幻の池と巨樹を求めて【白山市イイネ！】

2022年01月15日(土) [日帰り]

• GPS: 06:00
• 距離: 8.9km
• 登り: 540m
• 下り: 536m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:01

8:06 大道谷
10:06 10:15 太田の大栃
11:13 11:16 P1059白山展望地
11:23 11:33 幻の池
11:52 12:26 P1059白山展望地（昼食）
14:07 大道谷

天候

くもり　のち　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

R157白山市白峰大道谷の退避スペースに駐車。
本日も我が隊のみの貸し切りとなった。

コース状況／危険箇所等

夏道のないエリアの散策となります。
R157大道谷から太田の大栃木までは林道歩きとなり、途中のY字分岐では左へ進みましょう。
やがて林道の左手に立派な大栃木が現れますわ。
林道は地味に勾配はありますが大栃木までは迷子に陥ることはないと思います。
ただし一ヶ所だけ太田谷までスコーンと落ちる片斜面通過ポイントがあり、下山時にはデブリ跡も見られました。
通過の際には十分に注意しましょう。
大栃からは本格的な雪山歩きとなり読図及びルーファイ能力が必要となります。

写真

R157大道谷中古車展示場

今回も妙な車だけが展示される。
勿論売れる気がしない。
更に言えるのは50台以上が揃う大繁盛展示会場で披露される事もないってのは確かよ。

堂之杜神社

安全祈願していくわよ。
「パンパン！」。
今日も安全第一で楽しみましょう。
つっても神社が雪に埋まりすぎちゃってとても辛そうだわね…。

雪の大道谷アルペンルート

雪の大道谷が雪の大谷となっている。
雪壁の高さはおよそ3m23cm。
趣があっていい雰囲気を醸し出してはいるが、乗り越えるには困ってしまってさぁ大変な状況になっていた。

白峰漁業協同組合

ドカ雪が降りすぎて漁協前までの除雪が出来なかったようだ。
漁協建物屋根の積雪量の重みが重量挙げ選手の太もものプルプルを連想させる。

岩魚養殖場

寒さと重さと孤独に耐えている。

試合開始

雪質フカフカサラッサラ。
たったほんの数十mの距離のショートカットにヒーヒーさせられちゃったわ。
この時、今日は絶対に稜線上には立てないと確信した。

凍てつく太田谷

数十m下の太田谷のせせらぎを目にする。
水面は凍てつく氷結ARTとなっていた。

井上陽水

飾りじゃないのよ涙は
HA　HAN
好きだと言ってるじゃないの
HO　HO

西山＆白木山林道

この界隈では取立山と人気を二分する白山眺望のメジャー処である西山が見えた。
いわゆるナウいハイカーさんばかりが集結するSPOTよ。
万年マイナーのダサい私達には敷居が高くて近寄る事も許されない。

天然記念物が通る

いつも思うねんけど。
君は人より遥かに体重が重いよね。
なのになぜ雪にあまり沈み込まないんだ？
ついでに言うとなぜそんなエグい急斜面を真顔で歩けるの？

桃鬼

3番手を歩くこの人、浮遊力抜群のスキー板を履いているにも関わらず、装備に劣るハイカーの、それもあろうことか、か弱き女子隊に強制ラッセルをさせるとは何たる事だ。
君は鬼の変態だな。
そう言う私も最後尾に居て、どの口が言うって感じやけどな…。

日本一の巨樹

遂に大栃の木までやってきたわよ。
栃の木としては日本一の巨樹よ。
「よっ！、ニッポンイチ！」。
パチパチパチパチ。

迫力のスケール感

人を入れるとその大きさが分かるでしょ。
それはまるでブロントサウルスよ。

英気を養う

何度見てもその大きさに圧倒され、そすてその都度感動させられいっぱいエネルギーをいただくの。
ついでにココでバターどら焼き休憩とする。

サラッサラぱうだー

気持ちとお腹が満たされたところで本日の核心部に挑む。
ここからは一気に高度を上げる急斜面となり、雪質もサラサラなので更なる厳しいラッセルが強いられるねん。
勿論先頭はムチに叩かれて喜ぶ変な人に頑張ってもらう。

天からの恵み

キラン
みんな、太陽が出だしたわよ。
おおおおお。（一同歓喜）
これはひょっとすると稜線に出たら青空＆眺望がババ〜ン！だったりしてと期待が膨らむ。

フィンランドの森

稜線に迫ってきますたらモフモフモンスターたちの歓迎を受けた。
針葉樹が最も美しいと感じる光景だね。

護摩堂山登場

稜線に出ると陽射しを受ける美しい護摩堂山が見てとれた。
山頂にはおよそ2基くらいの反射板があるわね。
そうそう2基くらいね…。

越前兜＆加賀大日山＆白木山

いつも思うねん。
越前兜には広大な雪の針葉樹林がとても似合うなぁって事を。
その様に思っていたそこのアナタはポチをどうぞ。

山の神様の微笑

嬉しいワ〜。
本コースのハイライトを迎える時に絶妙とも言えるタイミングで眩い陽射しと青空GET。
ここまでラッセル奮闘したモモちゃんも嬉しさのあまりに白い歯がキラリ。
これも全てアナタの御蔭デスワ。

