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記録ID: 3907296
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

南禅寺から鹿ヶ谷 遺跡を散策

2022年01月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:48
距離
5.2km
登り
353m
下り
305m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:33
休憩
0:15
合計
1:48
距離 5.2km 登り 353m 下り 325m
15:20
49
スタート地点
16:09
16:12
24
16:36
16:48
20
17:08
先日来から気になっていた鹿ヶ谷岩座遺跡に行ってみました。
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
奥の院から七福思案処に続く横道の枝道から尾根へのルートは登山道でありません。斜面も急ですのでこのルートでのハイキングは全くすすめません。岩座遺跡から楼門の滝への尾根道ははっきりとした道です。ただし谷へ下りるところが不明瞭です。地図があれば大丈夫かと思いますが十分注意して歩いてください。
今日はここから開始。東山高校側の大寂門。坂を上り帰雲院に向かいます。割にお気に入りの南禅寺への入り方です。
今日はここから開始。東山高校側の大寂門。坂を上り帰雲院に向かいます。割にお気に入りの南禅寺への入り方です。
入り口の石碑。
入り口の石碑。
坂を上り切った角のお地蔵さん。
坂を上り切った角のお地蔵さん。
帰雲院のお言葉。
帰雲院のお言葉。
龍渕閣。毎月第二・第四日曜日に行われる座禅会場。一度くらいは参加してみたいですね。でも注目はこの上。
龍渕閣。毎月第二・第四日曜日に行われる座禅会場。一度くらいは参加してみたいですね。でも注目はこの上。
鳳凰のステンドグラス。
鳳凰のステンドグラス。
向かいには大きな(たぶんヤブ)椿があります。私が知る限り近辺では一番大きなヤブ椿。
向かいには大きな(たぶんヤブ)椿があります。私が知る限り近辺では一番大きなヤブ椿。
南禅院。冬枯れの高木、枝振りが見事です。
南禅院。冬枯れの高木、枝振りが見事です。
水路閣沿いに東に上っていきます。
1
水路閣沿いに東に上っていきます。
最勝院高徳庵の上方の山。なんか広場があるようにも見える?
最勝院高徳庵の上方の山。なんか広場があるようにも見える?
谷の分岐に着きました。右手からその間の尾根に取り付くと奥の院と七福思案処を結ぶ横道(近道)に着きます。以前この尾根を進み横道を横切りさらに続くかもと尾根に進んだのですが見事に失敗しました。期せずして今日その尾根に着きましたがこの時はそんな気もありません。ともかく今日はふつうに奥の院へ。
谷の分岐に着きました。右手からその間の尾根に取り付くと奥の院と七福思案処を結ぶ横道(近道)に着きます。以前この尾根を進み横道を横切りさらに続くかもと尾根に進んだのですが見事に失敗しました。期せずして今日その尾根に着きましたがこの時はそんな気もありません。ともかく今日はふつうに奥の院へ。
大杉大神、豊作大神、豊丸大神。でもその割に杉が小ぶりにも思う。昔は違う木だったのかな?
大杉大神、豊作大神、豊丸大神。でもその割に杉が小ぶりにも思う。昔は違う木だったのかな?
石碑。左、奥之院。もう一方はぱっと判読できず(瀧道?)。時間もあれなんで先を急ぎます。
石碑。左、奥之院。もう一方はぱっと判読できず(瀧道?)。時間もあれなんで先を急ぎます。
なお大正8年4月建立です。
なお大正8年4月建立です。
奥の院を過ぎ七福思案処に向かおうとしていたら折り返し上に続道を発見(記録書いてる時にあったの思い出しました)。気になります。進んでみること。
奥の院を過ぎ七福思案処に向かおうとしていたら折り返し上に続道を発見(記録書いてる時にあったの思い出しました)。気になります。進んでみること。
割にしっかりした道が続きます。写真は右手斜面上方。見上げると大きな岩が目につきます。
割にしっかりした道が続きます。写真は右手斜面上方。見上げると大きな岩が目につきます。
振り返って撮影。ここは道が崩落してました。まぁまぁ危険。この後少しして道は不明瞭になり尾根を目出すことにしました。
振り返って撮影。ここは道が崩落してました。まぁまぁ危険。この後少しして道は不明瞭になり尾根を目出すことにしました。
斜面方向に倒れた倒木をこれ幸いと掴んで這うようにして急斜面をよじ登るなどしてここまで来ました。ほんとこの倒木には助かりました。振り返って撮影。きれいな踏み跡だけど獣道でしょうね。
斜面方向に倒れた倒木をこれ幸いと掴んで這うようにして急斜面をよじ登るなどしてここまで来ました。ほんとこの倒木には助かりました。振り返って撮影。きれいな踏み跡だけど獣道でしょうね。
道中テープを何箇所か見ましたけど正解のルートはこの斜面だったのかな?微妙にシダの間に道らしきものがあります。また道中のそれなりの斜面で中身の入った新し気なペットボトルが2本も落ちてました。最近誰か歩いたのかな?本当は拾うべきでしたが軽装上スルーしました。
道中テープを何箇所か見ましたけど正解のルートはこの斜面だったのかな?微妙にシダの間に道らしきものがあります。また道中のそれなりの斜面で中身の入った新し気なペットボトルが2本も落ちてました。最近誰か歩いたのかな?本当は拾うべきでしたが軽装上スルーしました。
ほぼ尾根に乗り上がるところで発見。塔の部品?
ほぼ尾根に乗り上がるところで発見。塔の部品?
お地蔵さんが祀られていました。
お地蔵さんが祀られていました。
わかりにくいですけどここが高台になっていて下にも大きな広場があるようです。
