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記録ID: 3857540
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ハイキング
屋久島

白谷雲水峡とヤクスギランドに屋久島1周の旅

2021年12月15日(水) 〜 2021年12月21日(火)
 - 拍手
GPS
152:00
距離
20.1km
登り
1,459m
下り
1,075m

コースタイム

途中が徒歩移動になっていますが、それぞれ別の日に白谷雲水峡とヤクスギランドに行っています。
コースタイムは省略しますが、現地の所要コースタイムはかなりゆったり目で、私のように余程写真などをとったり休憩時間多めで取らない限り実際には少し早くなります。
天候 晴れ→曇り→雪→晴れ→曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
冬季は標高の高いヤクスギランドへの道が積雪や凍結で通行止めになることがあり、実際に当日はヤクスギランドまでで通行止めで、翌日はさらに手前で通行止めになっていたので荒川口方面に行かれる方も事前に道路状況を確認してから行った方がいいです
コース状況/
危険箇所等
積雪時は木道が滑りやすくなっているがそれ以外はよく整備されていて問題なし
その他周辺情報 白谷雲水峡なら貸切利用出来るゆのこの湯(湯を沸かすのに30分ほど必要なので予約がお薦め)
ヤクスギランドは近隣にはないが周辺の宿泊施設の湯(温泉ではない)か尾之間温泉がお薦めです
春田浜の日の出
白谷雲水峡といえば苔の世界
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白谷雲水峡といえば苔の世界
びびんこ杉はこの一帯の最大級の大きさですが、親木を跨いで生長したので樹齢は若めの350年ほど
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びびんこ杉はこの一帯の最大級の大きさですが、親木を跨いで生長したので樹齢は若めの350年ほど
伐採後の苔むした切株から新たな森の命が繋がれる
伐採後の苔むした切株から新たな森の命が繋がれる
奉行杉は過去に幹の一部が欠けたのか傍らに大きな残骸がそのままになっていました
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奉行杉は過去に幹の一部が欠けたのか傍らに大きな残骸がそのままになっていました
基本的によく整備され歩きやすい道ですが根っこだらけの所もあるので普段登山されてない方は足元注意
基本的によく整備され歩きやすい道ですが根っこだらけの所もあるので普段登山されてない方は足元注意
本当に何か出てきそうな独特な雰囲気で映画のイメージ場所になったのも納得です
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本当に何か出てきそうな独特な雰囲気で映画のイメージ場所になったのも納得です
ツガは本州でも山地に生える木ですがここまで巨大なものはまず見かけません
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ツガは本州でも山地に生える木ですがここまで巨大なものはまず見かけません
イスノキの群落でこれだけの規模は今まで見たことがありません
日本に自生している木で最も比重の大きい木で水に入れると沈みます
屋久島のイスノキは生育環境も厳しいので更に硬そうです
イスノキの群落でこれだけの規模は今まで見たことがありません
日本に自生している木で最も比重の大きい木で水に入れると沈みます
屋久島のイスノキは生育環境も厳しいので更に硬そうです
樹齢3000年とも言われる弥生杉ですが、幹の半数は白骨化していて台風などの影響が心配されます
樹齢3000年とも言われる弥生杉ですが、幹の半数は白骨化していて台風などの影響が心配されます
屋久島の苔は種類も豊富で600種類ほどあるようです
無論素人で見分けられる数ではありませんが朝露に濡れる苔は見ていて飽きません
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屋久島の苔は種類も豊富で600種類ほどあるようです
無論素人で見分けられる数ではありませんが朝露に濡れる苔は見ていて飽きません
ヤクスギランドは朝から雪が舞いうっすら白くなっていました
ヤクスギランドは朝から雪が舞いうっすら白くなっていました
くぐりツガは裏側からの幹の迫力が凄い
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くぐりツガは裏側からの幹の迫力が凄い
人のいない静寂な森ですが鳥たちの鳴き声やコゲラが木をつつく音が心地よいです
人のいない静寂な森ですが鳥たちの鳴き声やコゲラが木をつつく音が心地よいです
屋久島の山中には携帯トイレブースがあちこちに設置されているので事前に用意しておけばトイレの心配はまずありません
屋久島の山中には携帯トイレブースがあちこちに設置されているので事前に用意しておけばトイレの心配はまずありません
雪で白くなった吊橋とヤクスギランドの森
雪で白くなった吊橋とヤクスギランドの森
屋久杉の年輪は細かく数センチで100年以上のものもあり単純に大きさだけでは樹齢が分からないのが現状です
屋久杉の年輪は細かく数センチで100年以上のものもあり単純に大きさだけでは樹齢が分からないのが現状です
