登り初めは天狗岳で負け犬:唐沢鉱泉〜東天狗岳ピストン


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 597m
- 下り
- 596m
コースタイム
09:27 渋の湯分岐
10:25 黒百合ヒュッテ(昼食) 11:54
12:01 中山峠
12:19 稜線岩場 12:23
12:30 中山峠
12:40 黒百合ヒュッテ 13:18
14:44 唐沢鉱泉
天候 | 東天狗の稜線までは穏やかな曇り。 稜線は強風&ガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、降りたての新雪30cmほどが駐車場を覆っており、まずは雪掻きが必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ふわふわな新雪のため何箇所か設置してある橋の構造が見えづらく注意が必要でした。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
先着の6〜7台の内、オフロード四駆以外のクルマが駐車できず右往左往してます。
もちろんアイちゃんのオーナーも雪掻きして駐車スペースを確保せねばなりません。
いきなり汗かくっちゅうの!
くそ、四駆欲しいなぁ。
キレイだし紙もちゃんと設置してあります。
ただし、積雪のためかドアが完全に閉まらないため樹脂の床に雪が降り込んでて登山靴だとメチャクチャに滑ります。
トイレ内で転倒なんてシャレになりません。
一人の方はドア前に荷物を置くなど「入ってるぞ」マークが必要。
ちょうど下山してきた先輩に訊けば、「風がハンパないし、360°ガスです」
う〜む、困難でも楽しそうならトライするけど、登っても楽しくなさそうです。
そうこう2〜3分考えてるだけで風に体温を奪われて芯まで凍えます。
「う〜、撤退!」
肘を強打。
どうでもいいとこでケガする危険があるのが雪だね、くわばらくわばら。
まぁ一応無事に下山です、それが一番。
山は逃げないから、また来よう。
装備
個人装備 |
携帯電話・スマフォ 1
ヘッドランプ 1
健康保険証 1
山財布 1 現金・小銭・クレジットカード
ピッケル 1
アイゼン 1
冬ゲイター 1
冬手袋(インナー、アウター) 各1 予備手袋も
ハードシェルジャケット 1
ダウンジャケット 1
アルパインパンツ 1
エマージェンシーシート 1
バラクラバ 1
ゴーグル 1
ストック 1セット スノウバスケット
地図 1
コンパス 1
時計・高度計 1
サングラス 1
予備電池 4 単4
ホイッスル 1
飲料水 1L 水筒&ペット
タオル、ハンカチ 各1
ウインドブレーカー 1
アルパインブーツ 1
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共同装備 |
筆記具・メモ帳 1
常備薬品 1
ファーストエイドキット 1 消毒薬、包帯、テープ等
ストーブ 1
燃料 小
ツエルト 1
カメラ 1 予備電池も
ナイフ 1
トイレセット 1
日焼け止め 1
レスキューキット 一式 ラジオ、細引き、予備電池等
予備飲料水 1L
行動食 適宜
ゴミ袋 適宜
温泉セット 2
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感想
窓から見える丹沢山塊が白く見えるとウズウズします、雪山を知ってからはね。
それはちょうど2年前の高尾山だった。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-273205.html
あのときは雪山装備なんて何も持ってなかった。
かろうじてチェーンスパイクと超古なマウンテンジャケット。
でも楽しかった!
で、去年はもう少し頑張ってみた。
天狗岳も強風の中を何とか登れた。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-272405.html
あの気持ちよさが忘れられなくて、今年も天狗岳に日帰りで行ってみました。
今回はアクセスの近い西側の唐沢鉱泉から。
まずは唐沢鉱泉の無料駐車場に停めなきゃなんだけど、7時前の駐車スペースはフカフカの新雪に埋め尽くされてます。
数台のオフロード四駆は強引にガオー!ってスペースに入っちゃうけど、二駆の車両は路上で動けなくなったり強引に入ろうとしてハマったり右往左往。
なもんで無理せずスコップをお借りしてまずは駐車スペースづくりの雪かきです。
いきなり汗かいて、予定より遅れての出発です。
ヤマテンによれば赤岳で曇りのち晴れ、風力12m、正午気温-14℃。
唐沢鉱泉から反時計回りでコースを予定してたけど、7時時点で稜線上がガスってるため時計回りに変更します。
本日の先行はまだ数名のようで浅い踏み跡はまだサラサラでフカフカ、歩きやすくはないけど楽しいです。
渋の湯分岐までCT60分のところを80分かかりましたが、だんだん雪にも慣れて黒百合ヒュッテまでCTを切る歩速で歩けました。
標高が上がるに連れ確実に気温は下がって、最初平気だった薄手の手袋じゃ痛みが我慢できなくなり、途中から二重グラブにチェンジしウインドブレーカーも羽織りました。
朝食が6時前だったからヒュッテ着の10:30にはもう腹ペコ。
食料や熱源は持参してたけど、ヒュッテではもう食事ができるそうなのでお願いしました。
カズエモンのカレーうどんはコシのある冷凍讃岐麺に熱々のカレースープで芯まで温まります。
牛丼はしっかり牛肉が乗ったホカホカツユだく仕様で元気が出ますね。
凍りついた窓に日差しも出てきたので、アイゼン、ピッケル、バラクラバ、ゴーグルを装着し、山頂目指して張り切って出発します。
ところが日差しはすぐに隠れ、サラサラ崩れる急坂をハァハァ攀じ登って飛び出した稜線の岩場からは山頂が望めません。
林の中ではまったく気づかなかった風もこの岩場ですでにヨロヨロしてしまう勢いの中、下山者から情報を聞いたり数分様子を見たりしてるうちに体温がどんどん奪われていき、「頑張って登っても楽しくなさそう」という感じや「強風が怖い」というカズエモンの意見で撤退を決めました。
わずか40分間の山頂アタック敗退でした。
ま、初心者ですから無理は禁物ですな。
しかしサラサラな新雪は落ち着いた積雪と違って難しいね。
急な上り坂だとアイゼン・ピッケルが効かずにズルズルと滑り落ちてしまいます。
それでハァハァもがいてるとあっという間にゴーグルが雲って凍りつき視界がなくなります。
吹雪の稜線ラッセルなんて考えただけでビビりますよ。
いい経験になりました。
下りは平和な林間をグリセードみたいにしてサラサラサクサクなんだけど、バスで登ってきた方々50名ほどと次々に離合するためタイムロスもけっこうあったかな。
その中にいたヒュッテのスタッフだと思われる若い女性数名が背負う巨大な荷物(おそらく20kgを超えると思われ)には驚かされました。
こういう場面を見ると、2000mを越えた場所で普通の価格で暖かくて美味しい昼食をいただけることに感謝してしまいます。
ご馳走さまでした。
90分で唐沢鉱泉まで無事に下山かと思われたその瞬間、斜度のある駐車場の道路上でスッテーンとでんぐり返るカズエモン。
路面で肘を強打して呻いてます。
油断大敵凍結路面。
今回は短時間でいろんな経験ができたね。
山は逃げない、また来るよ!
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