登山口は海抜0m！観音山 加藤文太郎ゆかりの地へ

2021年11月03日(水) [日帰り]

• GPS: 01:25
• 距離: 3.2km
• 登り: 257m
• 下り: 258m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:18
• 休憩: 0:07
• 合計: 1:25

11:20 スタート地点
11:51 11:58 観音山
12:45 ゴール地点

憧れの登山家加藤文太郎さんに会いに。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浜坂温泉保養荘駐車場：駐車無料、トイレあり

コース状況／危険箇所等

特筆する危険個所なし。苔むした古の石仏群が鎮座し、展望は浜坂の町と日本海という、とっても素晴らしいハイキング道です。

その他周辺情報

・加藤文太郎記念図書館（閲覧無料）
・宇都野神社

浜坂の町には温泉もたくさんあります。浜坂駅には足湯もあるそうな☺️

また今回登った仏の山と呼ばれる観音山２４５ｍの他、神の山と呼ばれる千々見山２６３ｍ、城の山と呼ばれる城山１７６ｍの三座を浜坂三山というそうで、どの山からも但馬ブルーの日本海が望めるそうです。

写真

11/3 10:27

やっと来ることができました！憧れの登山家加藤文太郎記念図書館！
遠い所　お疲れさまでした(J)

11/3 10:33

2階へ上がると加藤文太郎さんと槍ヶ岳のレリーフがあります。右手が博物館、左手は山岳関係の書籍群、圧巻です。ゆっくり読みに来たいです。

11/3 10:36

・・・コレは・・・じっと見入ってしまいます。

11/3 10:36

一つ一つの山道具が重く、また現在のものと比べるととても貧弱です。冬のアルプスに入るために補うべき体力や精神力、知識について考えさせられました。

11/3 10:39

最近忘れっぽいのでチェックリストはよく作りますが、文太郎さんの時代、また登る季節はもっと深刻です。繰り返し繰り返しのシミュレーション、とっても大切ですよね。
忘れ物の多い私…大反省(J)

11/3 11:06

浜坂三山の一つ観音山へ。新田次郎著小説「孤高の人」では文太郎さんが花子さんとの結婚式の直前に上ったとあります。「花子さーん！今行くぞ〜！」

11/3 11:09

あの尾根が登山口？？ほぼ45°の傾斜やん！？

11/3 11:21

本気の海抜0m！満潮時は道がなくなりそうっていうかホンマに道なんか〜！？
バリ道かっ💦　この靴では…(J)

11/3 11:32

ちゃんと登山道でした😅尾根に上がると日本海を一望！但馬ブルーですっ！
地球が丸いって　感じましたね(*^-^*)　(J)

11/3 11:51

時折、古い石仏のあるとっても気持ちの良い登山道でした。

11/3 11:52

銀杏の香がしたら山頂です！新しいお寺がありました。ってまだ上がある？？？
って　崖を登り　藪を漕いで(笑)　(J)

11/3 11:56

あっ！まだ上がありました！とっても気持ちの良い山頂です。きっと文太郎さんも浜坂の村と日本海を見ていたことでしょう。

11/3 11:57

ジュンタロウさんも想いにふけってます。
コレが文太郎さんが見た　最後の故郷の景色…(J)

11/3 12:03

観音山、とっても素敵な山でした！

11/3 12:05

きっと少年文太郎さんも登ったであろう大木。今は大人ジュンタロウさんが登りますっ！
老体ですが、中身は少年かっ！(笑)　(J)

11/3 12:08

お寺は最近建て直されたようですが、石仏の雰囲気をみると何百年もの歴史がありそうです。

11/3 12:10

文太郎さんが「花子さーん！」と叫んだであろう鯉幟の展望台経由で下山します！

11/3 12:10

「ご〜ん！」どうせなら12時ぴったりに鳴らしたかったですね？！
鳴らしてよかったのか？？？　でも　鳴らしてしまいましたっ(*^-^*)　(J)