下山後明星岳に綺麗な虹がかかっていました
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下山後明星岳に綺麗な虹がかかっていました
海にかかる虹
横峯地区には縄文遺跡があり当時の家が再現されています
横峯地区には縄文遺跡があり当時の家が再現されています
永田のいなか浜から見る口永良部島
永田のいなか浜から見る口永良部島
アカホシカメムシの幼虫はかなり派手な姿で南国らしい虫です
アカホシカメムシの幼虫はかなり派手な姿で南国らしい虫です
猿川のガジュマルは複数の幹が信じられないほど沢山絡み合っていて未踏のジャングルに迷い込んだ気分になれます
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猿川のガジュマルは複数の幹が信じられないほど沢山絡み合っていて未踏のジャングルに迷い込んだ気分になれます
12月を過ぎても草むらにはカマキリやバッタが普通にいて島の暖かさを感じます
12月を過ぎても草むらにはカマキリやバッタが普通にいて島の暖かさを感じます
トローキの滝は海に直接落下している滝で背後のモッチョム岳と海の綺麗さが絵になります
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トローキの滝は海に直接落下している滝で背後のモッチョム岳と海の綺麗さが絵になります
大川の滝は屋久島最大の滝で目の前まで行けるので迫力がありますが、雨期時にはさらに雄大な姿になることが想像できます
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大川の滝は屋久島最大の滝で目の前まで行けるので迫力がありますが、雨期時にはさらに雄大な姿になることが想像できます
西部林道はヤクザルとヤクシカが多く生息しているので普通に道路でのんびりしています
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西部林道はヤクザルとヤクシカが多く生息しているので普通に道路でのんびりしています
屋久島と種子島に生育しているヤクタネゴヨウマツも各地で被害を受けている松枯れの被害に遭っているようで茶色く変色した木が島内のあちこちで見受けられました
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屋久島と種子島に生育しているヤクタネゴヨウマツも各地で被害を受けている松枯れの被害に遭っているようで茶色く変色した木が島内のあちこちで見受けられました
一湊海岸からの薩摩硫黄島は常に噴煙を上げていて世界最大クラスの喜界カルデラの一部ということもあり、最大噴火したら日本は壊滅する恐れがあります
一湊海岸からの薩摩硫黄島は常に噴煙を上げていて世界最大クラスの喜界カルデラの一部ということもあり、最大噴火したら日本は壊滅する恐れがあります
ヤクシマヤマガラはお腹のオレンジ色が濃くて鮮やかで比較的近くで観察しても逃げないので撮影しやすい鳥です
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ヤクシマヤマガラはお腹のオレンジ色が濃くて鮮やかで比較的近くで観察しても逃げないので撮影しやすい鳥です
夏なら飛び込みたくなるような美しさの横河渓谷
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夏なら飛び込みたくなるような美しさの横河渓谷
紅葉が少しだけ残っていました
紅葉が少しだけ残っていました
この時期は口永良部島の左側に沈む夕焼けを眺めることができます
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この時期は口永良部島の左側に沈む夕焼けを眺めることができます
東シナ海に沈む夕日
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東シナ海に沈む夕日
12月中旬にもかかわらずコスモスが見頃でした
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12月中旬にもかかわらずコスモスが見頃でした
満開のコスモス
安房の町でも綺麗な虹が出ました
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安房の町でも綺麗な虹が出ました
宿泊した宿から眺めたトカラ列島の夕焼け
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宿泊した宿から眺めたトカラ列島の夕焼け
あっという間の一週間、ありがとう屋久島また来ます!
あっという間の一週間、ありがとう屋久島また来ます!
開聞岳と池田湖がバッチリ
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開聞岳と池田湖がバッチリ
この日の桜島の噴煙は少し穏やかな機嫌のようです
この日の桜島の噴煙は少し穏やかな機嫌のようです
鹿児島空港は霧島連山の眺望が抜群
鹿児島空港は霧島連山の眺望が抜群
韓国岳はうっすら白くなっていました
韓国岳はうっすら白くなっていました
東京湾から眺める富士山はやっぱり偉大な姿でずっと見ていられる
東京湾から眺める富士山はやっぱり偉大な姿でずっと見ていられる
横浜の街と富士山
横浜の街と富士山

