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Yamareco

記録ID: 4010637
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アイスクライミング
日光・那須・筑波

アイスクライミングに挑戦。霧降高原の隠れ三滝。

2022年02月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:03
距離
2.5km
登り
58m
下り
67m

コースタイム

日帰り
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
距離 2.5km 登り 72m 下り 67m
13:04
0
9:12
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
東武日光駅近のホテルに前泊。
車で霧降高原の隠れ三滝の一つ丁字滝へ。
コース状況/
危険箇所等
アイスクライミングに初めて挑戦した。冬山用の装備も持参したが、アイスクライミングに適した必要装備一式を今回インストラクターをお願いしているオムーチェからお借りした。

12縦爪アイゼン、シャフトの曲がったアイスクライミング用のアイスアックス( ピッケル) 、ハーネスなど。本番( 25mの氷瀑)の前にまずは練習だ。備忘録兼ねて勘所を整理した。

まずアイゼン。フラットフィッティングのアイゼン歩行では氷壁を登れない。如何につま先の縦爪2本を適度に蹴り込んで、体重を支えるかだ。踵が落ちると爪が効かずに滑り落ちる。逆ハの字(ガニ股)もだめ。肩幅よりやや広めに平行を意識して垂直に蹴り込み、踵を落とさず垂直維持だ。ふくらはぎと前脛骨筋がパンパンだ。垂直維持は、登る時に膝を伸ばしながら、背筋を伸ばし、氷面に腰を近づける感覚だ。

次にアイスアックスの打ち込み方だ。シャフト、ピックは微妙に曲がっているが、いかに垂直に打ち込むか。振り下ろしながら、握っているグリップを先に氷面に近づけ、ヘッドを遅らせて、スナップを効かせて打ち込む感じだ。ただしシャフトと氷面でグリップしている指を挟まないように。

次に登攀中の命綱と下降時の懸垂下降の練習だ。ハーネスを正しく装着してザイルとハーネスをバックアップも兼ねて二つのカラビナで連結。テンションの確認をして、ハーネスに体をゆだねる。腰から下は氷面と垂直にする事を意識してバランスを取りながら降りる。ついついザイルを握ってしまうが、せいぜい軽く添える程度だ。

アックスの打ち込み、アイゼンの蹴り込み、体の持ち上げ、腰を氷面に近づけ背筋伸ばしの一連のステップはリズムが大切だ。1と2で左右のアックスを打ち込み、3と4でアイゼンを蹴り込み、5で腰を氷面に近づけ( 背筋を伸ばす感じで) 体を持ち上げる。踵を落とさず、アイゼンの垂直維持だ。この五段階をそれぞれ確実に行うに尽きる。蹴り込まずに足を置ける足掛かりが有れば、3-4-5のステップは楽だ。足を休める事が出来るから。