11/3 12:12

「文太郎さん、花子さんの相合傘の落書きとか無いかな〜？」って調査してるとこ。
文太郎さんが　落書していたら　めっちゃスクープですね(^^)/　(J)

11/3 12:17

えぇー💦💦先生がなんか捕まえて持ってきましたよー😋
ヘビを見たら　ついつい捕獲したくなるっ…(J)

11/3 12:45

車を停めていた浜坂温泉保養荘に戻ってきました。観音山、遠かったけどまた来たいです！
ううう　思っていたよりもハードでしたね💦　(J)

11/3 13:01

「少女花子さんはこんな山奥には来ないって〜」って道を間違えて宇津野神社に来るのに右往左往しました😅そして遂に、「あっ！この階段だっ！」😆

11/3 13:02

小説で文太郎さんが少女花子さんと初めて出会ったという宇都野（うづの）神社の石段は令和元年に新しくなったようです。
階段が新品？になっていて　ちょっと…(*ノωノ)　苔蒸した石段を残しておいて欲しかったような…(J)

11/3 13:05

境内には風車がいっぱい！
少女の草履の切れた鼻緒を腰の手ぬぐいで直してあげた・・・それにしてもロマンチックな出会いですよね！みなさんもタイラップや細引きを持って山に行くと何かあるかも〜？

11/3 13:07

尻尾の可愛い狛犬がいました。あと麒麟も😅

11/3 14:25

その後、少し車を走らせて上山高原へ。

11/3 14:35

ススキがめっちゃ綺麗！しかも車で来れる！楽や〜！☺️
ええでしょ？(J)

11/3 14:39

あら？ガスって来ましたよ？

11/3 14:41

紅葉は800m〜1000mくらいがめっちゃ綺麗でした。

11/3 15:01

水面の落ち葉もとっても綺麗でした。
深まりつつあった秋はどんどん過ぎ去って行っています。
秋は時間の流れをしみじみと感じる季節ですよね。

11/3 14:45

15時に扇ノ山登山口で待ち合わせのY隊長を迎えに来ました。当初は扇ノ山避難小屋泊の予定でしたが、ガスってきたし、もうしんどいので上山避難小屋に戻りまーす。
軟弱B型おっさんズ(笑)　(J)

11/3 15:56

で、上山避難小屋に到着！車横付けとはユル過ぎる・・・😅
もう、このギャップを楽しみましょう！(J)

11/3 16:02

流行りのゆるキャン！？こんなことなら必死にパッキングしなきゃ良かった。
ですよね(J)

11/3 16:19

今晩は焼肉ですっ！あっ、日付は冷凍した日です。賞味期限だったら逝ってました😅
800gも！！！　ありがとうの気持ちいっぱいです(^^)/(J)　　

11/3 16:37

アルストでご飯を炊いてま〜す、半自動でラックラク♪♪
Y隊長の40年来大事に使われているメスティン、カッコイイです！

11/3 17:19

ホックホク！
本当に焦げ一つ無し！見事な銀飯が出来上がりましたね！(J)

11/3 17:26

お肉ジュージュー！明日、起きれるかな？？

ーつづくー

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

jyunntarou

軽い素材で身を包み　GPS・SNSを駆使し、他者が歩いたログを簡単に入手し、軌跡を外れると　警告してくれる便利？な現代の登山を　文太郎さんは　どう思われるのか？
「こんな便利な時代に生まれれば、遭難することもなく　命も助かっていたのに・・・残念」と　思われるのか
「これは　登山ではない・・・経験・知識・技術・想像…全ての大切な事が機械に奪われてしまっている。こんな時代に生まれなくて良かった・・・」

