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記録ID: 3722832
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ハイキング
関東

不動滝−猩々岩ー篭岩山ー篭岩−不動滝 +つつじが丘 奥久慈、西金から往復

2021年11月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:22
距離
10.6km
登り
659m
下り
689m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:46
休憩
0:37
合計
5:23
12:29
27
スタート地点
12:56
12:56
4
13:00
13:08
67
14:15
14:16
20
14:36
14:42
49
15:31
15:52
25
16:17
16:18
8
16:26
16:26
86
17:52
17:52
0
17:52
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス 恒例により西金駅に車を置いて歩きました。
コース状況/
危険箇所等
人家の脇から突堤沿いに不動滝まで歩くのですが、道の崩落が進んでいて滑ったら一発アウトという箇所があります。難しくはないのでそれゆえに用心して歩きます。

不動滝を高巻く箇所はぬかるみと苔でつるつるになった岩場です。鎖などを使って慎重に登ります。ただしその岩場はステップを切ってあるので、ぬかるみを咲けて高巻くよりも安定しているように感じました。

不動滝−猩々岩−釜沢越間は、バリエーションルートではありませんが登山者が極端に少なくなります。

猩々岩へは、不動滝の落ち口を男体山方面の標識に沿って登るのですが、ここ登るの?と思うほどの急登です。鎖や補助ロープをうまく使って慎重に登ります。斜面は落葉とどんぐり、そして砂れき土壌で雨天、晴天を問わず大変滑りやすくなっています。スリップしたらたぶん死ぬので絶対滑らないつもりで慎重に高度を稼ぎます。

猩々岩から釜沢越えからは多少優しめ(易しめではない)ですがやはり枯葉とどんぐりで滑りやすいルートです。枯葉で踏みあとがまぎれているところが多いので、テープを丁寧にたどります。

また眺望の利くところは絶壁なので落ちたら死亡はもちろん遺体も探してもらえないかもしれません。

釜沢越えから篭岩山裏、裏縦走路入り口までは県北ロングトレイルのテープがたくさん巻いてあるのでそれをたどります。枝道が結構出ているので少しいやらしかったのですが、テープのおかげで今回は迷う余地がありませんでした。道自体は快適です。

篭岩山頂から篭岩展望台の道のりには2箇所の切れ戸(崖になって切れ落ちているところ)が二箇所あり、クライムダウン、クライムアップを2回行います。垂直に近い場所もありますので、崖が苦手な人は引き返して釜沢越えから降りたほうがいいかもしれません。鎖やロープは下がっているので、それらを補助に使いつつ、足場を丁寧に選んで落ち着いて昇り降りすれば、高難度ではありません。主観では奥久慈男体山の健脚コースや槍ヶ岳の槍の穂よりは高難度だとは思います。

切れ戸を過ぎれば展望台までは比較的快適です。ここも紛れがあるのですが、迷い込みそうな所には引き返せの標識が新たに設けられていて随分とわかりやすくなりました。

篭岩展望台から湯沢源流までは土付きの大変な急斜面を鎖頼りで下ります。ここも男体山の健脚コースより悪場だと思います。特に雨のあとなどの滑りやすさは半端ではありません。実はもみじ目当てでここに来る人は多いので(きれいです)。すれ違いなどに気をつけます。

湯沢源流から滝の落ち口までは巨岩の中を踏み跡を丁寧にたどります。沢登り入門(沢登りとしての難度は入門の入り口レベル)みたいに、岩をうまく巻いたり、土付きを高巻いたりしながら不動滝落ち口を目指します。踏み跡と標識、鎖、ステップカットをたどる限りは問題はないと思います。途中足を濡らさぬよう岩に張り付くようにして進む箇所がすこしだけあってスリリング(落ちても30cmくらい、足が濡れるだけで怪我はしないでしょう)です。

