平戸往還（平戸城〜彼杵宿）

2022年01月01日(土) [日帰り]

• GPS: 14:30
• 距離: 78.0km
• 登り: 1,438m
• 下り: 1,435m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 14:30

距離 78.0km 登り 1,440m 下り 1,439m

5:10 平戸桟橋
10:08 皿山公園
19:40 彼杵駅

天候

5:11　平戸市　晴れ　5℃
16:12　佐世保市　晴れ　10℃
19:52　東彼杵村　晴れ　4℃

コース状況／危険箇所等

一部区間を除いて舗装道路歩き。
ロータリークラブなどの道標あるが宮村峠越えの他はそれら道標だけではよく分からない。下記参考資料とグーグルマップを併用して進んだ。それでも平戸市田平町区間、佐世保市の市街区間は不明。
宮村峠南の林道は崩落して車両通行止め、川棚往還部は廃道化している。

写真

1/1 6:17

6:17
日ノ浦宿
かつて番所のあった田平港。そこから数分の所にある平戸往還の起点。今日の旅が始まり。

1/1 6:22

6:22
日ノ浦宿
振り返っての一枚。遠く海の向こうの明かりは平戸の町。右は日ノ浦本陣の石壁。

1/1 7:56

7:56
日ノ浦宿〜江迎宿
この区間に残る昔の道。松並木の切り株が残ってる。

1/1 8:10

8:00
日ノ浦宿〜江迎宿
長坂一里塚。平戸往還はほぼ一里塚の場所が特定されててこのような碑が建ってる。古道好きにはうれしい。

1/1 8:14

8:14
江迎宿
平戸往還中唯一残るかつての本陣屋敷。参勤交代で平戸を出発した一行の1泊目はここ江迎だった。

1/1 8:27

8:27
江迎宿〜佐々宿
平戸往還は平戸から川棚まで各宿場間は峠を越えて行く。平戸藩内の陸路移動は楽ではなかったと思う。

1/1 9:31

9:31
江迎宿〜佐々宿
江里峠越え。

1/1 11:34

11:34
相神津(中里)宿
郡代役所があった宿場町。かつては本街道の重要地点だった。

1/1 12:16

12:16
相神津宿〜佐世保宿
伊能忠敬の測量日誌にも出てくる左石。かつては大岩だったそうだが今は薄く削られて小さくなってる。

1/1 12:26

12:26
相神津宿〜佐世保宿
名勝眼鏡岩。

1/1 13:23

13:23
佐世保宿〜早岐宿
佐世保市中心から早岐へ向かう最初の難所、峰坂。

1/1 15:23

15:23
早岐宿
戸ノ上石畳。凹凸の少ないカラフルな石畳が数百メートル続いてた。

1/1 15:29

15:29
早岐宿
今は産婦人科医院の脇本陣。門構えと白壁が残る。

1/1 17:14

17:14
早岐宿〜川棚宿
本街道中最高地点の宮村峠(257m)。宮村峠越え入口から川棚町内は道標多くて地図読みから開放された。ただし、一箇所車道が崩落してる所あり。また、川棚往還の区間は完全に廃道となっていて迂回を余儀なくされた。

1/1 19:32

19:23
彼杵宿
この旅の終点、長崎街道との追分である思案橋。長崎街道を小倉方面へ行くと神社の前に宿場の旧本陣案内板がある。

撮影機器：

KODAK PIXPRO FZ101 JK Imaging, Ltd.

感想

higashino9

平戸と長崎街道の宿場町彼杵を結ぶ古道、平戸往還。平戸藩の参勤交代の道でもあった道をたどってきた。
旧い町並みはほとんど残っていないが江迎本陣や眼鏡岩を始め史跡名勝が多い。舗装区間が大部分になってしまっていたが琵琶石峠付近、宮村峠越えなどでは山道が残り、また、一里塚はほぼその場所が特定されていて古道の雰囲気は十分にある。
惜しいのは道の整備が十分ではないこと。倒木落枝による山道の荒れと道標の不案内は残念だった(特に佐世保市内。市内中心部は全く分からなかった)。良い古道だと思うので改善を期待。
参考書籍：旅する長崎学18平戸街道ウォーキング