大文字山北斜面〜経塚山〜毘沙門堂☆紅葉散らしの氷雨に祟られつつ


- GPS
- 02:51
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 496m
- 下り
- 498m
コースタイム
- 山行
- 2:33
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:51
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大文字山北斜面、経塚山はいずれもヴァリエーション・コースではあるが良好な登山道あり |
写真
感想
どうも先週末の日曜日、岩尾山への山行時に足を捻った覚えはないのだが、左足首を捻挫したらしい。火曜日、勤労感謝の日に朽木の明護坂から白倉三山への縦走の時には山行の前半では足首に違和感を覚える程度だったのが、終盤では明確な痛みに変わったのだった。その後は痛みは快方には向かっているが足の具合を確かめべく軽い山行を考える。こういう時にすぐ近くに大文字山があるのは有難い。北斜面の紅葉も見頃を迎えている頃だろうか。
バスを銀閣寺道で降りて、参道は辿ると大勢の人が往来している。紅葉の最盛期ではあるが、それでも例年よりも観光客は相当に少ないようだ。そもそも中国からの観光客がいないので、それだけでもかなりの減少だろう。
大文字山への登山道に入ると多くの人が山頂へ向かっておられるが、中尾城址へと向かう谷に入ると途端に静かな雰囲気だ。堰堤を越えて谷を進んで行くと杉林の奥で谷の右岸で陽射しを浴びて明るく輝いている樹々がある。このルートを選んだ理由はこのメタセコイアの樹々の紅葉を楽しみにしていたからに他ならない。
登山道はつづら折りに左岸へと登る。尾根に登るとわずかに右手の斜面に入ったところに市内を見晴らす展望地がある。この日は曇りの予報ではあったが、今のところ上空には晴れ空が広がっている。大文字の火床に立ち寄れば遥かに素晴らしい展望が広がるのだが、火床に立ち寄るつもりはないので、この日は山頂までの唯一の展望地となる。単独行の男性が二組ほど登って来られたので、展望地を教えて差し上げると「ここはいいですな〜」と喜んで下さる。
中尾の城址にたどり着くと北に伸びる尾根筋を下って一旦、谷に降りる。次に向かう中尾の滝には山腹をトラバースする道が一般ルートであろうが、谷筋も紅葉が期待出来るところだ。
中尾の滝のあたりは昨年、一昨年とほぼ同じ時期に訪れているのだが、いずれの年も色づきは良いとはいえなかった、今年は紅葉は綺麗ではあるのだが既に散りかけの樹も多い。以前、heheさんにご案内頂いてchurabanaさんやhirasuzukaさんと共にこの滝を訪れた三年前の紅葉には及ばない。
谷を上流に進み、幻の滝に向かう。ここは大文字の北斜面の紅葉が最も美しいポイントだろうと思われる。滝の周囲の紅葉は終盤であったが、谷奥の紅葉は綺麗に残っていた。折しも雲の間から日差しが差し込み、ステンドグラスさながらの透過光がこぼれ落ちる。
源頭を進み、北斜面をトラバースする道に乗り山頂に至る。折しも昼時のせいだろうか、休憩しておられる人の数は30人は下らないだろう。この日は空気がかなり澄んでいるせいだろう、大阪のビル街も綺麗に見える。後ろから「あべのハルカスがよく見えますね」という声が聞こえてくる。
ところが北の方で景色が白く霞んだかと思うとみるみるうちに京都市街の展望が閉ざされてゆく。まもなく山頂でも本降りの冷たい雨が降り始めた。あちこちから悲嘆の声が上がる。当初は白川に降り、地蔵谷から瓜生山に向かうつもりであったが、北の方角は雨雲が真っ白である。山科の毘沙門堂に下ることにする。
山頂を後に東に進むと続々と人が登って来られるが「残念!」という声が聞こえてくる。山科方面への林道と別れ、経塚山への尾根道を進むと途端に人のいない静かな雰囲気になる。経塚山のピークは植林となるが、ピークから尾根を南下すると自然林の中の歩きやすい道が続く。しかし山科方面の斜面は常緑の広葉樹が多く、楓はほとんど期待できない。尾根を下るうちに雨は上がり、上空を見上げると背後には再び青空が広がっているではないか。
尾根から林道に降り立ち、双林院(山科聖天)に差し掛かると雨露に濡れた紅葉に陽射しが燦々と降り注いでいる。この双林寺まで足をのばす人は少ない。人影のまばらな境内では美味しそうな日野菜や大根が売られている。
毘沙門堂に至ると楓の紅葉が真っ盛りであり見事ではあるが、やはりここは大勢の人が訪れている。足早に境内を一周すると毘沙門堂に向かう大勢の人とすれ違いながら山科の駅に向かう。足首の痛みはすっかり治っているようだ。
自宅の近くでは再び本降りの氷雨が降っている。これは明らかに雪雲が転じた雨だろう。京都の北の方では雪が降っているようだ。
コメント
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幻の滝 のプレートを撮るのは難しい 同感です
私のカメラではなかなかピントがあいません
あのプレートどうやって取り付けたのかよく話題になります
東京のmumcharieさんたちとご一緒した折、mumさんがあの木に登れば取り付けられることを実証してくれました
脚立でも持ち歩いているのかと思うほど大変なところに取り付けられているプレートが沢山ありますね
幻の滝のプレートはPHさんのプレートの中でもとりわけ高いところにつけられているように思います。木の下には脚立をおけるような平坦な場所もないでしょうから、登られたんでしょうね。
プレートはかなり汚れてしまっていますが、清掃は難しいですね。
こんにちは。
あまりの美しい 黄葉の写真を見て 湖北 カナ山山行に行かせて頂きました。先週は岩尾山の計画をたてていましたら お先に行かれたようです。
昨日は私も大文字山に行っていました。同じ時間に大文字山と銀閣寺の間で yamanekoさんらしき男性が
歩かれていたとはビックリです??
次の山行は 何処でしょうか?内緒ですよねぇ。
ばったりお会いしたりして??
ニアミス・・ということはbanchanさんも綺麗な紅葉の代償に氷雨を浴びることになったのでは?banchanさんのレコを拝見するのを楽しみにしております。
今日は綺麗な霧氷を堪能して、京都に向かう特急の中です。レコは数日後になるかもしれませんが、宜しければご笑覧下さい。
こんにちは。banchan97です。 私はヤマレコ スタンダード会員の為 今月の写真添付容量を使い果してしまいました。YAMAP会員ですので とっても簡単なレコですが、ご覧ください。
https://yamap.com/activities/14528572
今度はどこに登場されるか??楽しみにしております。
yamapはいつの間にか拍手の仕方が変わっているのですね。アプリに不具合が発生しているせいか拍手が出来なかったことご了解ください。
私も写真の容量を既に使い果たしてしまっており、過去のレコの写真を削っての大文字のレコのアップでした。12月に入ったら昨日のレコをアップ出来るのですが・・・
それから昨日も足首の痛みは問題なく歩くことが出来ておりました。
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