アイスクライミングは両手両足を使う全身運動だが、意識的に身体の持ち上げは下半身を使うように。手に頼り過ぎないように。疲労が甚だしいから。以上勘所を整理してみた。

何度か下の方で練習して、いざ本番へ。
霧降 隠れ三滝のマツクラ滝、玉簾滝、そして丁字滝。今日のお目当てはアイスクライミングが出来る丁字滝。
2022年02月19日 09:05撮影 by  iPhone XR, Apple
2/19 9:05
霧降 隠れ三滝のマツクラ滝、玉簾滝、そして丁字滝。今日のお目当てはアイスクライミングが出来る丁字滝。
丁字滝へ。
2022年02月19日 09:05撮影 by  iPhone XR, Apple
2/19 9:05
丁字滝へ。
楓の大木に付けられたメイプルシロップを採取する容器。天然のメイプルシロップを楽しめる。
2022年02月19日 09:10撮影 by  iPhone XR, Apple
2/19 9:10
楓の大木に付けられたメイプルシロップを採取する容器。天然のメイプルシロップを楽しめる。
100L近いザック。
オムーチェのインストラクター。
ありがとうございます。
2022年02月19日 09:12撮影 by  iPhone XR, Apple
2/19 9:12
100L近いザック。
オムーチェのインストラクター。
ありがとうございます。
これか。
2022年02月19日 09:37撮影 by  iPhone XR, Apple
2/19 9:37
これか。
12縦爪アイゼン、アイスアックス、ハーネス、ザイル、ヘルメット。 装備ヨシ!
2022年02月19日 10:19撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
2/19 10:19
12縦爪アイゼン、アイスアックス、ハーネス、ザイル、ヘルメット。 装備ヨシ!
手 手 足 足 腰。の 5ステップ。腰を氷面にグイッと近づけて背筋を伸ばさないと踵が落ちて、蹴り込んだアイゼンが効かずに落ちる。
2022年02月19日 10:24撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:24
手 手 足 足 腰。の 5ステップ。腰を氷面にグイッと近づけて背筋を伸ばさないと踵が落ちて、蹴り込んだアイゼンが効かずに落ちる。
打ち込んだアックスが抜けない事もある。グリップを縦にグイグイやって抜く。横には、やらない。アックスが破損するから。
2022年02月19日 10:24撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:24
打ち込んだアックスが抜けない事もある。グリップを縦にグイグイやって抜く。横には、やらない。アックスが破損するから。
ハーネスに身を委ねて懸垂下降。手は使わない。ザイルを強く握らない。
2022年02月19日 10:18撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:18
ハーネスに身を委ねて懸垂下降。手は使わない。ザイルを強く握らない。
練習。また、登る。ふくらはぎがパンパンに。
2022年02月19日 10:25撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:25
練習。また、登る。ふくらはぎがパンパンに。
足を置ける時は置いて筋肉を休める。
2022年02月19日 10:27撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:27
足を置ける時は置いて筋肉を休める。
もう少しで、練習氷瀑を登り切る。
2022年02月19日 10:29撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:29
もう少しで、練習氷瀑を登り切る。
いざ本番へ。アイゼン アックスの効きは十分。
2022年02月19日 10:40撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 10:40
いざ本番へ。アイゼン アックスの効きは十分。
どこに打ち込むか、どこに蹴り込むか
探しながら登る。
2022年02月19日 11:36撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:36
どこに打ち込むか、どこに蹴り込むか
探しながら登る。
足を置けない。つま先に全体重がかかる。厳しい時間だ。次のステップへ。
2022年02月19日 11:36撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:36
足を置けない。つま先に全体重がかかる。厳しい時間だ。次のステップへ。
左足を置いてホッと一息。
2022年02月19日 11:37撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:37
左足を置いてホッと一息。
先が見えてきそうだが。
2022年02月19日 11:43撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:43
先が見えてきそうだが。
このくらい足が置けるとホッとする
2022年02月19日 11:44撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:44
このくらい足が置けるとホッとする
最後の難所。大クラゲをどう越えるか、思案中。
2022年02月19日 11:45撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:45
最後の難所。大クラゲをどう越えるか、思案中。
氷が硬い。
2022年02月19日 11:46撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:46
氷が硬い。
足が揃って不安定。早く通過したい。右手を伸ばしてアックスを打ち込む。
2022年02月19日 11:47撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:47
足が揃って不安定。早く通過したい。右手を伸ばしてアックスを打ち込む。
もう少しだ。
2022年02月19日 11:47撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 11:47
もう少しだ。
一回を登り切って懸垂下降で降りる。
2022年02月19日 11:51撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
2/19 11:51
一回を登り切って懸垂下降で降りる。
2回目、別ルートで。
2022年02月19日 12:32撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
2/19 12:32
2回目、別ルートで。
登り切った。
2022年02月19日 12:34撮影 by  NIKON D3400, NIKON CORPORATION
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2/19 12:34
登り切った。
左側の氷壁にチャレンジ。
左側の氷壁にチャレンジ。
両手両足全身プルプル。
次回再挑戦へ。
両手両足全身プルプル。
次回再挑戦へ。
ザイルを外してホッと一息。お疲れ様でした。
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ザイルを外してホッと一息。お疲れ様でした。

感想

霧降高原の隠れ三滝とは霧降滝の上流にあるマツクラ滝、玉簾滝、丁字滝だ。詳細はコースの状況に記載したが、縦爪アイゼン、アイスアックス、氷壁懸垂下降など初体験が盛り沢山。とても面白かった。また挑戦したい。

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