あとは滝の落ち口から人家横までを下るのですが、登りより難度が上がりますから、一層の用心が必要です。特に滝を降りてからの最後の突堤横の泥道で転倒、滑落しないように用心します。
その他周辺情報 不動滝ー篭岩展望台のモミジはまだほとんど緑でした。見ごろは11月後半でしょうか。
118号を横断するとき。上高塚山の格好いいピラミッドが目に入る。
118号を横断するとき。上高塚山の格好いいピラミッドが目に入る。
そしていつもの奥久慈岩稜の景色にいつものように狂喜した。
そしていつもの奥久慈岩稜の景色にいつものように狂喜した。
今回は男体山方面でなく、不動滝方面を目指した。奥久慈岩稜の見え方も違う。つつじヶ丘方面ではなく、山田の脇を通って佐中を目指した。
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今回は男体山方面でなく、不動滝方面を目指した。奥久慈岩稜の見え方も違う。つつじヶ丘方面ではなく、山田の脇を通って佐中を目指した。
湯沢源流。この景色を見たかった。
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湯沢源流。この景色を見たかった。
この圧倒的な渓谷感に改めて狂喜しながらアプローチした。ここで景色を楽しんでおしまいにしてもいいのだが、せっかく足腰を鍛えるチャンスなのと紅葉の様子を偵察したがったので入山した。
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この圧倒的な渓谷感に改めて狂喜しながらアプローチした。ここで景色を楽しんでおしまいにしてもいいのだが、せっかく足腰を鍛えるチャンスなのと紅葉の様子を偵察したがったので入山した。
猩々岩を登った。枯葉と乾いた砂質の土で大変に滑りやすかった。何とか安全圏に到達し、篭岩を展望した。
猩々岩を登った。枯葉と乾いた砂質の土で大変に滑りやすかった。何とか安全圏に到達し、篭岩を展望した。
篭岩をズーム。展望台が見えるはずなのだが見つからなかった。黄葉にまぎれたか。
篭岩をズーム。展望台が見えるはずなのだが見つからなかった。黄葉にまぎれたか。
写真ではしょぼく見えるのだが、左手には見事な岩壁がそそり立つ。湯沢源流はこの岩壁と、今たっている猩々岩に挟まれた峡谷を詰める。
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写真ではしょぼく見えるのだが、左手には見事な岩壁がそそり立つ。湯沢源流はこの岩壁と、今たっている猩々岩に挟まれた峡谷を詰める。
縦走路からの眺望
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縦走路からの眺望
こんな感じの岩塔に立つので、絶対に転んで墜落しないように気をつける。
こんな感じの岩塔に立つので、絶対に転んで墜落しないように気をつける。
午後はこの方角が逆光になるのでもう少し早い時間ならばもっときれいなのでは。
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午後はこの方角が逆光になるのでもう少し早い時間ならばもっときれいなのでは。
落ち葉とどんぐりが道を大変滑りやすくしていた。
落ち葉とどんぐりが道を大変滑りやすくしていた。
不思議なきのこ
釜沢越を右に曲がり、裏縦走路入り口のコルを右に曲がって篭岩山へ。山頂にて木立の隙間から覗く男体山。
釜沢越を右に曲がり、裏縦走路入り口のコルを右に曲がって篭岩山へ。山頂にて木立の隙間から覗く男体山。
篭岩山の岩壁から明山を望む。
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篭岩山の岩壁から明山を望む。
キレットをひとつ越えて篭岩山を振り返った。明山方面の写真を撮った岩場も見える。
キレットをひとつ越えて篭岩山を振り返った。明山方面の写真を撮った岩場も見える。
中武生山。
午後の黄葉を楽しみながら快適な登山道を篭岩へ向けて急いだ。
午後の黄葉を楽しみながら快適な登山道を篭岩へ向けて急いだ。
この木の葉がいい色を出していた。
この木の葉がいい色を出していた。
篭岩展望台から猩々岩(左)と大岩壁を望んだ。
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篭岩展望台から猩々岩(左)と大岩壁を望んだ。
そして奥久慈の山々。暫く景色を楽しみたいが明るいうちに危険な下降をやらないといけない。
そして奥久慈の山々。暫く景色を楽しみたいが明るいうちに危険な下降をやらないといけない。
展望台から下降するコースの序盤でリス君発見。
展望台から下降するコースの序盤でリス君発見。
いつものようにひやひやしながら湯沢源流に降りた。ここはもう暫くすると真っ赤になるはず。谷底は4時過ぎですでに薄暗い。
いつものようにひやひやしながら湯沢源流に降りた。ここはもう暫くすると真っ赤になるはず。谷底は4時過ぎですでに薄暗い。
巨大なアケビくらいの謎の実。湯沢源流の谷で見つけた。
巨大なアケビくらいの謎の実。湯沢源流の谷で見つけた。
湯沢源流の巨岩帯を縫って、何とか猩々岩取り付き(右)が見えてきた。あのシルエットの斜面を直登なのでかなり悪い。
湯沢源流の巨岩帯を縫って、何とか猩々岩取り付き(右)が見えてきた。あのシルエットの斜面を直登なのでかなり悪い。
滝の落ち口を覗く。足元は滑りやすい岩で危険度最高。更にここから滑りやすい岩と土で出来た高巻きのルートを下降した。不動滝の前で無事な下降を感謝した。不動滝様。私はあなたの本気を存じております。
滝の落ち口を覗く。足元は滑りやすい岩で危険度最高。更にここから滑りやすい岩と土で出来た高巻きのルートを下降した。不動滝の前で無事な下降を感謝した。不動滝様。私はあなたの本気を存じております。
湯沢峡の神様、おかげさまで無事に、しかも予定時刻より30分ほど早く、明るいうちに降りることが出来ました。ありがとうございました。
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湯沢峡の神様、おかげさまで無事に、しかも予定時刻より30分ほど早く、明るいうちに降りることが出来ました。ありがとうございました。
帰路、枝道に入ってつつじヶ丘方面へ登り返し、奥久慈岩稜と男体山(左端)を見てきた。ここからの景色で男体山のでかさを改めて思い知った。
帰路、枝道に入ってつつじヶ丘方面へ登り返し、奥久慈岩稜と男体山(左端)を見てきた。ここからの景色で男体山のでかさを改めて思い知った。
そして本日の縦走路を含めた湯沢源流の夕暮れ。標高500mにも満たない里山とは思えない緊張感だ。
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そして本日の縦走路を含めた湯沢源流の夕暮れ。標高500mにも満たない里山とは思えない緊張感だ。
寄り道したらヘッドランプ頼りになってしまった。早くも天の川が微かに(もちろん写真には写らない)。新月と金星。
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寄り道したらヘッドランプ頼りになってしまった。早くも天の川が微かに(もちろん写真には写らない)。新月と金星。

装備

備考 ヘッドランプ、雨具、フリース、ファーストエイド、行動食、水、デジカメ、スマホGPS、

ここの所気温が高めですが、この時期雪が降るくらい寒いこともあるので手袋、帽子、フリースなど防寒対策をお勧めします。天気が悪くなりそうなときは軽アイゼン(チェインアイゼン程度で大丈夫でしょう)もお守り代わりに入れておくといいかもしれません。といいつつ自分も最近は油断しまくっているのですが、、、。

感想

とりあえずコース情報だけ報告します。

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