雌阿寒岳/野中温泉〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 795m
- 下り
- 799m
コースタイム
天候 | 晴/ガス・小雪/強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
温泉前のトイレ使用可 |
写真
感想
年末は多忙と膝痛を言い訳にだらりと過ごす。
正月もこれでいいかと。
が、駅伝での後輩の活躍を見て性根を入れ替える。
冬型の気圧配置で日本海側はエライことになっているが、
十勝平野はいたって穏やか。
といっても、雪が少なく冬尾根に取り付けるところもなさそう。
夏道通しで、ラッセルも(おそらく、きっと、たぶん)無いであろう
雌阿寒を目指す。
午前中は陽の当たらない北面のルートなので
朝一から取付く気になれず、ちょっと遅出。
本別で日の出を迎える。
野中温泉の駐車帯にはすでに3台、後から1台。
すべて先行していった。
温泉入り口のきれいなトイレは使用可能。
体重調整をして、デッ発。
プレッシャーの少ない山のせいか、年末年始に相当の入山。
この日も我らの前に4パーティ、後にも多人数Pが入っていた。
従って、樹林の中はハイウェイ状態。
天候も読めるので、のんびり上がる。
日陰の樹林はしこたま凍れる。
久しぶりの指先が痛い。
大沢をかわす手前でアイゼン装着。
クラストもしていないのだが、足元がズレるのが気持ち悪い。
6合から上ではボチボチ風が巻く。
砂粒が目に入るようなシバシバ感。
顔の右側が固まってくる
ルートは当然吹き溜まってトレースもあいまい。
のうのうとスノーシューのトレースを追って、這松にハマり、
愚に気づく。
他人様のケツを追って楽をしようと思うから泣きを見る。
雪のルートは自由自在。
EP歩きはクラスト直登。
Co1300のユル尾根に上がると先行者が頂稜に上がって行くのが見える。
実標高差はそれほどでもないが、雪が付くとそそり立つような斜度。
強風の雪稜をじりじりと詰めていく姿はなんともかっこいい。
やる気にさせる。
ちょうどいいミックス加減でお鉢までわっせわっせと行く。
普段当たらない天象読みが今日に限ってドンピシャ。
1400から上はガスと風、あんど小雪。
平野の反対側から同じ高さで雪雲がぶっ飛んできてる。
お鉢はちょっとした爆風。
へらへらしてしまう。
ホワイトアウトのお鉢を風に振られながら頂上。
痩せ尾根なのでミスルートは無い。
けど、お釜も見えなきゃ富士も見えない。
しばらく粘れば開けそうな気配もあるが、さすがに風がきつい。
ズラかる。
お鉢の際がガスの境になっているようで、足下は開けている。
左にオンネトー、右にフップシとテーブル台地、眼下に阿寒の森。
シュタイクが効くところを好きなように下る。
こんな時がいっとー楽しい。
いっそ大沢を下ってしまおうか、とも思ったが、余計な踏み跡を
付けるのはやめておく。
阿寒の大森林に向かってぼっそぼっそと下って行く。
樹林に入って、カップヌードル。
山専ボトルは今日もアツアツ。
あとは木漏れ日の森の下山道。
4合から下は、すでに下界の赴き。
硫黄の臭いの中、ぽかぽかな登山口。
楽しい初登りをいただきました。
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