美しいブナ林

ここはイイところだね〜
ホントこういう素敵なSceneを見てみたかったのよ。

白山眺望地

本日の最高点でありますP1059にやってきた。
ここは眺望が開けた絶好の場所よ。
お目当ての白山はと言うと、四塚山と大汝峰がチラっと。

原高山 板谷の頭 鉢伏山方面

前回歩いた原高山までの尾根が延びているわ。
こうして見ると遠いね。

白山眺望zoom

大汝峰と御前峰が何とか確認出来たわ。
青空と太陽は頑張っているが白山眺望がもう一声といった感じだね。
幻の池を散策している間に雲が取れすっきりとした白山が見られるデショ。

幻の池を目指そう

池へは素敵なブナの森を通り抜けていくんよ。
みんなはスイスイ行っちゃうが、森オタクの私はそうはいかね〜。
御宝を前にして無視できるほど人間出来ちゃいないわ。

青空と白い花

道草バンザ〜イ！
撮るゾ撮るゾ撮るゾぉ〜。
みんなからはすっかり置いてけぼり。

幻の池

幻の池にトーチャーク。
みんなは私の到着を待っていた。
池は真っ新な雪面。
ホントにココはイイところだ。

畔の雪の花咲く森

池は三方を山に囲まれた、謂わばすり鉢状地形の底部に存在する。
深山の静かな庭園情緒が楽しめる素敵な場所よ。

ヒャッホ〜イ[[dash]]

分かるわ〜その気持ち。
広く真っ新な雪面を目の当たりにすると思いっきり駆け回りたくなんねん。

お絵描き開始

モモちゃんと女子隊二人が雪面に何かを描き始めたわよ。
果たして何が刻まれるのか？
そすて芸術的センスはいかがなものか。

デキアガリ〜

池面に女子隊二人でが刻まれますた。
見事、息の合った力作が完成しますたわ。

修正

一方のモモちゃんは巨大なキノコを描いたようだけど…。
「いびつよ！」。
I LOVE KINOKOのキノコちゃんから納得が得られず修正が入った。
「ジクをもっと太くすんのよ！」。

ランちゃん奮闘
パラパラ漫画1

白山展望地に戻ってメシにしよーぜ。
ほんならココから私がラッセルするわよ！とランちゃんが気合を見せ先頭に立った。

ランちゃん奮闘
パラパラ漫画2

ドテっ。
あ〃ぁぁぁぁぁ
ランちゃんがまた南半球まで落ちた。

ランちゃん奮闘
パラパラ漫画3

うぬぬぬぬ・・・。
今回は誰の助けも受けんゾォー。(lan)

ランちゃん奮闘
パラパラ漫画4

へな〜・・・。（lan）
だが彼女は雪面にストックを束ね、てこの原理で見事自力で立ち上がってみせた。
まぁ立ってもらわん事には我々のメシが先延ばしになっちゃうしな…。（Mi）
（ケツが冷て〜…）（lan）

