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Yamareco

記録ID: 3756542
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

青海黒姫山 日本海と北信・白馬を望む三百名山

2021年11月19日(金) [日帰り]
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猿山ペン太 その他1人
GPS
06:28
距離
7.5km
登り
1,148m
下り
1,137m

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
1:06
合計
6:27
8:12
8:14
36
8:50
8:50
7
8:57
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13
9:10
9:17
27
9:44
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49
10:33
11:26
31
11:57
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21
12:18
12:22
14
12:36
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7
12:43
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30
13:13
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41
一本杉峠までは杉や栗の林を緩やかに登っていきます。そこを過ぎると斜度が急になり、トラロープや鋼製階段が掛けられています。
過去天気図(気象庁) 2021年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道8号をはずれたら、巨大セメントプラントの脇を通って約10分で登山口です。清水倉登山口には10台ほど停められる砂利の駐車場があります。なんでも、田中陽希さんと撮影スタッフのために地元が整備したとのこと
コース状況/
危険箇所等
金木平あたりから登山道がぬかるんできます。急傾斜のところには、きめ細かくトラロープが下がっているので軽くつかんでスリップに備えたらよいと思います。下りでは頼りすぎると体が振られて不安定になることがあります。私は平坦地の木道で油断し、平滑面に足を滑らせ仰向けに転倒しました。靴底の泥と濡れた木の面は摩擦ゼロ。
山頂稜線の露出した石灰岩は鋭く尖っています
登山口の案内地図の裏に郵便受けのような箱があり、その中に記帳ノートが入っています
2021年11月19日 07:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 7:28
登山口の案内地図の裏に郵便受けのような箱があり、その中に記帳ノートが入っています
一本杉峠から徐々に急な登りになっていきます
2021年11月19日 08:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 8:13
一本杉峠から徐々に急な登りになっていきます
子宝杉
2021年11月19日 08:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 8:57
子宝杉
新雪の朝日岳が顔を出してきました
2021年11月19日 08:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 8:58
新雪の朝日岳が顔を出してきました
金木平で一息入れる。日が差して気温も上がってきました
2021年11月19日 09:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 9:11
金木平で一息入れる。日が差して気温も上がってきました
これから、また急登が続きます
2021年11月19日 09:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 9:12
これから、また急登が続きます
西ノ河原平。ピンクリボンは十分
2021年11月19日 09:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 9:45
西ノ河原平。ピンクリボンは十分
地質調査の機材を運ぶモノレールの下をくぐります
2021年11月19日 09:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 9:55
地質調査の機材を運ぶモノレールの下をくぐります
水みちになっているジメジメした急登を登りきると、突然に視界が開けて頂上稜線に飛び出ます。白馬岳がお出迎え
2021年11月19日 10:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
11/19 10:18
水みちになっているジメジメした急登を登りきると、突然に視界が開けて頂上稜線に飛び出ます。白馬岳がお出迎え
ぽっこりと黒い明星山。左奥に高妻山、乙妻山
2021年11月19日 10:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:19
ぽっこりと黒い明星山。左奥に高妻山、乙妻山
頂上の右に焼山と雨飾山
2021年11月19日 10:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:19
頂上の右に焼山と雨飾山
紅葉時期は過ぎて色はありません。岩の間を縫うように気持ちの良い稜線歩きを楽しみます。本日のクライマックス
2021年11月19日 10:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:30
紅葉時期は過ぎて色はありません。岩の間を縫うように気持ちの良い稜線歩きを楽しみます。本日のクライマックス
山頂の新しい石の祠。右の小さい祠に記帳ノートが袋に入れて置いてあります
2021年11月19日 10:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:34
山頂の新しい石の祠。右の小さい祠に記帳ノートが袋に入れて置いてあります
糸魚川市街を俯瞰。新幹線の駅も見えます。日本海は穏やか
2021年11月19日 10:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:36
糸魚川市街を俯瞰。新幹線の駅も見えます。日本海は穏やか
上信越と白馬方面の山々。気になる初雪山も
2021年11月19日 10:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:35
上信越と白馬方面の山々。気になる初雪山も
南東は採掘場になっていました。バーンというダイナマイトの爆発音がして白い煙が昇るのが見えました
2021年11月19日 11:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 11:19
南東は採掘場になっていました。バーンというダイナマイトの爆発音がして白い煙が昇るのが見えました
秋の日差したっぷりの頂上を後に来た道を戻ります。特徴あるカルスト地形
2021年11月19日 10:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 10:39
秋の日差したっぷりの頂上を後に来た道を戻ります。特徴あるカルスト地形
夫婦縄文杉
2021年11月19日 12:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 12:43
夫婦縄文杉
栗林に戻ってきました。少しずつ斜度が緩くなり一本杉峠を過ぎた後はのんびりとした下りです
2021年11月19日 13:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 13:08
栗林に戻ってきました。少しずつ斜度が緩くなり一本杉峠を過ぎた後はのんびりとした下りです
シダの谷までくると登山口はもうすぐ
2021年11月19日 13:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/19 13:46
シダの谷までくると登山口はもうすぐ
登山口から見上げる北西稜の岩壁。なかなか壮観です
2021年11月19日 13:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 13:57
登山口から見上げる北西稜の岩壁。なかなか壮観です
駐車場に帰還
2021年11月19日 13:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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11/19 13:57
駐車場に帰還

装備

個人装備
500ml水筒 1L水筒(お湯) カップラーメン 鱒寿し 行動食 ごみ袋 トレッキングポール 雨合羽 ソフトシェル ライト 紙地図 コンパス メモノート・ペン リップクリーム キズテープ テーピングテープ バンダナ ウェットティッシュ バッテリー・給電ケーブル スマートフォン 登山靴 帽子 サングラス 手袋 着替え 登山ズボン 長袖シャツ 長袖アンダーシャツ 厚手靴下 マスク 時計 財布・免許証・保険証 ザック32L

感想

登山道は赤ペンキやピンクリボンが丁寧に付けてあって安心です。各ポイントには標高を添え書きした手作り表示板があります。また、登山口と山頂に地元が登山者の実況を知ろうと記帳ノートを置いています。そんなところから、地元橋立区と青海区の方々の山への愛着を感じます。この日登山者は5組8人。白馬村から来られた方はこの山が大好きで、特に早春のスキー登山は楽しいとおっしゃっていました。

どしんとした山体は石灰岩で出来ています。数億年前に南の海でサンゴや貝が堆積して固まり、プレートに乗って移動してきたもので、石灰岩は石油や石炭と同様生物由来の地下資源です。社会では化石燃料から再生可能エネルギーへの転換が進められていますが、石灰岩が原料のセメントに代わる材料は聞いたことがありません。山頂付近の露岩から、下にはまだまだ資源が埋蔵されているだろうと想像できるので、山の高さが変わるほどに採掘が進み、コンクリート構造物などに姿を変えて、やがてこの山は消滅してしまうのではないでしょうか。

山頂に小さい頑丈な石祠が建っていました。側面に寄贈者が刻まれており、地元の方々の他、デンカセメントや明星セメントなどの名前がありました。何を祀り祈るのか。地下資源の収奪に依存しない企業の経営と、コンクリートに替わる構造材として国産木材の活用を推進することが、青海黒姫山の寿命を延ばすことに間違いはないでしょう。

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