笹子雁ケ腹摺山
- GPS
- 03:35
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 704m
- 下り
- 703m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
新中橋登山口は登山者用の駐車場はないが少し先の空き地に駐車させてもらった。 山頂近くになって富士山が見えるようになる。 山頂からは三ツ峠、御坂山塊の上に富士山が見える。甲斐駒ケ岳が雲で見えなかったが北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳・上河内岳の南アルプスの白い峰々が見えた。 八ヶ岳は霞でぼんやりと見える。 金峰山は山頂部分に僅かに雪を残していた。 笹子峠までの下りは急坂で滑りやすいので注意が必要。ロープが張ってあるので利用したほうが無難である。 笹子峠の隧道の前に広い駐車スペースがあり。冬季閉鎖時以外は利用可能である。 笹子峠から旧国道20号線の車道は峠から少し下った右側に矢立の杉への標識がありそれに従って車道でなく山道を歩く事ができる。途中、踏跡が別れる箇所が2〜3箇所あるので注意が必要。 矢立の杉からは甲州街道を15分程度歩いて車道に出る。 車道をしばらく下ると、左側に不明瞭ではあるが新田沢に下る踏跡があり、入って行くと沢沿いに歩く事ができる。途中、工事中の看板があり、そこから道は明瞭になる。 ○○ダム(大きな堰堤)の表示のあるところに出て、車も通れるような道を少し下れば新中橋登山口近くに出る事ができる。 勿論、笹子峠から長くなるが車道を歩いて新中橋まで下ることが出来るので不安な人は車道を歩いたほうが無難である。 |
写真
感想
外孫、内孫の世話に追われて山もなかなか自由に行けなくなった。12日を逃すとまたしばらく行けそうも無いので天気予報は曇りであるが出掛ける事にする。さてどこに行こうかと候補4〜5山くらいが頭に浮かんだが時期的には5月の方が花を楽しめる山ばかりである。最近は可能なかぎりその山の一番、個性が発揮できる時期を選んで登りたいと考えている。
今の時期では笹子雁ケ腹摺山から富士山を望むのが良いかなと考えて笹子雁ケ腹摺山に決定する。しかし天気予報は曇りのため富士山が山頂から見えるか不安でもあったがここ2〜3日の天気の経過、及び天気図から曇りでも薄曇りで富士山くらいならば見えるだろうと判断する。
旅行に行く連れ合いを駅まで送ってから出発したので登山口に着いたのは9時半過ぎであった。幸い、天気は予想したように薄曇りから晴れてくる。登山道は杉林の中で面白みはないが頂上に近づくに従い自然林が多くなってくる。所々にミツバツツズが咲いているのが慰めである。足元にはヒナスミレの花が見られる程度である。
山頂の電波反射板は今は使用されていないのか塗装も剥がれていた。登る途中で降りてくる単独行者と出会ったのみで人気の山とは思えない静かな山を楽しむ。途中で富士の頭が見えるようになり、予想が的中し目的の富士を山頂から見られることが判り勇んで頂上へ。 山頂には一人だけでその後、二人組と4人組みが到着する。富士山は御坂山塊で下のほうが隠されていて雁ケ腹摺山や牛奥ノ雁ケ腹摺山からの富士山よりも劣り、期待外れであった。南アルプスは仙丈岳、甲斐駒ケ岳は雲に隠れていたが北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳・上河内岳の白い峰々が見える。八ヶ岳は霞でぼんやりとしている。金峰山は山頂部分だけ僅かに白い部分を残している。一応、見るべき山々が見えて満足する。
昼食を食べ笹子峠に向かうがすごく急な下りで砂の部分もあり滑りそうで腰が引ける。設置されているロープは使用しない私だがロープ頼りに下らざるを得ない箇所もあった。笹子峠から笹子隧道に下る。隧道は狭く、意外と短い。むしろ今の国道20号線の新笹子トンネルが長すぎるのであろう。
ここから1時間以上の車道歩きを覚悟していたが少し歩くと矢立ノ杉への山道の下山路の標識がある。車道から外れて普通の山道で矢立ノ杉まで下る。矢立ノ杉は確かに巨木でりっぱな木で大月市の観光スポットになっているのは理解できるが屋久島の杉に比べるとどうしても見劣りがする。矢立ノ杉からも車道ではなく昔の甲州街道を15分程度歩く事ができる。途中に2ケ所に昔、建物があったと思われる石積みの広場があり、明治天皇行幸の碑が建っていた。
旧20号線の車道に出て、少し歩いていると新田沢に下る踏み跡を脇に見つけて車道から外れてそちらに踏み込むことにした。こうした里に近いところでは踏み跡が多く道迷いの元であるが新田沢沿いに下れば新中橋登山口に下れる事は地形図で確認できたのでそのまま下る。途中、数箇所、踏み跡が分かれていたが感で下っていったら地形図にも出ている小さなダム(堰堤)になり、間違っていなかったことが判った。此処からは広い道で車を置いた近くの新田部落に着くことができた。車道を歩くつもりだっただけにガイドブックにも出ていない普通の山道を下る事が出来て儲け物をした気分で山行を終えることができた。
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