おそらく　文太郎さんの思いは　後者だと思います。

ゲスト

加藤文太郎記念図書館の2階に上がりレリーフに向き合った時、
「お前には山に登る資格はあるのか？」
と、問われた様な気がします。

単独で登る方が明らかに準備することも、また山で感じ取ることも多いのも確かです。そして危険も。
そのためには慎重な計画、また普段からの体力作り、読図力はもちろん、知識の蓄積などを含めたトレーニングも欠かせません。誰かに頼っていては成しえれない。

ー1人だとすべての責任は自分で負わなければならない。ー

そんな事を考えていた時に出会ったのが加藤文太郎さんでした。浜坂で生まれ、青年期を神戸で過ごし、30歳で厳冬期槍ヶ岳北鎌尾根で亡くなられるまでに綴られた数多くのエピソードに共感を覚え、そして「こりゃ無理だ〜」って思ったり。（実際には殆どが超人的で無理です・・・）
しかし彼は最も自重した登山家の1人でした。

そんな文太郎さんと会って一番大切だと感じたのは「謙虚さ」でした。
強大な大自然を目の前にし謙虚に向き合うこと。先人の声にも謙虚に耳を傾けること、またそんな人と一緒に歩けるときは千載一遇のチャンスでもある。
自分の力も勿論大切ですが、周りの人の助けもとても大切です。
「孤高の人」単独行の加藤文太郎さんは自身の努力は勿論、見えないところでも色んな人に支えられた単独行者だったのだと思いました。

結局、自分の行きたいところ、やりたいことに合わせて、自身を鍛錬してから臨むことが大切で、その目的を達成するために、目標を定めて乗り越えてゆくのは確かです。
時にはちょっと背伸びしたり、そしてヤバい時は引き返す判断も必要。そして先輩の声をよく聞くこと。

熟練すると今はぼんやりとしか見えない、孤高の文太郎さんの背中や、ジュンタロウさんの背中もいつかははっきりと見えるのかも知れません。

コメント

ゲスト

なかなかハードな山だったのですね。
僕はマッタリと滝見物でした。(笑)

jyunntarou

mounttrekさん　こんばんは。
待ったり過ぎて　豪華な食事で　登山意欲　もってかれましたー(笑)
天滝　このシーズン　たった一人で観れたんですねー。しかし、その後の扇ノ山林道は　キツカッタと思います( ;∀;)

ゲスト

mounttrekさん、こんにちはー！
正味245mですからね！？コレもハードですが、きっと最後に登山道があるのに探さずに激斜面を藪漕ぎしたのが疲れの原因です😅

天瀧は美しい滝でしたね！紅葉も最高！いつか登攀するんでしょうけどお気をつけ下さいねー⁉️😊

Kumainkobe

jyunntarou先生、 akirasさん、

私も加藤文太郎記念図書館、宇都野神社、加藤文太郎の墓を見てから兵庫県縦断を完徒しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2372295.html

加藤文太郎記念図書館を見た時、何のために山に登るのかを自分なりに考える良い契機になりました。お陰で今だに六甲山から離れられずにおります。

Kumainkobe ฅʕᵔᴥᵔʔฅ

ゲスト

Kumainkobeさん、こんばんは！
本当に兵庫県は登山家を生み出すロケーションだと思いました。基礎トレ、チャレンジ、ステップアップ全部一県で賄えます、移動もスムーズ！とっても羨ましいです！！

ただ山登りが好きだからも良いですが、やはり私たちも良いと信じているから登る！んだと思いますね。だから色々とやってみたくなりますね！
いつか高取山や六甲山にも足を運びますので、その時はきっとクマさんにもバッタリお会いできますように！

jyunntarou

Kumainkobeさん　こんばんは。
私は　訪問2回目ですが　この地は聖地です。
ココに今回訪れたのは、次回の山行の為にでもあります。
っと　言いながら　今回は　超ゆるゆる登山になってしまいましたぁー(*ﾉωﾉ)
まぁ　登山は　山に登る人の数だけ　その形態も変わるかと思います。
みんな　ちがって　みんな　いい。