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Yamareco

記録ID: 3891908
全員に公開
沢登り
東海

南アルプス白根南嶺 滑河内〜黒河内下降

2021年05月01日(土) 〜 2021年05月02日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.6km
登り
1,511m
下り
1,491m

コースタイム

1日目
山行
7:32
休憩
0:00
合計
7:32
6:08
26
滑河内林道
6:34
337
滑河内取水施設
12:11
89
不動の滝
13:40
1330m幕営地
2日目
山行
9:16
休憩
0:00
合計
9:16
6:06
192
1330m幕営地
9:18
27
9:45
196
黒河内下降点
13:01
7
1020m北俣出合
13:08
134
黒河内取水施設
15:22
滑河内林道
天候 1日:曇りのち雨
2日:雪
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
【滑河内】
全体に滝が多く、巻きも難しいので、悪い沢だと思います。本記録では悪場は巻きましたが、滝やゴルジュを攻めれば違った内容になるかもしれません。不動の大滝は一見の価値ありです。人工物が多いのが残念な所です。

【黒河内】
1020m二俣付近の滝以外はほとんど河原歩きに終始します。 登路としての利用価値が高い、とも言えるかもしれません。 ワンポイントですが、1020m二俣付近の滝は悪いので、ロープ類はあった方が良いと思います。
滑河内沿いの林道から、取水施設までは山道あり。夜から雨予報なので、テキパキ進みたい。
2021年05月01日 06:34撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 6:34
滑河内沿いの林道から、取水施設までは山道あり。夜から雨予報なので、テキパキ進みたい。
遡行開始。水は冷たく、足が痛いほどでした。
2021年05月01日 06:40撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 6:40
遡行開始。水は冷たく、足が痛いほどでした。
いきなり大滝を左岸巻き。
2021年05月01日 06:48撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 6:48
いきなり大滝を左岸巻き。
1時間ほど歩くと、ゴルジュ入口。奥の滝が登れず、結局この辺りから左岸巻き。
2021年05月01日 07:46撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 7:46
1時間ほど歩くと、ゴルジュ入口。奥の滝が登れず、結局この辺りから左岸巻き。
巻きが厳しかったです。ロープソロ1ピッチで尾根を越え、沢に戻るときも懸垂しました。
2021年05月01日 08:35撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 8:35
巻きが厳しかったです。ロープソロ1ピッチで尾根を越え、沢に戻るときも懸垂しました。
この辺りから雨がパラつき始め、焦りました。写真奥の連瀑は右岸から巻きました。
2021年05月01日 10:32撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 10:32
この辺りから雨がパラつき始め、焦りました。写真奥の連瀑は右岸から巻きました。
沢に戻ると、滝と青い釜が連続する美しい光景。
2021年05月01日 11:45撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 11:45
沢に戻ると、滝と青い釜が連続する美しい光景。
鉄?
2021年05月01日 11:52撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 11:52
鉄?
また連瀑。巻きはもうウンザリでしたが、仕方なく左岸から大きく巻き。
2021年05月01日 11:57撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 11:57
また連瀑。巻きはもうウンザリでしたが、仕方なく左岸から大きく巻き。
巻きの途中、凄い高さから水が落ちているのが見えました。
2021年05月01日 12:06撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 12:06
巻きの途中、凄い高さから水が落ちているのが見えました。
沢に戻ると、とんでもない直爆!不動の滝です。もちろん巻き。
2021年05月01日 12:11撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 12:11
沢に戻ると、とんでもない直爆!不動の滝です。もちろん巻き。
巻きの途中に、吊り橋が!(なんで?)
使い物にはなりませんでした。
2021年05月01日 12:17撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 12:17
巻きの途中に、吊り橋が!(なんで?)
使い物にはなりませんでした。
途中に入る支沢に斜め懸垂しつつ、何とか前進。難解な巻きでした。
2021年05月01日 12:38撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 12:38
途中に入る支沢に斜め懸垂しつつ、何とか前進。難解な巻きでした。
巻きの途中に小屋?この辺りは人工物が多く、少し残念でした。
2021年05月01日 13:04撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 13:04
巻きの途中に小屋?この辺りは人工物が多く、少し残念でした。
最後は50mロープいっぱいの懸垂下降で沢に戻りました。
2021年05月01日 13:25撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 13:25
最後は50mロープいっぱいの懸垂下降で沢に戻りました。
不動の滝を越えると良い幕営地が見つかりました。
夜は4~5時間くらい雷雨でしたが、タープと焚火のおかげで暖かく過ごせました。
2021年05月01日 14:44撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/1 14:44
不動の滝を越えると良い幕営地が見つかりました。
夜は4~5時間くらい雷雨でしたが、タープと焚火のおかげで暖かく過ごせました。
翌日。雨が降ってますが、隣の黒河内も厳しいと思い、早めの6:00出発。
2021年05月02日 06:14撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 6:14
翌日。雨が降ってますが、隣の黒河内も厳しいと思い、早めの6:00出発。
途中から2159mピークの東へ派生する尾根に取り付く。
2021年05月02日 06:48撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 6:48
途中から2159mピークの東へ派生する尾根に取り付く。
雪に降られながら、ひたすら登りました。
2021年05月02日 08:43撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 8:43
雪に降られながら、ひたすら登りました。
左手に崩壊を見ながら、さらに尾根を登っていくと稜線。
2021年05月02日 09:18撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 9:18
左手に崩壊を見ながら、さらに尾根を登っていくと稜線。
吹雪かれながら稜線を北上。黒河内下降点を目指します。
2021年05月02日 09:41撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 9:41
吹雪かれながら稜線を北上。黒河内下降点を目指します。
吹雪の稜線から逃げるように黒河内を下りました。沢沿いには雪が残っていました。
2021年05月02日 09:49撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 9:49
吹雪の稜線から逃げるように黒河内を下りました。沢沿いには雪が残っていました。
黒河内は平和で、ほとんど河原歩きでした。
2021年05月02日 11:40撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 11:40
黒河内は平和で、ほとんど河原歩きでした。
唯一懸垂下降した滝。
2021年05月02日 12:43撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 12:43
唯一懸垂下降した滝。
1020m北俣との二俣。
2021年05月02日 13:01撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 13:01
1020m北俣との二俣。
えぐられた側壁が見事。
2021年05月02日 13:07撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 13:07
えぐられた側壁が見事。
取水施設まで戻ってきました。沢沿いを歩くか、作業道を登るか、どちらでも林道に出られます。
2021年05月02日 13:08撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
5/2 13:08
取水施設まで戻ってきました。沢沿いを歩くか、作業道を登るか、どちらでも林道に出られます。

装備

個人装備
50m×7.1mmロープ カム極小〜ハンドサイズ ナッツ スリング類

感想

滑河内はタフな沢で、大雨や吹雪、雪渓にも苦しめられましたが、確実にステップアップになりました。人工物は多いですが、白峰南嶺の沢は魅力的です。高低差が大きいし、記録が少ないのも冒険的です。
ちなみに、記録中の謎小屋は、日本登山体系に「不動の滝の上に杣小屋がある」と記載があることから、当時の木こりの作業小屋のようです。
以下は推測ですが、本山行で登った2159mピークの東尾根にもワイヤーが残置されていたので、切り出した材木は稜線に運ばれ、そこから林道を使って、車で二軒小屋へ下ろされていたのではないでしょうか。

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