幻の池PEAK

見てみたかったカラマツ並木の樹氷。
思っていたより遠くに位置し止む無く断念。
次回のお楽しみにしよう。

白雪の森

宿り木の実

アカミヤドリギ。
宿り木の品種の中では稀な存在らしいねん。
甘い誘惑に負けて食べすぎないように。

P1059白山展望地

折角ですので皆さん青春ポーズでお願いします。
はいチーズ。パシャ
ザンネンながら期待していた白山眺望は得られなかった。

参考

ご自宅のお風呂掃除をやりますとそのご褒美としてこんな素晴らしい絶景PANORAMAが見られマス。

給食時間

とにかく今日の登りはキツかったのですこぶる腹が減った。
主食をペロっとした後もデザート＆スイーツがバンバン入る。

青空いちご大福

今が旬を食す。
それではパクっとさせていただきます。
パクっ。
シ・ア・ワ・セ〜。

下山開始

さぁお楽しみの滑る時間がやってまいりますた。
降る斜面はP1059北面からダイレクトよん。
自身初の試みだからワクワク感でいっぱい。

越前兜＆加賀大日山＆白木山

いつも思うねん。
越前兜は雪の針葉樹林コラボがとても似合うって事をね。

高度感＆スリル感満点

めっちゃ急斜面の超スリリング且つ超ゴキゲンなコースですわ。
フワフワ雪を蹴散らし、ヒャ〜！と叫びながらのDOWNHILLよ。

振り向けば青空フィンランド

ビバ！白山市

白山市にはまだ見ぬ知らない素敵な場所が幾つもあるんだね。
このフィールドも雪が降らないと楽しめないし、雪があるからこそとても栄えるんだね。

壮観なロケーション

サイコー
この斜面はめっちゃ楽しくて今シーズン一番の興奮が得られたワ。

雲の流れに魅了

爽快な降りを堪能し無事に林道へ降りた。
振り返れば優しい風に流される雲の動きに魅了された。
こういうのは動画が一番だね。

ショートカット
シリセード

降りの林道歩きはつまんないのでショートカットをガンガンかます。
ランちゃんがシリセードを試みるも雪がフカフカすぎて不発に終わる。

ショートカット
人間バームクーヘン

ランちゃんが人間バームクーヘンを試みるもコロモを付けた揚げる前のアジの開きにしかならなかった。
顔面からいっちゃう彼女の意気込みに恰幅したわ。

変態が滑る

終始話術滑りっぱなしの彼が滑る。
そんな彼だがカッコよく見えるからあら不思議。

警告

長い林道歩きの中で一ヶ所だけ太田谷までスコーンと落ちた恐怖の片斜面通過ポイントがあんの。
午後からの陽射しを受けるとデブリが発生しとても気が抜けない状況となる。
谷に落ちてもデブリに巻き込まれてもヤバイ事になるので、慎重かつスピーディーに進める事。

警告 PCR検査男

半開きの口がおまぬけ感抜群。
これがホントの彼の姿であり、先ほどのカッコよく滑走を決めていた彼はダミーである。

警告 股間モゾモゾ男

怪しくニヤついた表情が変態度をアップさせる。
これがホントの彼の姿であり、先ほどのカッコよく滑走を決めていた彼はダミーである。

試合終了

最後はキラ〜ンとさせて〆ました。
いやぁ今回もオンモロかったね〜。
今度はハニーちゃんも混ぜてまたアソボ。

感想

K-Miller

皆さまこんにちは。
ご機嫌いかがかしら。

今回も誠にもって恥ずかしながら安定の周回遅れネタでお送りさせていただきます。
もうね、いつ、どこで、誰と、何をやったか、なんてのはとっくにバレてんですけどね、まぁ痴呆のマイナー番組の再々放送だと思ってご覧いただけましたら幸いでございます。

それでは本題始めましょう。
「今回は護摩堂山界隈のどういったプランをやろうかしら？」。
変態エースのモモちゃんから皆に問い掛けLINEが届いた。
考えられるのは直近までかなりの降雪があったために前回決行したようなLONGハイクは現実的では無いと判断出来た。
「安近短＆癒し＆ビューティ」、これだな。
安近短？
安物装備に、おしっこが近く、短い足の人って、それはオレじゃないか。
フン、そんなの気にしないうわ。（ランちゃんだってきっとそうよ）
いやいや、そうじゃない。
リスク低めのコースチョイスと考え、何より安全重視であり、取付きから目的地が近く、短い時間で楽しめるプランって事よ。
そだな、それ大事だ。それに付加価値を付けたいね。
部活の特訓みたいに極限までヒーヒーさせられて何かを得られたか？ってのはイヤだね。
静寂と癒し、それに美しさが得られたら最高だわ。
問題はお天気よ。当日の北陸痴呆の予報はくもりなの。
つ〜事は眺望はビミョーだと心得よって事ね。
でも降雪直後の山行となれば樹氷は期待できそうね。
ならば素敵なブナ林が展開している場所に行きたいと森オタクは声を大にした。
ラッセル地獄は予想されるけど前回の降りで通過した幻の池でマッタリしようよと決まった。
距離的には短い上に上質な見せ所が随所にあり、何を言うても入山者皆無の静けさがウリね。
結果は120％の満足でした。
序盤は予報通り曇っていますたが、一番オイシイ稜線に立った瞬間から青空＆太陽が得られ森オタクとしましては理想的な展開となった。
この稜線からの自慢の白山展望もカンペキとまではいかなかったが何とか主峰を望む事は叶ってこれまたヨシです。
静寂な空気に包まれた白く美しい秘境の池は何度訪れても魅了される。
ふと思ったのだが、池の上の広い雪面は不思議と動物たちの足跡が無く、いつも真っ新な状態で出迎えてくれるのが嬉しい。
（動物たちは冬の運動会をやらないんだね）
みんなで美味しい昼食を楽しんだ後の下山コースがめっちゃ最高で、今回山行の満足度の100％の数値を振り切りますたわ。
私は普通に登り上げた道に戻り、眺望の得られない杉林の中を淡々と降るもんだと思っていたの。
だが変態の考えていた事は違っていた。
高度感抜群のロケーションを見ながら胸の空く超スリリングな急斜面DOWNHILLを私達に体験させてくれたの。
「こんな素敵なところが白山市にはあるんだ」とランちゃんと共に感動し合った。
登りのラッセルがとても辛かった分、降りは正に心が躍るSHOW TIMEとなった。

青空が似合う男のモモちゃん。
あえてこう言わせていただきますわ。
いつも変態行為を繰り返す妙な男ではありますが、今回は彼がいなかったらこの感動は得られなかったと思います。
彼は人様を魅了させる男ね。私も彼の良いところだけを見習いたいわ。
（人前で股間にモノを挿み、それをスリスリするなんて私には出来ないわ）。
そすて彼の御蔭で白山市の太田谷と大道谷がもっと好きになった。
今日はありがとう。みんなもありがとう。
今度はハニーちゃんも交えてまた魅了させてちょうだい。

静かな大道谷＆太田谷フィールド。
皆さまも是非一度歩かれてみてはいかがでしょうか。

おしまい。