湯河原 新崎川→清水の滝→中尾沢の滝
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清水の滝への道は荒れ放題 |
写真
感想
湯河原の新崎川を2日間も攻めてきました。
初日、11/28 目的は清水の滝と中尾沢の滝。
朝10頃に白銀橋に到着、降りれそうなとこを探すとなんとか左から行けそうだったから降りる。
まずは清水の滝を目指す。
そして早速分岐。勘で左俣を攻める。
正解(清水の滝方面)は右股。スナッチ、アウトーwww
沢登り開始、登山靴で来てしまったので結構滑るも、そこは野生児パワーで乗り切る。5mにも満たなそうな小滝の連続を楽しみながら進む。
なんだかんだで楽しく沢登りしてると、また分岐。
勘で左俣を攻める。正解(中尾沢)は右股。・・・人はなぜ同じ過ちを繰り返すのか・・・
このあたりから藪こぎが結構増えてきて萎える。
でもこの先には清水の滝が!中尾沢の滝が待っている!
そう思えばこの苦労だって頑張れる!
今思えばなんと可哀相な俺w
登っていくうちに「これは違うんじゃないかな?」と野生の勘がやっと正常に働く。おせぇ!!
違うとわかった時の脱力感はすごい。
またこの藪をこいだり、滑る沢を降りるのかと思うともうね・・・
でも戻らないわけにはいかないので頑張って藪をこぎ、沢を降り、中尾沢との分岐へ。後々気づいたんだけど、俺が頑張って登って降りてきたとこのすぐそばににハイキングコースありやがったわw
そしてこのあたりでお腹が減ってきた。
まだハンバーガーとBIGソーセージがあるものの、何度か腹ぺこで地獄を見ているので余裕のあるうちに引き返そうと思う。それと足をひねって少し痛いから。
ちなみに足をひねったのは沢登りではなく、ここに来る前に自鑑水というのを見てきて、そこから帰る途中なんでもないとこでひねったから。本当になんでもないところで。そんなこんなでこの日は撤退。
11/29〜30 仕事。金があればやめるのになーw
12/1 リベンジ開始。
午前9時半頃、白銀橋着。今日はハイキングコースから攻める。
歩き出して間もなく新崎川に当たるので、これを遡行。今日は沢靴もあるしバッチリだ!
しかし、踏み跡を見つけたので沢を登らず進む。だって水冷たいし(ヘタレ)・・・
しかし、この踏み跡の方の道も荒れに荒れてて進みづらい!中腰はもちろん、四足歩行する場所もあるくらい。途中踏み跡が消えたりするも、沢のそばを歩いているので迷うことはないと思う。
一応二箇所二俣に分かれるところがあるが、本流に沿っていけば間違いない。
途中右股にそこそこの段瀑が見えるので近くに行くが、その際掴まった木がトゲトゲトラップを従えていて、軍手がなければ即死だった。危なかった!
なんだかんだ順調に進んでいると、どうみても人口の石組みが。
こんな奥地に石組み?
石組みの辺りにはワサビが生えている。ここは昔ワサビ田だったのでは?
しかし、ここまでワサビを取りに来るのも大変だなー。と思った。
ワサビゾーンを見上げると、木々の間から滝発見。ワクワクして近寄る。
おお、なかなかの滝!最初はこれが清水の滝かと思ったが、どうもそれにしては規模が小さい気がしたのでさらに奥へ。
このあたりから斜面から水が染み出していて、個人的にすごい好きな空間が出来上がっていた。そして進むこと5分ほどで幅広の滝が。ああ、これは間違いないなと近寄る。
いやー、これは結構いい滝だ。見上げる形になるので首が疲れるが、それでもいい滝だ。
苦労しただけあって、感動も倍に。帰りの荒れ道もサクサク進むってもんよ。
白銀ハイキングコースに戻り、進むこと10分くらいだったかな?白銀林道900mの看板のある沢、これが中尾沢に違いない。
遡行開始10分で滝が。中尾沢F1だ。これはこれでいい滝。左側にはもう一つ滝が。落差はあるが、水量が少ない。そしてこの滝の右側にロープ発見。
ロープを頼りに登り、F1の上に出ると、すぐにF2らしき滝が。前回の苦労はなんだったんだと思うくらい簡単に着いた。そして・・・
「スンごおお〜いっ」
「これはああ〜〜〜っ この滝わあぁ〜〜っ」
「ゴツゴツとした柱状節理に 滝から流れ落ちる水がからみつく綺麗さだ!!
柱状節理が滝を 滝が柱状節理をひき立てるッ!
『ハーモニー』っつーんですかあ〜〜〜〜
『景観の調和』っつーんですかあ〜っ
たとえるなら サイモンとガーファンクルのデュエット!
ウッチャンに対するナンチャン!
高森朝雄の原作に対する ちばてつやの『あしたのジョー』!
・・・・・・・・・つうーーっ 感じっスよお〜〜っ」
思わずジョジョの奇妙な冒険4部の台詞を改変してしまうくらいの滝だ。
おそらく水と岩の単体だったらそこまででもないだろう。水量も多いわけではないし。落差がすごいわけでもない。柱状節理はすごいっちゃすごいが、やはりこの2つが合わさってとてもいい滝・空間に変貌していると思う。
つい30分くらい見入ってしまった。
ここは左から巻いて滝上に出ることができる。そんなに険しい道でもない(お助けロープもあるし)ので行ってみると上から滝を眺めることができる。上から見る柱状節理もまたいいものだ。
リベンジも果たせ、気分が良い。帰りに南郷山400mの看板が見えたので登ってみた。最初の200mがきついが、所詮は400mだ。あっという間に着いた。
山頂は特に何もなかったので早々と退散。
白銀林道をしとどの窟方面に進み、帰りに見た5段の滝で本日の締めとして安全運転で帰路に着いた。湯河原って面白い!また散策しよーっと。
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