わかりにくいですけどここが高台になっていて下にも大きな広場があるようです。
石碑。文字が黒く色付いてます。どなたか最近拓本したんでしょうね。
石碑。文字が黒く色付いてます。どなたか最近拓本したんでしょうね。
何だろう?お墓ではなさそう。経塚の類?帰って経文から調べてみると宝篋印塔と呼ばれるもののようです。
何だろう?お墓ではなさそう。経塚の類?帰って経文から調べてみると宝篋印塔と呼ばれるもののようです。
別の角度から。梵字にも意味があるよう。
別の角度から。梵字にも意味があるよう。
遺物。手水鉢でしょうか?
遺物。手水鉢でしょうか?
尾根進んで東山トレイルに進もうとしたら大倒木地帯。北山のように大木ではないがなかなか手強そう。横に迂回路もなさそうだったので強引に直進。
尾根進んで東山トレイルに進もうとしたら大倒木地帯。北山のように大木ではないがなかなか手強そう。横に迂回路もなさそうだったので強引に直進。
それなりに苦労して進むと右手に迂回路らしきものを発見。そちらに移動しました。その近辺の椿。倒木のせいでしなってます。もしやYjinさんが食べた椿はこの椿か!これもわりに大きな木ですね。
それなりに苦労して進むと右手に迂回路らしきものを発見。そちらに移動しました。その近辺の椿。倒木のせいでしなってます。もしやYjinさんが食べた椿はこの椿か!これもわりに大きな木ですね。
藪漕ぎ気味にトレイルに出てきました。しばらく進んだところの標識。時間も時間なので急ぎます。
藪漕ぎ気味にトレイルに出てきました。しばらく進んだところの標識。時間も時間なので急ぎます。
見晴らしポイント。以前はもう少し平安神宮の鳥居が見えたような?
見晴らしポイント。以前はもう少し平安神宮の鳥居が見えたような?
奥の院方向への道(分岐)。
奥の院方向への道(分岐)。
標識。奥の院・若王子方面への分岐点。
標識。奥の院・若王子方面への分岐点。
右手斜面下。なんとなく広場がありそうにも見えます。
右手斜面下。なんとなく広場がありそうにも見えます。
標識。ここで左のXに進みます。入ってすぐに白いティッシュが目について?と思ったら熊のか!と思うくらいの立派なのが落ちてました。踏まなくてほんま良かった。もう一度戻って来た際念のため確認するつもりでしたが予定変更で戻らず詳細は不明。
標識。ここで左のXに進みます。入ってすぐに白いティッシュが目について?と思ったら熊のか!と思うくらいの立派なのが落ちてました。踏まなくてほんま良かった。もう一度戻って来た際念のため確認するつもりでしたが予定変更で戻らず詳細は不明。
これが鹿ヶ谷岩座跡のようです。今回の目的地です。
これが鹿ヶ谷岩座跡のようです。今回の目的地です。
付近には縦穴のような遺跡。
付近には縦穴のような遺跡。
尾根にしっかりした道がどうも続くようです。地形図的に緩やかだったしショートカットになりそうですので引き返さずに進んでみます。
尾根にしっかりした道がどうも続くようです。地形図的に緩やかだったしショートカットになりそうですので引き返さずに進んでみます。
少し開けたところから。
少し開けたところから。
テント跡。どなたか夜営でもしていたのかな?この先にも立派なの(もう風化してぼろぼろでしたけど)がありました。しかし山中でいきなりこんなの出会うと怖いな。
テント跡。どなたか夜営でもしていたのかな?この先にも立派なの(もう風化してぼろぼろでしたけど)がありました。しかし山中でいきなりこんなの出会うと怖いな。
いい道です。この先やや倒木地帯があります。そこを右手にとりました(左が正解だったかも)。せせらぎが聞こえ谷に降りたくなりますが下りずにしばらく進むのが大事です。ともかくルートは慎重に。
いい道です。この先やや倒木地帯があります。そこを右手にとりました(左が正解だったかも)。せせらぎが聞こえ谷に降りたくなりますが下りずにしばらく進むのが大事です。ともかくルートは慎重に。
振り返って撮影。掘れた感じが伝わるでしょうか?間違わなければこんな感じの道に出ます。
振り返って撮影。掘れた感じが伝わるでしょうか?間違わなければこんな感じの道に出ます。
前方上部に道が見えます。東山トレイル(如意越道)ですね。こんなに高度差があるんだ、どう繋がるんだろうか少し不安に。
前方上部に道が見えます。東山トレイル(如意越道)ですね。こんなに高度差があるんだ、どう繋がるんだろうか少し不安に。
振り返って撮影。大きく曲がるよう道は続いてます。
振り返って撮影。大きく曲がるよう道は続いてます。
進行方向の様子。明瞭な踏み跡。谷沿いの道(左岸)になります。
進行方向の様子。明瞭な踏み跡。谷沿いの道(左岸)になります。
これを渡るのかと思わせるようなテープ。
これを渡るのかと思わせるようなテープ。
前方を見ると谷の右手に踏み跡があります。あそこで渡るようです。
前方を見ると谷の右手に踏み跡があります。あそこで渡るようです。
補助にロープがありました。
補助にロープがありました。
どうも楼門の滝の上部のようですね。
どうも楼門の滝の上部のようですね。
見上げると俊寛僧都鹿谷山荘跡碑がありました。
見上げると俊寛僧都鹿谷山荘跡碑がありました。
この石垣もかつての寺院跡なんだろうか。でも昭和の初めにこのあたりいったいを購入された奇特な方もおられるようだし後の遺物なのかもな。どうなんだろう?
この石垣もかつての寺院跡なんだろうか。でも昭和の初めにこのあたりいったいを購入された奇特な方もおられるようだし後の遺物なのかもな。どうなんだろう?
石碑とセット。
下のポスター大文字山登山口でも見ますね。もうかなり昔ですけど見つかってたらいいのですが。上は第三錦林小学校の標識。校外授業などでこのあたりを歩くのかな。
下のポスター大文字山登山口でも見ますね。もうかなり昔ですけど見つかってたらいいのですが。上は第三錦林小学校の標識。校外授業などでこのあたりを歩くのかな。
銀閣寺登山口。
ゴール。

