ブラチリカSP渡良瀬遊水地と三県境
- GPS
- 02:08
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 6m
- 下り
- 7m
コースタイム
天候 | はれ(雲多め) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本は舗装路です。 |
写真
感想
今日は渡良瀬遊水地とその近くにある三県境を歩いてきました。
渡良瀬遊水地は渡良瀬川と利根川の合流点近くにある渡良瀬川の氾濫遊水地ですが、遊歩道が整備されラムサール条約にも認定された湿地帯もあります。
今日は中央エントランスにある駐車場に車を停めて遊歩道を散歩することにしました。
渡良瀬遊水地はハート型の谷中湖が遊歩道によって三分割されていますが、水がだいぶ干上がっていました。
湖中央部にある中の島に来ると看板が立っていて今はカビによる悪臭を防ぐために干し上げの作業中で水が少ないと説明がありました。
この辺りはバードウォッチングでも有名で長い望遠レンズを付けたカメラをもった人もいましたが今日は風も強くてあまり鳥も飛んでいなかったようです。
遊歩道を対岸まで渡ると広い茅原になっていて毎年3月には茅焼きが行われるそうで今年は3月5日に予定されています。
茅原の北には旧谷中村の跡地があり説明によると、日本初の公害事件と言われる足尾鉱毒事件で渡良瀬川上流にある足尾銅山から鉱毒が渡良瀬川に流れ出てこの付近の村々に甚大な被害をもたらし、国会議員の田中正造らが操業停止を求めた運動を行ったというのは教科書で習いましたが、渡良瀬遊水地は表向きは国が渡良瀬川の氾濫時の遊水池として計画しましたが実は足尾銅山の鉱毒の沈澱池としての目的もあり田中正造と谷中村の人たちが国と戦った歴史があるというのは初めて知りました。
そのため渡良瀬遊水地が谷中村を含まず現在のハート型になったそうです。
旧谷中村跡のさらに北側にはコウノトリの繁殖地や湿地帯もありますがこの時期は緑もなく寂しい感じでした。
出発した中央エントランスの手前から道の駅「かぞわたらせ」に向かいます。
道の駅の裏から案内板に沿って進むと埼玉県、群馬県、栃木県の県境があります。
日本には約40ヵ所の三県境がありヤマレコのユーザーさんだと雲取山や甲武信岳などあまり珍しくないかもしれませんが、平地にあるのはここだけのようで今日も家族連れなど多くの人が訪れていました。
三県境からはすぐに出発した駐車場なので今日はここで終了しました。
今日は登りは土手を乗り越えたほかほとんどありませんでしたが渡良瀬遊水地の歴史なども知ることができて面白かったです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
本日は、歴史散策ですね。
土手を乗り越えた「登り」でちょっと笑ってしまいました(^.^)
平地の三県境って、そこだけなんですね。
なんとなく、そういうところにいってみると、ちょっと嬉しかったりしませんか?
本日は、珍しく思いがけない三県境を知ることできて、良かったです
渡良瀬遊水地も暖かくなってくると花や生き物も増えるので色々と面白そうです。
今住んでいるあたりは本当に平らで坂道もほとんどないので家から日光の山まで見えます。
三県境はほとんどが山の中か川の中央になっていて茨城、千葉、埼玉の境は江戸川の中になっていますね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する