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

前回の縄文杉登山に続いての第二弾は、白谷雲水峡とヤクスギランドに島内一周をした時の様子をまとめました。
この日は宮之浦のコテージに連泊して雨の事も考えて予備日を設け、白谷雲水峡に行きました。
当初の予定では太鼓岩まで行く予定でしたが、午後に天気が崩れる予報だったので著名な屋久杉を回るルートに変更し、早めに下山して温泉に入りました。
結果的には正解で、標高の高い所は雨で街中は晴れ間ものぞく曇りでした。
白谷雲水峡といえばもののけ姫のモデルとなった場所として有名で、幻想的な苔の森と気軽に散策できて屋久杉にもすぐに会える初心者向けの場所でした。
翌日は天気がコロコロ変わり風も強かったので博物館等をまわりのんびりして翌日にまた別に宿泊したコテージからヤクスギランドを目指しました。
この日も山に雲が湧いていて白くなっているのが見えたので行けるところまで行こうと車を走らせます。
ヤクスギランドに到着すると雪が結構降ってきて道に積もったら帰り降りられるかなと一抹の不安を抱えながら散策を開始します。
係の人が道の状況を確認しに歩いていきましたが、他に人は取材で来ていた一行のみで静かなスタートとなりました。
木道は雪が降るとかなり滑りやすく注意が必要ですが、しっかりと整備されているので問題はありませんでした。
気になっていた雪も本降りにはならず、ほぼ曇りで積もりやすい所だけうっすら白くなる程度で済みました。
屋久島で雪の経験もまた面白いものだと思いつつも通行止めで行けなかった紀元杉はまたいつか屋久島に行くときにとっておきます。
屋久島は虹の島でもあり、日本一雨の多い地域ならではの風景があってあちこち回っていても飽きませんでした。
名物のトビウオに首折れサバ、今が旬のポンカンに永田の豆腐も美味しかったしサービスも良くて満足の一週間でした。
温泉もワイルドな海辺の温泉から昔懐かしい雰囲気の公衆浴場も堪能し、目まぐるしく変わる天候もまた南国らしくて島内への移住者が多いのも納得の素晴らしい島でした。
実際は住んでみないと分からない苦労があると移住者の方は言っていたので、自然が素晴らしい分、大変な事もあるのは島で暮らす宿命みたいなものですね。
今回はオフシーズンということもあり人が少なく交通や宿泊も安く済んだので、こういう時期に行くのもいいなと思いました。
山の中を歩くのに渋滞しているのは嫌ですし駐車場の心配もいらないのでのんびり旅には最高の時期でした。
空港の拡張計画でジェット機が飛ぶようになったら東京からの直行便ができそうで便利にはなるけど、観光客の増加による環境への影響も気になるし難しい所です。
今度は登山で屋久島に行きたいので時期と混雑具合を考えて計画だけは立てておこうと早くも気持ちだけが先に進んでいます。

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コメント

写真、上手ですね。屋久島を歩くといつも立ち止まってカメラを取り出します。だからコースタイムの1.5倍はかかりますよね。屋久杉の写真も大きさと迫力を出すのが難しい。でもこのレコの写真はいい写真ですね。
2021/12/30 18:05
h321さん
ありがとうございます。
撮影に関しては全くの素人なので失敗も多く、沢山撮って使えそうなのが何枚か出ればと思っています。
なので歩くのは遅くないですが撮影の多さで殆どの人に抜かれます。
樹木の写真は難しいですよね。素晴らしい巨樹があっても納得のいく写真が撮れないことも多いので色々な角度で引きとアップで撮ると全く違った印象になったりするので面白いです。
良かったら他の記録にも沢山画像出しているので見ていってください。
2021/12/31 1:11
プロフィール画像
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