぐっと低くなりますよ。」という話、「ぜひ王ヶ鼻にある石仏群を見てください、ここでこれを見ないと美ヶ原に行ったなんて言えないですよ」と話をする。(語尾などは創作ですが・・・。)
そこで、王ヶ鼻に向かうこととする。王ヶ頭から分岐に出るまでは300mほど登山道のようなところを通る。その後はまた砂利道だ、そして20分後ぐらいに石仏群が現れた、そして同じ方向を向いている。そして、霧が一気に晴れた・・・。なにこのコンボ・・・。見えたのは御嶽の稜線でした。
確かにこの山は御嶽信仰の山、宗教的な霊山なのであります。感慨にふけっているとまた一気に霧になってしまう・・・わざわざ見に来た私に教えてくれたの?山と、風と、霧と会話する。石も話したがっているようだ「俺たちは溶岩なんだぜ・・・」「そうだよね、この作りは安山岩質によくみられる形態だよね・・・。」
山登りはこの自然と会話する雰囲気が好きだ。また一面の霧になり「わかっただろ、もう行けよ、気を付けてな。」と風と霧に言われたように来た道を戻りだす私。空はにわかに暗くなり、雲が騒ぎ出し、雨を降らそうとしている・・・先を急ぐ。そうだ、牛伏山にも行ってみたい・・・と先を急ぐ。
山本小屋ふる里館から牛伏山までは5分、しかし濃霧・・。どちらだかわからない。たぶんここだろうと思って写真を撮りまた引き返す。ああ、山本小屋にしてよかった、ここから美術館に向かうには霧が深すぎる、そして大粒の雨。ほうほうの体で山本小屋ふる里館に戻ってきました。
気温3度の中食べるソフトクリーム・・・さ、温泉だ・・・。
もう1日日程がある、どこに登るか迷っている私がいた。
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