感想

 今日は夕方ということもありハイカーにはほとんど会いませんでした。というか外国の方数名とワンちゃんにしか会ってません。珍しいこともあるものです。 
 鹿ヶ谷岩座遺跡はなかなか興味深いものでした。なんとなく岩に字・模様があるようにも見えたりします。ネットを調べても所在地以外情報はありませんね。詳細な発掘研究はまだないのかな?遺跡から楼門の滝に伸びる尾根道は歩きやすくいい道です。帰ってヤマレコの地図検索をするとこの山域でなじみの方々がすでにこのルートを歩かれてますね。最後だけ迷いやすいので注意です。
 当初は七福思案処から東山トレイルを大文字山方向に進み岩座に向かう予定でしたが横道の誘惑に負けました。この前半の奥の院付近からお地蔵さんの広場あたりのルートは全くすすめません。アクセスは違うルートがいいと思います。この近辺最近のyjinさんが記録「2021年は最初と最後が大文字山 そして安井墓地の秘密も・・・」(記録ID: 3872392)を読んで一度行こうと思ってました。期せずして今回やってきたのかなと思いましたが少し様子が違います。微妙に場所が違うんですね。でもおよその関係はわかりました。ほぼ無計画で歩いたので大日山のPHPもノーマークでした。倒木があって少々やっかいなところですが合わせて再訪したいと思います。
 ところでこの大日山の山麓、どうも寺院跡のようですが京都府の遺跡マップだと東岩倉山城跡になってます。調べると応仁の乱の東岩倉の戦いの舞台になった場所のようですが城ってわけではないようにも思います。また歴史はもっと遡る場所のようでそういえば昔岩倉を調べたようおぼろげな記憶もあります。その後江戸時代に墓地になったみたいですね。ややこしいです。
 あと宝篋印塔。記録探してみるとyjinさんが2018年に確認されてますね。古い記録ではfu-tyanさんも。年号等は見当たらなかったそうですが次回じっくり見てみたいと思います。


 

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