蟠蛇ヶ森☆雪のちらつく山からの海景
- GPS
- 01:44
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 487m
- 下り
- 485m
コースタイム
天候 | 晴れ一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された一般登山道 危険箇所なし |
写真
感想
前日は四国カルストのホテルの宿泊だったのだが、前日からの強い寒波の影響で雪の予報となり、送迎バスでホテルに向かうことになる。晴れていれば四国カルストからのご来光ハイキングを楽しみにたいところであったが、前夜から降り続く雪で視界はまったくない。
ホテルからの送迎バスは10時ではあったが早くに下山したいとこちらの希望に対して支配人の方が気を利かせて下さったようで、支配人自ら送迎バスを運転して山麓の駐車場まで送って下さる。
標高が下がるにつれて道路の積雪は消えるが、相変わらず雪は降り続いている。
須崎に向かうとやがて雪は雨に変わる。雲が低く垂れ込めていたが、須崎が近づくと雲の中から山頂に電波塔を戴く蟠蛇ヶ森が姿を表したかと思うと、我々の到着を歓迎するかのようにみるみるうちに雨雲が切れて青空が広がり始めた。
須崎の市街地から蟠蛇ヶ森を目指して北上すると、その山麓には綺麗に虹がかかっている。R494から左手に分岐する道に入り、まずは桑田山の山腹をつづら折りに登ってゆく。上からはバイクに乗った郵便配達の人が降りてくるが、黒い合羽がびしょ濡れなので、やはりこのあたりでも直前まで雨が降っていたのだろう。
集落を抜けたところで舗装路が終わるが、広い道路余地があるので車を停めて出発する。登山道との交差するポイント、ベンチが設けられており、南側に須崎湾の好展望が広がっている。周囲には文旦と思われる黄色く大きな柑橘類をたわわに実らせた果樹が数多く見られる。
登山道の道標に従って山道に入るとすぐにも送電線鉄塔に出る。その足元には鉱山道と書かれた道標があり、登山道沿いにはいくつもの石垣が現れる。どうやらかつての鉱山の遺構のようだ。足元には岩が多いが、岩には石灰岩に特有の滑らかな陥凹が見られる。この山でも石灰岩が採石されていたのかもしれない。
まもなく登山道は竹藪の中の急登となるが、すぐに山頂に至る道路に出る。しばらくは道路を歩くが、右へのヘアピン・カーブの先から再び山道に入り、植林の中をトラバース気味に登ってゆく。
山頂直下で再び道路に出ると雪がちらほらと降ってくる。この高知の太平洋沿いでも雪が降るとは驚きだ。道路からは南の眺望が広がる展望地があるが、折角の眺望は雪に霞んでいる。山頂からの好展望を期待していたのだが、雪で展望が遮られるのは何とも残念だ。
やがて道路は電波塔のある東のピークへと向かってゆく。この道路は電波塔を建設するために作られたもののようだ。分岐には「蟠蛇森公園→」と記された道標があり、山頂一帯は公園となっているようだ。山頂に向かって再び山道を歩き始めると雪が止んで再び陽射しが広がり始めた。
リョウブと思われる低木の疎林を歩いて山頂にたどり着くと、広い山頂広場からは南に須崎湾の眺望が広がる。有難いことに先ほど眺望を遮っていた雪は消えたようだ。
山頂には鉄骨造りの展望台が設けられている。展望台がなくとも十分に南側の見晴らしは良いのだが、展望台に登ってみる。確かに展望台からの南の景色は良いが、北側は灰色の雪雲が広がっているばかりで何も見えない。すぐにも再び雪が降り始め、景色が再び雪に烟り始めた。雪の合間に絶好の好展望を見ることが出来て何よりだった。
コメント
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星降るヴィレッジTENGUは楽しめましたか?
あの日、私も前泊を検討したのですが、どうも一人一室は受付てないみたいでした。
折角の四国でしたが天候がイマイチで残念でしたね。
また次の機会にお会い出来ることを楽しみにしています。
しかし私が予約した時は最後の一部屋であり、実際にホテルはかなりの賑わいではありました。しかし、山からの夕陽も朝陽も、星空も見ることが出来ず・・・どうもタイミングが悪かったようです。
この蟠蛇ヶ森のあたりが晴れ空と雪雲の境目になっているようで、山頂にいる時には楽しむことが出来て良かったです。
またの機会にどうぞ宜しくお願い致します。
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