称名滝〜大日三山縦走〜雷鳥沢〜弥陀ヶ原〜称名滝

2013年09月28日(土) 〜 2013年09月29日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 20.2km
• 登り: 1,795m
• 下り: 1,790m

天候

二日間晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/30 10:39

日本一の落差の称名滝。実は北アルプス登山の拠点なんですよ。この最大落差の岩肌を、大日や八郎坂などの急登が待っています。

撮影機器：

EOS 7D CANON

感想

ゲスト

アルペンルートを使わなくても立山方面に行けるんですが、それをやってみたくてこのコースをテントかついで歩きました。

前日、称名滝のゲートが閉まる前に、称名滝駐車場で車中泊
5：00　称名滝駐車場を出発
牛首を超え、大日平についたころに、日の出が来るようにペース配分を。朝日にあたってラムサール条約の湿原の大日平が迎えてくれます。美しい！

8：30　大日平山荘で少し休憩して、大日目指します。
木道は、この季節ながら凍っていました。つるつる〜日があたったところから、溶けだしていくんでしょうが、影の部分はツルツル〜〜

大日山荘までのルートは沢登りのようなコースです。日が当たるにつれて、木々から白い湯気が湧き出します。

ここで、水場があるはずなのですが、水場の標識が無い！！水の補給をあきらめて、大日の峰に向います。

11：00　大日の峰に到着すると、ドーーーン！と美しい剱岳が目の前に飛び込んできます。荷物をデポして、大日に登ります。
奥大日がいいと言われますが、大日からの剣岳は、左肩がスパッと一直線に見えて、とても美しい！この間登った早月尾根が、こんなにもすごい尾根を登ったのか！と、実感できるほどの素晴らしさ。
ひたすら剱岳を眺めた後、大日山荘前で剱岳を眺めながら、お昼ご飯です。

12：30　雷鳥沢に向け出発です。
室堂から来ることも考えたのですが、やはり称名滝からのルートにしたのは、大日から立山や剱岳を眺めながら大日三山を縦走できるという、山好きにはたまらないコースだからです。
天気も良かったので、北アルプスの最高の眺めを見ながら進んでいきます。この日は剱岳も雲に隠れず、思う存分その凄さを見せてくれました。

中大日　ここから見る劔も最高です！ここでものんびりしましたよ〜

奥大日　左肩にこぶが見えだすのは奥大日でしょう。大日から、剣岳を見つづけてここまで来ましたが、やはり大日からの眺めはスパッと一直線に切れた早月尾根が、印象的でとても美しい。まるで、刃物の先が剱岳だと思わせる感じです。
誰が言ったかわかりませんが、奥大日からの劔が一番だというのは個人的にはちょっとどうだろう？と思いました。奥大日で満足はしなくて良かったと思いました。


雷鳥沢へ到着したのは、16：00頃だったと思います。
テントを張って、夕焼けに暮れていく立山を眺めながら食べる夕食。テントから頭を出して眺める満天の星空。もう最高です！


ここから、立山三山縦走も可能です。　劔沢に泊まっての剱岳もいけます。ですが、今回は、大日三山と弥陀ヶ原の大縦走です。

8：00　翌朝、のんびりと起きて朝食をとって出発です。荷も軽くなり快調です！
しかし、室堂へののぼり返しはいつもキツイ。
松尾峠からの下山です。このコースは、いわゆる旧道です。ですので、岩岩岩です。整備された道路よりやはりこのコースがいい〜


弘法まで歩くと次は八郎坂です。八郎坂を下る前に、10時のご飯を・・(；一_一)お腹すくんですよ。山に登るといつも腹ペコ＆沢山食べるが痩せるんですよ・・・

10：00　八郎坂を下ります。この坂も立山登山の旧道です。アルペンルートが出来る前は、この登山ルートが利用されていました。

11：00　称名滝到着です。滝に行くのもありですが、私はそのままおります。すると、昨日登り始めた大日登山道入口が見えてきます。

11：20　称名滝駐車場へ到着。帰りはずいぶん早かった〜半分くらいの時間で下ってこれた感じですかね。これなら、もうちょっと寄り道すればよかったと後悔。まあ、いつでも登れるのでいいか・・



今回は、お金をかけずにどれだけ北アルプスを堪能できるか？の実験です。かかったのは、テンバ代＋食糧　でしょうか。2000円ほどですんでるはずです。
乗り物使わず、こんな風に雄大な景色を見に行けるなんて最高です。
そして、大日の峰に出た時に、出迎えてくれる剱岳は、まさに感動です。見えた瞬間には息をのみ立ち尽くしてしまいます。後ろから来られた方も、私同様立ち尽くして息をのんでいました。
剱岳と立山・弥陀ヶ原などを眺めながらの大日三山縦走は、北アルプス好きならたまりません！残念なことに、この縦走は雷鳥様が良く出没しますが、私は未だに出会ったことが無い！！

写真はあえて掲載いたしません。是非この感動を自分の目で確かめてください。