三嶺(1893)


- GPS
- 12:01
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,350m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 12:01
【記録】
いやしの温泉郷 発 3:42 --- 林用作業小屋跡 5:33 --- 1791m標高点 8:29 --- 菅生下山口標識 9:15 --- 三嶺 (9:42-10:03) --- 縦走路途中で引返し 10:55 --- 三嶺 (11:42-11:53) --- 三嶺ヒュッテ (12:22-12:52) --- 菅生下山口標識 13:08 --- 1791m標高点 13:35 --- 林用作業小屋跡 14:44 --- いやしの温泉郷 着 15:43
天候 | 雪 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三嶺菅生道の 菅生登山入り口には 以下の看板があります。 「この登山道は 十分な装備 体力 時間がない方は 行かないようにしてください。名頃登山口からの登山を お勧めします。」 前段の部分は 年間通じて あてはまりますが 後段の部分は 雪のない 無積雪期(スリーシーズン)の話であって 一般的に 雪が多くなるような 積雪期間には 名頃登山道の 夏道ルートは雪崩や滑落のリスクが高くなり 危険が 高いルートとなります。 積雪期は名頃ルートが この 看板の内容とは 全く違うことを 十分 ご承知おきください。 【三嶺(1893) 冬の名頃コース 特に ご注意】 https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/01d4cf0037eabf915f395a6a25cd617b http://shumiyama.blogspot.com/2013/12/1893.html 【大雪の冬 三嶺(1893)の名頃コース】 https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/e3e6c5d15b44fe7f384790c53be052f3 【三嶺(1893)南面、雪崩リスクの高い斜面】 https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/ccfba53bf2833fc4370da25f8924c670 http://shumiyama.blogspot.com/2011/12/1893.html |
その他周辺情報 | ----------------------------------------- 2021年度 いやしの温泉郷 及び 奥祖谷観光周遊モノレール 当分の間 休業。 ----------------------------------------- |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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感想
【山頂】
いやしの温泉郷は ところどころ日影に わずかに残雪を散見するぐらいに 前週に比べ雪が減っていた。
未明 小雪が舞う いやしの温泉郷を出発。
登っていくと 降雪は 次第に 本降りとなってきて 標高1100-1200mくらいからは 雪の上を歩く。
人工植林の樹林帯のなかは まだ トレースが残っていたが 明るくなって 1578m標高点のさき あたりから トレースは 完全に消え 本格的ラッセルとなった。
ありがたいことに 新雪がすべてのトレースを すっかり消してくれて 雪山を完全リセットしてくれたようで また新たな 雪山を登れることは 本当に 感謝。ありがたい。
登るにつれて降雪も激しくなり、風も強くなり、完全な風雪模様となってきた。
眺望はないが 本格的な 低視程の雪山らしい天候となってきた。
気温も低下していて 風も強いので 実質的な 体感として 今シーズン 一番の寒さを感じる。寒い。
三嶺山頂への最後の登りも 雪庇がいっぱい発達してきていて 雪山らしくなっていて 慎重にルートを選定。
山頂は すっかり雪に覆われ 今シーズン初めて 地面が あらわれたところがなく 一面 真っ白。
■三嶺 「マイナス12.4度 北西5m 風雪 視界なし 新雪」(累計登頂回数 737回)
■日帰り縦走予定なのでタイムリミット11時までに判断することにして 一応 西熊方面の 縦走路に向かう。
縦走路に入ると やはり 吹き寄せられた雪が縦走路に かなり溜まってきて 吹き溜まりにハマることがふえきて難渋。
なにより 低視程の風雪のうえに、時折 激しい 地吹雪もあり まったく見えなくなる。
このまま 縦走を続けるには 正直 チョット 厳しすぎる条件だ。
一応 縦走路を しばし行き 風の 少し弱くなるポイントまできて 冷静に 判断。
完全な風雪という 今回の気象条件では 天狗塚方面への縦走で 長時間 風雪にさらされつづけると 低体温などの リスクが かなり大きく 低体温で次第に思考能力低下して 途中の 撤退ポイントを誤ると 取り返しがつかないことになりそうだ。
北西尾根などへ 下降するにも 視程が悪すぎる。
頭を冷やせ というのは 都会だけの話。
思考能力の低下しないうちに 沈着・的確な判断が大事だ。
10時55分 縦走を断念、素直に もと来た道を菅生へ 引き返すのが一番 安全確実と判断し、引き返すことにする。
縦走路は つい先程のトレース痕 塹壕ラッセル痕跡もきれいに 消えている。
再び 三嶺山頂を経由し 三嶺ヒュッテへ立ち寄ったあと 菅生道を下山。
下り始めると 山の天気とは皮肉なもので 雪はやみ 雪雲が切れだし 視界が回復してきて 真っ白になった祖谷谷が見えてきた。
いやしの温泉郷へ到着すると 車のボンネットの上には10cmくらいの新雪が積もっていたが、そのうち 再び また雪が 降りだしてきた。
■この日 山中で 出会った 登山者は 菅生下山道標識の先で1名。(この山域で よくお会いする 常連さん)
2022 令和4年2月5日現在
累計山行日数 1970日(内 四国 1580日)
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頭を冷やせ というのは 都会だけの話。
低温の 風雪など 厳しい 雪山で頭を冷やすのは 頭部から 大量の熱が奪われ 思考能力を低下させ 大事なところで 的確な判断ができず 大変危険。
的確な判断をするには 頭部の保温が大事だ。
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【写真】
flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72177720296482390
【動画】
https://youtu.be/me4YJBGe4ZY
【趣深山ブログ】
https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/4afc0871154b4a8dc3d7814a8e74a32f
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